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出版社の引っ越し

こんにちは。文学通信の西内と申します。
小社は、2018年3月に立ち上げた出版社です。
日本語・日本文学の研究書を中心に、人文学書全般を刊行しています。

現在まで、創業者の岡田(前の会社の先輩)と、わたしと
経理などをお手伝いいただいている田口さん(岡田の奥さん)の3人でしたが、
仕事量に限界を感じ、新メンバーをむかえようということになりました。

しかし、当時の北区赤羽の社屋は広さが6畳ほどしかなく、
従業員3人に加えて、著者が打ち合わせに来ることもあるため、
引っ越し先を探すことになりました。

この引っ越し先がなかなか決まらず難儀しましたので、
今回はそのことを少し書きたいと思います。

●北区を出ると損
引っ越しの話になったときに気付いたのですが(というか忘れていた?)、小社は北区から無利子の融資を受けているため、北区から出ると返済に利子がつくことが発覚しました。そのため当初は北区内で探しましたが、オフィス物件がそもそもあまり多くないようです。しかも創業1年半ほどの弱小版元には家賃にも上限があり、そうした条件を加えるとさらに選択肢が狭まってしまうのでした。

●「エレベーターあり」がつらい
あらゆる不動産情報アプリで北区の物件を検索する日々。条件はとにかく「安くて広くて駅から歩ける」。こうした条件を満たす物件は、得てして築年数が古いです。問題は古さではなく、古い物件に多い「エレベーターは2階から」という謎の構造です(1階は大体、駐車場か路面店で高い)。「エレベーターあり」で検索すると、すべて一緒に表示されます。大量の本は重く、1階からエレベーターがほしいです。贅沢を言ってすみません。

●誰にでもミスはあるよね
何件か内覧に行きましたが、申し込みには至りませんでした。仕事を中断することと、物件が決まらない焦りで疲弊しはじめたころ、東十条にようやく「広い・近い・安い」という好条件の路面店を発見。すぐに内覧して申し込んだところ、「申し込み2番手ですね〜」という不動産屋さんの無慈悲な宣告に、しばしうちひしがれました。この物件は「9万」の家賃がなぜか「9千万」で登録されていたことにより、出足が遅れてしまったのです。先に申し込んだ人、よく見付けたな…。

●オーナーは絶対
途中からは北区以外に、川口や蕨、浅草や上野(通勤や土地柄を鑑みてのセレクト)あたりも探しはじめ、浅草によさげな物件を発見したので早速内覧に行きました。まだ申し込みそうな人もいないとのこと。急いで申し込み、ようやく決まる…と思った矢先、ビルのオーナーに「夜は7時までに帰ってほしい」と言われ、働き方改革がはじまる予感でしたが、どうしても残業しなければならないこともあるため、残念ながら諦めることにしました。

●巣鴨へ…
もう安住の地(?)はないのかもしれない…そう思いはじめたころ、わたしがリストアップした物件から岡田が新たに浅草と巣鴨の情報を拾い「この2件で最後にしよう」と宣言。無事巣鴨に引っ越すことができました。あんなに右往左往していたのに、最後は意外とあっけなかったです。岡田は浅草リベンジをしたいようですが、また引っ越す機会はあるのでしょうか…。

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