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台湾漫遊鉄道のふたり
発行:中央公論新社
四六判
300ページ
定価
2,000円+税
- 書店発売日
- 2023年4月20日
- 登録日
- 2023年3月4日
- 最終更新日
- 2024年11月27日
書評掲載情報
2023-12-24 |
読売新聞
朝刊 評者: 池澤春菜(声優・作家・書評家) |
2023-12-23 |
毎日新聞
朝刊 評者: 角田光代(作家) |
2023-09-03 |
読売新聞
朝刊 評者: 池澤春菜(声優・作家・書評家) |
2023-06-17 |
朝日新聞
朝刊 評者: 藤田香織(書評家) |
2023-06-03 |
毎日新聞
朝刊 評者: 川本三郎(評論家) |
2023-05-27 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 濱田麻矢(神戸大学教授) |
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紹介
\ 第75回全米図書賞・翻訳文学部門(Lin King訳)受賞!/
\ 第10回日本翻訳大賞受賞!/
炒米粉、魯肉飯、冬瓜茶……あなたとなら何十杯でも――。
結婚から逃げる日本人作家・千鶴子と、お仕着せの許婚をもつ台湾人通訳・千鶴。
ふたりは底知れぬ食欲と“秘めた傷”をお供に、昭和十三年、台湾縦貫鉄道の旅に出る。
「私はこの作品を過去の物語ではなく、現在こそ必要な物語として読んだ。
そして、ラストの仕掛けの巧妙さ。ああ、うまい。ただ甘いだけではない、苦みと切なさを伴う、極上の味わいだ。」
古内一絵さん大満足
1938年、五月の台湾。
作家・青山千鶴子は講演旅行に招かれ、台湾人通訳・王千鶴と出会う。
現地の食文化や歴史に通じるのみならず、料理の腕まで天才的な千鶴とともに、
台湾縦貫鉄道に乗りこみ、つぎつぎ台湾の味に魅了されていく。
しかし、いつまでも心の奥を見せない千鶴に、千鶴子は焦燥感を募らせる。
国家の争い、女性への抑圧、植民地をめぐる立場の差―――
あらゆる壁に阻まれ、傷つきながら、ふたりの旅はどこへ行く。
上記内容は本書刊行時のものです。