志賀信夫『貧困理論入門』刊行記念イベント 貧困理論から生存権を問い直すーー生活保護引き下げ訴訟は何と闘っているのか?
2022/07/10
生活保護引き下げ裁判、大阪地裁勝利の裏舞台
志賀信夫『貧困理論入門』刊行記念イベント 貧困理論から生存権を問い直すーー生活保護引き下げ訴訟は何と闘っているのか?
志賀信夫『貧困理論入門』刊行記念イベント
貧困理論から生存権を問い直すーー生活保護引き下げ訴訟は何と闘っているのか?
喜田崇之×志賀信夫
現代日本のナショナル・ミニマムとなっている生活保護基準。
生存権保障の要であるにも関わらず、2013年から段階的に引き下げられてしまい、それに対して全国で取り消しを求める訴訟(いのちのとりで裁判)が起きています。
2021年2月に、初めて原告勝利の判決が出された大阪地裁では、生活保護の利用者や弁護団に加えて、貧困研究者の志賀信夫さんが貧困問題について理論的・歴史的な観点から意見陳述をしたという点で、特別な展開をした裁判でした。
多くの場合、裁判などの反貧困の実践と、貧困の理論研究は、互いに違う現場で進み、分断されがちです。
なぜ、大阪地裁の闘いでは、両者が連帯することができたのか。そして、その意義は何だったのか。
勝訴に至った裏舞台から、今後の展望まで、弁護団の喜田崇之さんと、『貧困理論入門』の著者の志賀信夫さんが語り合います。
今回の裁判に関わった支援者の方のみならず、貧困問題に関心のある学生や社会人の方のご参加をお待ちしています。
★志賀信夫『貧困理論入門―連帯による自由の平等』
今回のイベントは、志賀さんの新刊『貧困理論入門』の刊行を記念して開催されます。本書では、志賀さんが裁判で陳述した、理論的に貧困を捉える視点がわかりやすく解説されており、今回の「いのちのとりで裁判」の意義についても言及されています。ぜひイベント前後にお読みください。
▼お申し込みはこちらからどうぞ
貧困理論から生存権を問い直す ーー生活保護引き下げ訴訟は何と闘っているのか? https://hinkonriron0710.peatix.com/
会場 | エル・おおさか 701会議室 |
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開場/開演 | 開場/開演 14:00/14:30 |
料金 | 学生・一般 無料 経済的に余裕のある方 1,000円 寄付チケット 5,000円 |
出演者 | 喜田崇之 弁護士 大阪弁護士会 人権擁護委員会委員 大阪府生活困窮者自立支援法律相談事業 相談担当弁護士(担当地域:大阪市中央区、天王寺区、阿倍野区) 共著に、『生活保護利用者をめぐる法律相談Q&A』(大阪弁護士会貧困・生活再建問題対策本部編集)、『大阪市の生活保護でいま、なにが起きているのか』(大阪市生活保護行政問題全国調査団編集)、『福祉再考―実践・政策・運動の現状と可能性』(旬報社、2020年)など。 志賀信夫 県立広島大学保健福祉学部准教授。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了、博士(社会学)。NPO法人結い理事。日向市子ども未来応援会議副会長(宮崎県日向市による子どもの貧困対策会議)。著書に、『貧困理論入門―連帯による自由の平等』(堀之内出版、2022年)、『貧困理論の再検討―相対的貧困から社会的排除へ』(法律文化社、2016年)、編著に、『地方都市から子どもの貧困をなくす』(畠中亨との共編、旬報社、2016年)、『ベーシックインカムを問いなおす―その可能性と現実』(佐々木隆治との共編、法律文化社、2019年)、『福祉再考―実践・政策・運動の現状と可能性』(田中聡子との共編、旬報社、2020年)など。 (司会)渡辺寛人 『POSSE』編集長/NPO法人POSSE事務局長 社会福祉士として労働・生活相談にかかわる。東京大学大学院総合文化研究科博士課程在籍。専門は貧困問題、社会政策、福祉社会学。共著に『闘わなければ社会は壊れる』(岩波書店)。 |
お問い合わせ | 応募ページ(Peatix)の主催者宛のDMでご連絡ください。 https://hinkonriron0710.peatix.com/ |
その他情報 | 『貧困理論入門』(堀之内出版 ) http://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784909237651 |