本当のマルクスを語ろう -物質代謝論から見えてきた新たな可能性
2016/06/24
いまようやく全貌が明らかになりつつあるマルクスとそのアクチュアリティを語る。
本当のマルクスを語ろう -物質代謝論から見えてきた新たな可能性
マルクスの思想は、しばしばご都合主義的な読解や切り貼り的な利用によって歪曲され、きわめて貧弱なイメージに切り縮められてきた。しかし、近年、学術的な文献研究の進展をつうじて、マルクス自身の思想の全体像が明らかになりつつある。この「新しいマルクス」は手前勝手な新解釈によるものではない。マルクスのテキストに即した「マルクス」にほかならない。とりわけ明らかになりつつあるのは、『資本論』における「物質代謝」概念の重要性であり、晩期マルクスのエコロジーへの壮大な取り組みである。いまようやく全貌が明らかになりつつあるマルクスとそのアクチュアリティを語る。
会場 | ジュンク堂書店池袋本店 |
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開場/開演 | 開場19:00/開演19:30 |
料金 | ドリンク付きで1000円 |
出演者 | 佐々木 隆治(ささきりゅうじ) 一九七四年生まれ。立教大学経済学部准教授。日本MEGA編集委員会編集委員。著書に『マルクスの物象化論』(社会評論社、二〇一一年)『私たちはなぜ働くのか――マルクスと考える資本と労働の経済学』( 旬報社、二〇一二年)、『カール・マルクス――「資本主義」と闘った社会思想家』(ちくま新書、二〇一六年)等。 斎藤 哲也(さいとうてつや) 一九七一年生まれ。フリーランスの編集者・ライター。人文思想系、社会科学系の編集・取材・構成を数多く手がける。監修・編集に『哲学用語図鑑』(プレジデント社)、『現代思想入門』(PHP)、編著に『読解 評論文キーワード』(筑摩書房)など。取材・構成に『資本主義の極意』(佐藤優著、NHK出版新書)、『おとなの教養』(池上彰著、同)ほか多数。 |
お問い合わせ | ジュンク堂書店池袋本店 TEL 03-5956-6111 東京都豊島区南池袋2-15-5 |