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本売る日々
発行:文藝春秋
四六判
重さ 300g
240ページ
定価
1,700円+税
- 書店発売日
- 2023年3月6日
- 登録日
- 2023年1月27日
- 最終更新日
- 2023年2月21日
書評掲載情報
2023-05-20 | 東京新聞/中日新聞 朝刊 |
2023-04-23 | 読売新聞 朝刊 |
2023-04-08 |
産經新聞
朝刊 評者: 吉田伸子(書評家) |
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紹介
時は文政5(1822)年。本屋の“私”は月に1回、城下の店から在へ行商に出て、20余りの村の寺や手習所、名主の家を回る。上得意のひとり、小曾根村の名主・惣兵衛は近ごろ孫ほどの年齢の少女を後添えにもらったという。妻に何か見せてやってほしいと言われたので画譜――絵画の教本で、絵画を多数収録している――を披露するが、目を離したすきに2冊の画譜が無くなっていた。間違いなく、彼女が盗み取ったに違いない。当惑する私に、惣兵衛は法外な代金を払って買い取ろうとし、妻への想いを語るが……。
江戸期の富の源泉は農にあり――。江戸期のあらゆる変化は村に根ざしており、変化の担い手は名主を筆頭とした在の人びとである、と考える著者。その変化の担い手たちの生活、人生を、本を行商する本屋を語り部にすることで生き生きと伝える“青山流時代小説”。
目次
本売る日々
鬼に喰われた女
初めての開板
上記内容は本書刊行時のものです。