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BIOCITY ビオシティ 58号 対馬モデルへ 糸長浩司(監修) - ブックエンド
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BIOCITY ビオシティ 58号 対馬モデルへ (ビオシティ ゴジュウハチゴウ ツシマモデルヘ) 巻次:58

社会一般
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B5判
128ページ
並製
定価 2,500円+税
ISBN
978-4-907083-14-4   COPY
ISBN 13
9784907083144   COPY
ISBN 10h
4-907083-14-9   COPY
ISBN 10
4907083149   COPY
出版者記号
907083   COPY
Cコード
C0040  
0:一般 0:単行本 40:自然科学総記
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2014年4月
書店発売日
登録日
2014年3月12日
最終更新日
2016年1月15日
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紹介

自然との共生をめざし、地域と大学が連携した「学びの共同体づくり」への取り組みを紹介します。海洋保護区、循環型農業、ツシマヤマネコ、エコパーク、島おこし隊、域学連携、人材育成、伝統の継承、ESD、朝鮮通信使……対馬モデルを通じて、日本の未来を考えます。

目次

創刊20周年記念特集
対馬モデルへ 域学連携のエコアイランド構想
006 巻頭言
 対馬モデルへの期待|糸長浩司
010 対馬から始まる日本の海洋保護区|清野聡子
022 ユネスコエコパークへの道|酒井暁子
031 ツシマヤマネコの保護活動|西野雄一
036 人材循環による学術・国際交流の拠点づくり|前田 剛
043 島おこし実践型教育プログラムによる域学交流|吉野 元
048 豊かさの再定義:向都離村から向村離都へ |木村幹子
054 島と寄り添う農家の暮らし:対馬で循環型農業を営む神宮正芳氏 |關 正貴
062 朝鮮通信使と対馬|斎藤弘征
070 鼎「学びの共同体」をめざして|財部能成(対馬市長)+阿部治(立教大学ESDセンター長)+糸長浩司

〔ミニ連載〕
080 ヴィンテージ・アナログの世界 レコード・レーベルの黄金期(2)|高荷洋一(エテルナトレーディング)
084 後西天皇と書(2)仮名の最高峰「高野切」|恵美千鶴子(東京国立博物館)

〔海外取材〕
088 欧州中部のビオホテル探訪(6) スイス ビオホテル・ウクリヴァ:協働組合式エコホテル|滝川薫(環境ジャーナリスト)

〔連載〕
098 動物たちの文化誌(7)落語と動物園|早川篤(天王寺動物園)
104 ネイチャー・センス(4)「空」、「気」、「間」と現代アート|片岡真実(森美術館)
111 現代総有宣言!(2)|渡辺勝道
118 Art for Humanity(4)心の中、光あふれる風景:木下晋の絵画と菊地恵楓園の作者たち|倉林靖(美術評論家)

前書きなど

いま、対馬が熱い! 自然との共生をめざし、地域と大学が連携した「学びの共同体づくり」への取り組みを紹介します。海洋保護区、循環型農業、ツシマヤマネコ、エコパーク、島おこし隊、域学連携、人材育成、伝統の継承、ESD、朝鮮通信使……対馬モデルを通じて、日本の未来を考えます。

版元から一言

意外にも対馬を紹介する本は、単独ではほとんどありません。そしてさらに意外にも、対馬は進んでいます。自然との共生をめざした歴史と未来の島に、いま域学連携プロジェクトが始動しようしています。

著者プロフィール

糸長浩司  (イトナガ コウジ)  (監修

日本大学生物資源科学部教授。環境と共生する社会のあり方について研究し、飯舘村の支援活動などを行う。NPO法人エコロジー・アーキスケープ代表理事、対馬市域学連携地域づくり実行委員会会長。

清野聡子  (セイノ サトコ)  (執筆

九州大学大学院工学研究院環境社会部門准教授。専門は、沿岸・流域環境保全学、水生生物学、生態工学。特に、漁場の開発と保全の調整、希少生物生息地の再生、地域住民や市民の沿岸管理への参加、水関係の環境計画や法制度。地域の知恵や科学を活かした海洋保護区を研究。

酒井暁子  (サカイ アキコ)  (執筆

日本MAB計画委員会副委員長兼事務局代表。横浜国立大学准教授。専門は植物生態学。国連ミレニアムエコシステム評価「生態系サービスと人類の将来」の共訳など。MABには2007年より関わる。対馬市域学連携地域づくり実行委員会委員。

西野雄一  (ニシノ ユウイチ)  (執筆

環境省対馬自然保護官事務所上席自然保護官。2000年に環境庁入庁し、シマフクロウやアユモドキなど希少種の保護、鳥獣保護区や海域公園地区の指定などを担当。2012年より、対馬野生生物保護センター内の対馬自然保護官事務所に勤務し、ツシマヤマネコの保護活動に携わる。

前田剛  (マエダ ツヨシ)  (執筆

国立公園協会の西表島駐在調査員としてイリオモテヤマネコ保護事業に関わり、ヤマネコの縁で2005年、環境省対馬野生生物保護センターアクティブ・レンジャーとして対馬へ移住。2009年、対馬市に入庁し、島おこし協働隊や域学連携事業等を担当。

吉野元  (ヨシノ ハジメ)  (執筆

一般社団法人MIT 研究員・対馬市域学連携地域づくりコーディネーター。琉球大学、東北大学大学院で進化・生態学を学び、生命科学博士号を取得。東北大学認定のPEM取得。2010年4月より1年間、環境省自然環境局自然環境計画課生物多様性地球戦略企画室、2011年4月より株式会社レスポンスアビリティに勤務の後、現職。

木村幹子  (キムラ モトコ)  (執筆

対馬市島おこし協働隊、生物多様性保全担当。専門は進化生態学。環境科学博士。日本学術振興会特別研究員、東北大学大学院生態適応グローバルCОE特別研究員を経て、2011年より現職。限界集落である志多留集落に移り住み、自然共生・資源循環型の集落づくりや市の環境保全計画の作成支援、持続可能な農林水産業の振興などに取り組む。

關正貴  (セキ マサタカ)  (執筆

日本大学生物資源科学部研究員。日本獣医生命科学大学非常勤講師。自然環境系コンサルタント会社でツシマヤマネコと共生する地域づくり関連業務に従事したのち、2010 年より現職。現在、対馬において田ノ浜田んぼのオーナー制度の事務局をつとめる。NPO 法人エコロジー・アーキスケープ(EAS)会員。

斎藤弘征  (サイトウ ヒロユキ)  (執筆

1941年長崎県生まれ。対馬市文化財保護審議会委員、国指定特別史跡金田城跡保存整備委員。対馬市・長崎市の公立小学校教諭・校長、長崎県立対馬歴史民俗資料館学芸課長を歴任。著書に『街道の日本史:壱岐・対馬、松浦半島』(共著・吉川弘文館)など。

恵美千鶴子  (エミ チズコ)  (執筆

東京国立博物館アソシエイトフェロー。千葉大学大学院で日本近代美術史を学び、現在は書跡の鑑賞史を研究。東博では古筆の展示や、『東京国立博物館古典籍叢刊』の編集に携わり、2014年秋に開催予定の「国宝再現 田中親美と模写の世界」を企画中。

滝川薫  (タキガワ カオリ)  (執筆

スイスのベルン市近郊在住の環境ジャーナリスト・植栽設計士。環境・エネルギーをテーマに執筆、調査、視察案内、講演を行う。

早川篤  (ハヤカワ アツシ)  (執筆

1962年生まれ。天王寺動物園飼育係、学芸員。大阪自然環境保全協会理事。文化を通した動物の見方や自然物を利用しての動物オブジェ作りなど、動物の話を伝える方法を模索中である。

片岡真実  (カタオカ マミ)  (執筆

森美術館チーフ・キュレーター。東京オペラシティアートギャラリーを経て、2003年より森美術館勤務。2007~09年はヘイワード・ギャラリー(ロンドン)のインターナショナル・キュレーターを兼務。「第9回光州ビエンナーレ」(2012)共同アーティスティック・ディレクター。「感覚の解放」展(1999)、「アジアのファントム」展(2012、サンフランシスコ・アジア美術館)など体感的な知覚をとおした現代美術展の企画多数。

渡辺勝道  (ワタナベ カツミチ)  (執筆

1962 年栃木県生まれ。建築家。法政大学大学院公共政策研究科博士課程に在籍し、法学者の五十嵐敬喜らとともに現代総有論の研究と普及に携わる。共著に『社会主義経済の改革と規制』(ロシア科学アカデミー、1997年)、『現代総有論序説』(ブックエンド、2014年)。

倉林靖  (クラバヤシ ヤスシ)  (執筆

美術評論家。美術出版社主催「芸術評論」募集で第一席入選し、以降評論活動を開始する。美術・音楽・文学を横断的に論じ、取材に基づくわかりやすい評論で知られる。主著に『現代アートの遊歩術』(洋泉社)、『澁澤・三島・60年代』(リブロポート)、近著に『新版 岡本太郎と横尾忠則』(LLPブックエンド)、『震災とアート』がある。

上記内容は本書刊行時のものです。