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Blu-ray『ウォー・ゲーム』の話

●『ウォー・ゲーム 超・特別版』

今回は書籍ではなく2025年3月21日に発売したBlu-ray『ウォー・ゲーム 超・特別版』の話を書かせていただきます。

弊社ではこれまでにも映画作品を数多くソフト化しており、毎回特典てんこ盛りの仕様で制作・販売をしてきました。

『ウォー・ゲーム』は1983年のアメリカ映画で、監督は『サタデー・ナイト・フィーバー』『ブルーサンダー』のジョン・バダム。主演は『レディホーク』『フェリスはある朝突然に』のマシュー・ブロデリックと『セント・エルモス・ファイアー』『ブレックファスト・クラブ』のアリー・シーディ。パソコン好きな高校生がNORAD(北米航空防衛司令部)のコンピュータに侵入してしまい、第三次世界大戦の危機を迎えてしまうという、手に汗握るハイテク・クライシス作品です。

Blu-ray『ウォー・ゲーム 超・特別版』は4Kリマスターされた映画本編のほか、監督+脚本家による音声解説、メイキングや関係者へのインタビューなど、今回も特典マシマシのソフトとなっています。

最大のウリは過去にテレビ放送された日本語吹替音声を収録し、さらに放送時にカットされた部分の追加録音を新規に行ったところです。

通常の映画ソフトだと日本語吹替を見ていても、日本語音声がない部分になると自動的に「英語音声+日本語字幕」に切り替わり、また日本語音声に戻る、という仕様になっています。

ところが今回は「日本語吹替完全版」を目指し、カットされた部分の新規録音を敢行したのです。

しかも主演の二人はテレビ放送時と同じ関俊彦さんと岡本麻弥さんに、なんと37年ぶりに同じ役の吹替をしていただきました。

●レコーディングとインタビュー

主人公デビッド・ライトマン役マシュー・ブロデリックの吹替を担当されたのは関俊彦さん。『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』鬼太郎の父や『鬼滅の刃』鬼舞辻無惨など、最近ますます活躍の場を広げている、芸歴40年以上の大ベテラン人気声優さんです。2025年3月15日に授賞式が開催された「第十九回 声優アワード」で主演声優賞を受賞されました。おめでとうございます!

もう一人の主人公ジェニファー・マック役アリー・シーディの吹替を担当されたのは岡本麻弥さん。『機動戦士Zガンダム』エマ・シーンや『メイプルタウン物語』パティ・ホープラビットのほか、数多くの洋画吹替を担当してきた、こちらもベテラン声優さんです。

そんなお二人をお迎えして2024年9月27日にスタジオ収録が行われました。

関さんの収録→関さんのインタビュー→関さんと岡本さんの写真撮影→岡本さんの収録→岡本さんのインタビュー→他の皆さんの収録、というのが当日の流れです。

さすがベテランのお二人。収録は本当にあっという間に終わってしまいました。37年ぶりにも関わらず、お二人とも高校生役を無理なく演じられていて、本当に鳥肌ものでした。

Blu-rayで本編を見ると旧録音と新録音がシームレスにつながっているので、知らずに観た(聴いた)人は気づかないのではないでしょうか。ぜひたくさんの方に実際に観て聴いていただきたいです。

関さんは予告編のナレーション収録もインタビューも短時間で終了したのですが、岡本さんがお見えになるまでに時間があったので、たくさんお話を伺うことができました。『ウォー・ゲーム』はもちろん『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』『鬼滅の刃』そして『仮面ライダー電王』まで!

そして岡本さんはインタビュー自体が長時間になりましたが、思い出話を中心に実にたくさんのお話を聞くことができました。若い頃の業界の話、好きな映画の話、そしてこれからの夢についても、とにかく楽しい話が盛りだくさん。

お二人ともお忙しい中お相手していただき、ありがとうございました。貴重なお話を伺うことができ、仕事とはいえ、本当に貴重な時間を過ごせました。

●最後の宣伝

ということでBlu-ray『ウォー・ゲーム 超・特別版』は2025年3月21日に無事発売となりました。

関俊彦さん&岡本麻弥さんスペシャルインタビュー+商品情報の詳細はこちらをご覧ください。

最後にもうひとつ。昨年7月に刊行した書籍『ワイルドシングス VHSジャケット野性の美』も好評発売中です。あわせてよろしくお願いします。

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