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ここまでわかった 戦国時代の天皇と公家衆たち 神田 裕理(編) - 文学通信
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ここまでわかった 戦国時代の天皇と公家衆たち (ココマデワカッタセンゴクジダイノテンノウトクゲシュウタチ) 天皇制度は存亡の危機だったのか? 新装版 (テンノウセイドハソンボウノキキダッタノカシンソウバン)

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発行:文学通信
新書判
288ページ
価格 1,350円+税
ISBN
978-4-909658-33-3   COPY
ISBN 13
9784909658333   COPY
ISBN 10h
4-909658-33-5   COPY
ISBN 10
4909658335   COPY
出版者記号
909658   COPY
Cコード
C0221  
0:一般 2:新書 21:日本歴史
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2020年8月31日
書店発売日
登録日
2020年6月25日
最終更新日
2020年9月3日
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紹介

戦国時代、朝廷や公家は無力な存在で、単なるお飾りだったのか。
伝統の権威をふりかざしていただけの存在だったのか?
世の中の常識では、戦国時代の朝廷は、室町幕府の衰亡と日本各地の戦乱によって存亡の危機に陥っており、内裏の塀は朽ち果て、貴族たちも貧困に喘ぎ、天皇は、儀式の執行さえままならなかったというイメージが先行しているが、本書はその嘘を覆す。
天皇と貴族たちはこの時期どう生きていたのか。武士たちの陰に隠れ謎に包まれていた朝廷勢力の実像を13のテーマで解明する。
史料は可能な限り意訳し、難解な用語にはふりがなや説明を施しています。
執筆は、渡邊大門、水野智之、神田裕理、生駒哲郎、菅原正子、後藤みち子、木下昌規、遠藤珠紀、久保貴子、中脇聖、大薮海、谷口研語、赤坂恒明の全13名。
なお本書は洋泉社・歴史新書yで2015年に刊行したものを新装版として復刊するものです。

目次

はじめに―時代に必要とされていた天皇と公家衆たち(神田裕理)

・天皇家略系図
・足利氏(室町幕府将軍家)家系図
・戦国~織豊期、堂上公家の家格と官職相当表

第1部 必死に天皇を守る公家衆たち

1 儀式や政務にこだわり時間を支配した天皇【即位式・改元・大嘗祭】(渡邊大門)
2 禁裏で天皇を警護する公家たち【家門の維持・幕府との分担】(水野智之)
3 公家の女性が支える天皇の血脈維持【後宮女房の役割】(神田裕理)
4 世俗権力に左右される門跡寺院【門主は天皇家・公家・武家の子弟】(生駒哲郎)

第2部 家門・一族の存続をはかる公家たちの知恵

5 公家の生活基盤を支えていたものは何か【荘園経営と公家の家僕】(菅原正子)
6 武家も重宝した公家の「家業」とは?【装束の家・和歌の家】(後藤みち子)

第3部 武家とともに時代を動かした天皇・公家

7 将軍家と天皇家の二つの主人をもつ公家衆がいた【室町幕府と公家衆の関係】(木下昌規)
8 朝廷官位を利用しなかった信長、利用した秀吉【天下人の政治支配】(遠藤珠紀)
9 豊臣時代からじょじょに朝廷に食い込む家康【近世朝廷・公家再生への道】(久保貴子)

第4部 「戦国領主」化した貴族たちの戦い

10 摂関家の当主自らが土佐国に下向する【土佐一条氏】(中脇 聖)
11 中流公家が国司となって飛騨に土着したが…【飛騨姉小路氏】(谷口研語)
12 幕府から武力を期待された公家衆【伊勢北畠氏】(大藪 海)
13 最北の地に栄えた“南朝北畠系”の堂上公家【奥州浪岡氏】(赤坂恒明)

あとがき
新装版あとがき
日本史史料研究会の案内
執筆者紹介
編者紹介

著者プロフィール

神田 裕理  (カンダ ユリ)  (

一九七〇年東京生まれ。日本女子大学大学院文学研究科史学専攻博士課程後期満期退学。元京都造形芸術大学非常勤講師。主な著書に、『戦国・織豊期の朝廷と公家社会』(校倉書房、二〇一一年)、『戦国・織豊期朝廷の政務運営と公武関係』(日本史史料研究会、二〇一五年)、『朝廷の戦国時代ー武家と公家の駆け引きー』(吉川弘文館、二〇一九年)、編著に『伝奏と呼ばれた人々ー公武交渉人の七百年史ー』(ミネルヴァ書房、二〇一七年)などがある。

日本史史料研究会  (ニホンシシリョウケンキュウカイ)  (監修

2007年、歴史史料を調査・研究し、その成果を公開する目的で設立。主な事業としては、①定期的な研究会の開催、②専門書籍の刊行、③史料集の刊行を行なっている。最近では、一般の方々を対象に歴史講座を開講し、同時に最新の成果を伝えるべく、一般書の刊行も行なっている。会事務所は、東京都練馬区石神井5-4-16 日本史史料研究会石神井公園研究センター。主な一般向けの編著に『信長研究の最前線』『秀吉研究の最前線』(洋泉社・歴史新書y)、監修に『日本史を学ぶための古文書・古記録訓読法』(苅米一志著・吉川弘文館)、『戦国期足利将軍研究の最前線』(山田康弘編・山川出版社)、『関ヶ原大乱、本当の勝者』(白峰旬編・朝日新書)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。