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菅実花 × 久保友香 × 関根麻里恵「わたしたち」のメタモルフォーゼ(『ポストヒューマン・スタディーズへの招待』刊行記念トークイベント)

2022/07/23

テクノロジーが生み出すポピュラーカルチャー・フェミニズムの可能性

菅実花 × 久保友香 × 関根麻里恵「わたしたち」のメタモルフォーゼ(『ポストヒューマン・スタディーズへの招待』刊行記念トークイベント)

自分の姿を実際よりもよく見せる技術=「盛る」。

この技術は、単に女性たちが「女性らしく」生きるためのものではない。

「盛り」の技術は女性たちに一つでない生き方を与え、女性の主体の場を作り続けている。

今回のトークイベントでは、現代アーティスト、メディア環境学者、表象文化論研究者の3名を交え、テクノロジーが生み出すポピュラーカルチャー・フェミニズムの可能性を議論する。

(司会:竹﨑一真)



★竹﨑一真、山本敦久 編『ポストヒューマン・スタディーズへの招待――身体とフェミニズムをめぐる11の視点』

今回のイベントは、新刊『ポストヒューマン・スタディーズへの招待――身体とフェミニズムをめぐる11の視点』(竹﨑一真、山本敦久 編)の刊行を記念して開催されます。本書では、第3部で久保友香さん、関根麻里恵さんの研究についての講演が収録されています。ぜひイベント前後にお読みください。

会場オンライン配信です。(東京・赤坂の書店「双子のライオン堂」から配信します
開場/開演開演 13:00
料金 普通チケット ¥500 書籍付きチケット ¥2,500
出演者菅実花(かん・みか)
1988年神奈川県生まれ。2021年東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻博士後期課程修了。2016年にラブドールを妊婦の姿に加工しマタニティフォトを模して撮影した写真作品《The Future Mother》を修了制作展で発表し注目を集める。大衆的な写真文化と、人形の文脈を交錯させた写真・映像作品を手がけている。人形を撮った写真という二重にメディア化されたイメージを用いることによって、生命と非生命、本物と偽物、過去と未来など対比そのものを撹乱する。主な個展に2019年「The Ghost in the Doll」原爆の図丸木美術館(埼玉)。2021年「BankART U35 菅実花個展」BankART KAIKO(横浜)「仮想の嘘か|かそうのうそか」資生堂ギャラリー(東京)。出版・連載に2018年共著『〈妊婦〉アート論』(青弓社)、2019–2020年『本心』作・平野啓一郎(北海道・東京・中日・西日本新聞朝刊)の挿絵。『週刊読書人』で写真とエッセイを連載中。VOCA展2020奨励賞受賞。http://mikakan.com/


久保友香(くぼ・ゆか)
1978年東京都生まれ。2006年東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程修了。博士(環境学)。専門はメディア環境学者。東京大学先端科学技術研究センター特任助教、東京工科大学メディア学部講師、東京大学大学院情報理工学系研究科特任研究員などを経て独立。日本の視覚文化の工学的な分析や、シンデレラテクノロジーの研究に従事。2008年『3DCGによる浮世絵構図への変換法』でFIT船井ベストペーパー賞受賞。2015年『シンデレラテクノロジーのための、自撮り画像解析による、女性間視覚コミュニケーションの解明』が総務省による独創的な人向け特別枠「異能(Inno)vation」プログラムに採択。著書に『「盛り」の誕生―女の子とテクノロジーが生んだ日本の美意識』(太田出版、2019年)。


関根麻里恵(せきね・まりえ)
1989年埼玉県生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科身体表象文化学専攻助教。早稲田大学ほか非常勤講師。専門は表象文化論、ジェンダー・セクシュアリティ、文化社会学。ファッション批評誌『vanitas』(アダチプレス、2013年)のほか、『ユリイカ』『現代思想』などに寄稿。共著に『ポスト情報メディア論』(ナカニシヤ出版、2018年)、『「百合映画」完全ガイド』(星海社、2020年)、『ゆるレポ――卒論・レポートに役立つ「現代社会」と「メディア・コンテンツ」に関する40の研究』(人文書院、2021年)『クリティカル・ワード ファッションスタディーズ――私と社会と衣服の関係』(フィルムアート社、2022年)、『ポストヒューマン・スタディーズへの招待――身体とフェミニズムをめぐる11の視点』(堀之内出版、2022年)、共訳に『ファッションと哲学』(フィルムアート社、2018年)がある。

司会 竹﨑一真(たけざき・かずま)
1989年兵庫県生まれ。明治大学情報コミュニケーション学部特任講師。博士(体育科学)。専門はスポーツ社会学、身体文化論。戦後日本の身体美(八頭身、ボディビル)をテーマに博士論文を執筆。最近は、フェムテックやフィットネスを切り口に、テクノロジーと身体の関係について研究中。
お問い合わせPeatixの主催者へのDMでご連絡ください。
https://post-human220723.peatix.com/
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