スウェーデンの”分けない”教育Vol.4
2018/11/03
ライフステージで分けない、学びの機会
スウェーデンの”分けない”教育Vol.4
第4回:ライフステージで分けない、学びの機会
〜個人と社会がともに成長するリカレント教育のあり方〜
生涯学習の取り組みが進んでいるスウェーデン。乳幼児期から高齢期まで、無料で教育を受けることができ、一度就職しても学校で学び直せる「リカレント教育」という発想を生み出し、世界に先駆けて実現しています。25歳〜65歳の成人で、フォーマル/インフォーマルな教育機会を利用する人々の割合は年間7割にも達します。
今回は、生涯学習を研究される澤野由紀子氏をお招きし、スウェーデン社会に浸透するリカレント教育の現状とそこに至るまでの変遷、課題等を紹介いただきます。
日本でも2017年に有識者会議「人生100年時代構想会議」が結成され、幼児教育や高等教育の無償化やリカレント教育の充実が主要テーマとなっています。「学生時代に教育を受け、一つの企業で定年まで働き引退」というキャリアパスは徐々になりを潜め、多くの選択肢からキャリア設計できる機会が増え、学び続けることの意義は益々高まっています。一方で、社会人の学びなおしのための費用負担や多様な学習成果の評価など、検討すべき課題は山積みです。
個人が学び続けることが、社会の発展にもつながるリカレント教育とは、どのようなものなのでしょうか。人生の選択肢がより多様になるこれからの時代、個人はどのように変わっていけばよいのでしょうか。「未来へ向けた知識開発のハブ」として教育機会の充実と地域の発展を促す、スウェーデンの「キャンパス・バーベリ」の事例をヒントに、考えてみませんか?
【イベントスケジュール】
第一部:話題提供(聖心女子大学文学部教育学科教授 澤野由紀子氏)
スウェーデンでのリカレント教育を取り巻く個人と社会の現状
〜「未来へ向けた知識開発のハブ」キャンパス・バーベリの事例から〜
第二部:ミニワーク
リカレント教育が日本で浸透するための第一歩とは?
〜個人・社会双方における、あるべき姿、現状の課題、Next Stepの考察を通じて〜
*内容は、予告なく変更になる可能性があります。
*スウェーデンの家庭や職場で大事にされるコーヒーブレイクFika(フィーカ)をはさむ予定です。
*事前に書籍をお読みいただくと、より深まる内容となっています。
主催:北欧の教育・学びLilla Turen
企画:新谷舞子, Universal Research Laboratory, Nordic Inspirations
後援:スウェーデン大使館, ミツイパブリッシング
協力:スウェーデン社会研究所, スウェーデン交流センター, 慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科「ヒューマンシステムデザイン研究室(前野研究室)」
会場 | 聖心女子大学 <3号館4階340番教室> |
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開場/開演 | 開場/開演 13:10/13:30 |
料金 | 3000円 |
出演者 | 澤野由紀子 聖心女子大学文学部教育学科教授。文部省調整統計企画課外国調査係、国立教育政策研究所生涯学習政策研究部、ストックホルム大学国際教育研究所客員研究員、ヨンショーピン大学全国生涯学習センター(ENCELL)上評議員を歴任。共著に『海外の教育改革』(放送大学教育振興会)、『統合ヨーロッパの市民性教育』(名古屋大学出版会)他、などがある。 |
お問い合わせ | 北欧の教育・学びLilla Turen (リラ・トゥーレン) info@nordic-inspirations.com http://lillaturen.com/event/504.html |
その他情報 | 書籍『みんなの教育-スウェーデンの「人を育てる」国家戦略』と連動したワークショップです。事前に書籍をお読みいただくと、より深まる内容となっています。 978-4-907364-08-3 C0037 http://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784907364083 https://mitsui-publishing.com/product/minna |