『オリンピック・デザイン・マーケティング』(河出書房新社)刊行記念 「エンブレム問題から考えるデザインの過去と未来」加島卓&山本貴光トークイベント
2017/12/20
パクリ? 出来レース? 2020年東京五輪のエンブレムをめぐる混乱――あれは何だったのか。デザイン(作り方)の歴史とマーケティング(使い方)の歴史から社会学的に問い直す! スクリーンリーダーのサポートを有効にしました。
『オリンピック・デザイン・マーケティング』(河出書房新社)刊行記念 「エンブレム問題から考えるデザインの過去と未来」加島卓&山本貴光トークイベント
この11月に『オリンピック・デザイン・マーケティング:エンブレム問題からオープンデザインへ』(河出書房新社)を刊行した、社会学者の加島卓さん。デザインと広告の歴史を遡り、それらが社会や経済とどう関わりあって人々を動かしてきたかを明らかにするメディア社会学を、加島さんは展開してきました。本書では、オリンピック・エンブレム問題に迫りました。
「パクリか?」「出来レースか?」とメディアを騒がせたあの問題の背後には、デザインとオリンピックの関わりあいの歴史、デザイナーと広告代理店とメディアと市民が織りなす現代的な社会問題が隠れていたことを、本書は解き明かします。2020年の東京大会に至るまでの「過去」を整理し、エンブレム問題以降の、東京大会以降の「未来」において、デザインは一体どうなるのかを考えるために重要な一冊です。
今回の対談のお相手は、思想・文学・科学・デザインなどに通じた文筆家/ゲーム作家の山本貴光さん。山本さんの著作『文体の科学』は、広告をはじめ、聖書から数式、小説、Twitterまで、メディアとその目的が自ずと最適な文体を獲得することを解き明かしました。
その山本さんの視点から本書の読みどころを紹介していただきながら、オリンピックとデザインの関係、これからのデザインは一体どうなるのかを、お二人で語り合っていただきます。ぜひご期待下さい。
会場 | 書店・神楽坂モノガタリ(神楽坂駅1番出口目前。ガラス張りのビル) |
---|---|
開場/開演 | 開場/開演 18:30/19:00 |
料金 | 1,500円 ●ワンドリンク込(ビール・ワイン・スペシャルティコーヒー・アイスティーなど) |
出演者 | 加島 卓(かしま・たかし) 1975年生まれ。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。東京大学助教などを経て、現在、東海大学文学部広報メディア学科准教授。専門は、メディア論、社会学、広告史、デザイン史。博士(学際情報学)。著書に『〈広告制作者〉の歴史社会学:近代日本における個人と組織をめぐる揺らぎ』(せりか書房、日本社会学会第14回奨励賞)。編著に『文化人とは何か?』(東京書籍、南後由和と共編)。論文に「デザインを語ることは不可能なのか」(『文字のデザイン・書体のフシギ』左右社、第7回竹尾賞)など。 山本 貴光(やまもと・たかみつ) 1971年生まれ。コーエーでのゲーム制作を経てフリーランス。文筆家、ゲーム作家。著書に『文学問題(F+f)+』(幻戯書房)、『「百学連環」を読む』(三省堂)、『文体の科学』(新潮社)、『コンピュータのひみつ』(朝日出版社)、『サイエンス・ブック・トラベル』(編著、河出書房新社)、『脳がわかれば心がわかるか』(吉川浩満との共著、太田出版)、『ゲームの教科書』(馬場保仁との共著、ちくまプリマ-新書)、訳書にサレン&ジマーマン『ルールズ・オブ・プレイ――ゲームデザインの基礎』(ソフトバンククリエイティブ)、ゲームに『That's QT』、『戦国無双』など。 スクリーンリーダーのサポートを有効にしました。 |
お問い合わせ | 神楽坂モノガタリ 東京都新宿区神楽坂6-43 K's Place 2F 03-3266-0517 http://www.honnonihohi.jp/index.html お申込み先 【Peatix】 http://peatix.com/event/325637 【神楽坂モノガタリ】 03-3266-0517 |
その他情報 | オリンピック・デザイン・マーケティング エンブレム問題からオープンデザインヘ 単行本 46変形 ● 412ページ ISBN:978-4-309-24835-6 ● Cコード:0036 http://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784309248356 |