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スウェーデンの”分けない”教育Vol.3 ルールはみんなで作るもの

2018/09/24

スウェーデンの民主主義教育に学ぶ、よりよい社会に進化し続ける秘訣

スウェーデンの”分けない”教育Vol.3 ルールはみんなで作るもの

少子高齢化や不況を乗り越え、急成長を遂げる北欧の高福祉国家・スウェーデン。ワークライフバランスを保ちながら経済成長、多文化共生、持続可能性を同時に実現する国の教育とは?

学校と実社会、戸外と室内を分けない、社会経済的な背景・性別・人種・宗教などで子どもたちを分けない、ライフステージによって分けない・・・。スウェーデンの「分けない教育」をヒントに、日本の教育システムを新たな角度から見直してみませんか?
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選挙での投票率が8割を超えるスウェーデン。30歳未満の若者の投票率も81.3%(2014年スウェーデン総選挙)と高い数値を示しています。

これに対し、同年に行われた日本の衆議院議員総選挙の若者の投票率は32.6%。国勢調査によると、政治に関心を持つ日本人の割合は低くないにもかかわらず、この投票率の差は一体どこから生まれているのでしょうか?

今回は、『みんなの教育』第4章「スウェーデンの主権者教育」を執筆された鈴木賢志氏をお招きし、スウェーデン社会の根幹を貫く「民主的な価値観」が学校でどのように育まれているのか紹介いただきます。中でも、本書の中に登場する「スウェーデンの小学校社会科の教科書」に注目し、スウェーデンの高い投票率の秘密を紐解きます。

教科書で多く取り上げられるのは、「知識」よりも「問いかけ」です。例えば、「なぜルールは存在するのか?」。子どもたち自身に考えさせながら、「どの決まりが必要でどの決まりが不要かを判断できる素地」「ルールは無条件に従うものではなく、変えられるものという意識」を醸成しています。

また、実際に社会に変化を起こすためのプロセス・手法を具体的に教えているのも大きな特徴です。例えば、ソーシャルメディアを「権力者に影響を与える」「民主性のツール」と紹介。ルールを変えるために他人に影響を与える集団形成の方法を、小学生のうちから学びます。

社会の最小単位である家族内での問題から、ひいては国や世界が抱える大きな社会問題まで。民主的に物事を決める具体的なプロセスを体感しながら、まずは身近な課題を解決するためのヒントを見つけてみませんか。

主催:北欧の教育・学びLilla Turen
企画:伊藤知子, 新谷舞子, Universal Research Laboratory, Nordic Inspirations
後援:スウェーデン大使館, ミツイパブリッシング
協力:スウェーデン社会研究所, スウェーデン交流センター, 慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科「ヒューマンシステムデザイン研究室(前野研究室)」

会場コクヨ株式会社 品川スタジオ
開場/開演開場/開演 13:40/14:00
料金【会費】3,000円 ※5/19もしくは6/16の回にお申込みいただいた方は、リピーター割引2,700円となります。 ※チケット購入後のキャンセルは承っておりませんが、他の方へお譲りいただくことは可能です。 ※学生の方々を対象に、参加費無料となるボランティア枠を設けております。詳細はお問い合わせください。
出演者【登壇者プロフィール】
鈴木賢志 氏
明治大学国際日本学部 教授・学部長、一般社団法人スウェーデン社会研究所 代表理事・所長。政治・国際研究博士(PhD)。ストックホルム商科大学欧州日本研究所で10年間研究・教育に従事した後、オックスフォード大学客員研究員を経て現職。
お問い合わせ050-3566-8445(ミツイパブリッシング)
その他情報書籍『みんなの教育-スウェーデンの「人を育てる」国家戦略』(ミツイパブリッシング,2018年)と連動したワークショップです。
ISBN978-4-907364-08-3 C0037
http://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784907364083

https://mitsui-publishing.com/product/minna
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