みなさま、紅茶はお好きですか?
私は2000年に音楽レーベル・プロダクションを立ち上げ、コロナ禍もなんとかやり過ごしながら音楽業界で仕事を続けています。個人的には紅茶が好きで、日本紅茶協会認定ティーインストラクター、ティーアドバイザーの資格も取得しています。
もっと気軽に、いつでもおいしい紅茶が飲めたらいいのに、その入り口になるような、紅茶の情報が集まった本を作りたい!と、2017年に急に思ってしまいました。そして、札幌でcholonという洋服・雑貨のブランドをやっていて、本も何冊か出したことがある友人に「相談したいことがあるんだけど」と要件も言わずに会いに行きました。
根室花まるという回転寿司屋さんで「実は自費出版で紅茶の本を作りたいんだけど」と、紅茶の魅力や紅茶周りのこと、表紙の写真はこんな感じで、HPでは雑貨も売りたい〜、などざっくりとしたイメージを話しました。そうしたら「ライブの相談で来たのかと思ったけど、いいね!やってみようか」となったのです。「ところで編集は誰がやるの?」ときかれて「?? 編集ってなに? いらんでしょう」と言ったのを覚えています。
それからあっという間に5年、今年2022年5月1日に『Tea Time 12』をリリース、2019年にセイロンティーの取材でスリランカへ行って作った『スリランカ トラベルブック』
も合わせると13冊刊行していました。でも、いまだにわからないことだらけです。本づくりはもちろんですが、出版業界の独特なルール(雑誌、ムック、書籍、って、そんなこと気にしてなかったよ)、FAX(って今時メールを使えないとは)、流通、返品、販売された本の決済方法などに右往左往しています。みなさん決算時にはどんな仕組みで在庫を計算して計上しているのでしょうか。
版元ドットコムは、取次さんから「入っておいてね」といわれ2021年に登録しました。みなさまのメールが連日届いていますが、読んだり読まなかったり(汗)。そんな中、この版元日誌の依頼があり、これではいけない、と少しずつ仕組みの勉強をはじめました。そうしたら、いろいろと便利なことができそうです。私のような弱小なところにも手を差し伸べている?! SRC倉庫、これは便利かも、と早速新刊10冊を送ってみました。出版社のみなさまの貴重なメールも参考にさせていただきながら、本づくりを続けていきたいと思っています(いつか質問メールも送ってみたい)。