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片山杜秀の本1 音盤考現学 片山杜秀(著) - アルテスパブリッシング
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片山杜秀の本1 音盤考現学 (カタヤマモリヒデノホン オンバンコウゲンガク)

芸術
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四六判
280ページ
並製
定価 1,700円+税
ISBN
978-4-903951-04-1   COPY
ISBN 13
9784903951041   COPY
ISBN 10h
4-903951-04-9   COPY
ISBN 10
4903951049   COPY
出版者記号
903951   COPY
Cコード
C1073  
1:教養 0:単行本 73:音楽・舞踊
出版社在庫情報
絶版
初版年月日
2008年2月
書店発売日
登録日
2010年2月18日
最終更新日
2019年3月7日
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書評掲載情報

2017-08-12 日本経済新聞  朝刊
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重版情報

6刷 出来予定日: 2012-06-01
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紹介

第30回サントリー学芸賞、第18回吉田秀和賞をダブル受賞!
『レコード芸術』誌の人気連載「傑作!? 問題作!?」をついに単行本化!
武満、黛、團、伊福部、西村、細川、川島からブーレーズ、ベリオ、ノーノ、ライヒ、タン・ドゥンまで──現代音楽の荒野に批評の絨毯爆撃が炸裂する!
政治、社会、思想、映画、演劇、芸能……全方位に伸びる好奇心のアンテナは現代音楽になにを聴き取ったのか?

批評なき現代音楽の時代は終わった。ぼくたちには片山杜秀がいる──
現代の知の渉猟者がついにヴェールを脱ぐ、待望の第一音楽論集。

目次

[一]西村朗とバブルとオウム
[二]守護聖人バーンスタイン
[三]譚盾と中華幻想
[四]アムラン・超絶技巧・学歴社会
[五]武満徹の嘘
[六]ルトスワフスキのドラマツルギー
[七]アンドリーセンと礼楽思想
[ 八 ]ニーノ・ロータにはまだ名盤がない
[ 九 ]幻の作曲私塾
[一〇]ソ連への挽歌
[一一]川島素晴と歴史の終焉
[一二]バッハの罪?
[一三]細川俊夫の昏い青春
[一四]作曲家? 編曲家? 冨田勲
[一五]ブーレーズの“スピード”
[一六]小林研一郎といつまでも変わらない日本
[一七]武満の水、細川の水
[一八]高橋悠治と藤井貞和
[一九]柴田南雄のマーラー的な夢
[二〇]佐藤聰明の沈黙
[二一]キラールとコピペ魔
[二二]ノーノと革命
[二三]團伊玖磨と中国
[二四]石田秀実と気
[二五]ルルー・伊福部・ショパン
[二六]三善晃の“断絶”
[二七]小澤征爾と「満洲」
[二八]朝比奈隆の「無国籍」
[二九]橋本國彦の懺悔
[三〇]ベリオのデタント
[三一]レイボヴィッツと悪魔
[三二]人肉食と「ミシ」マ
[三三]山下和仁の「感情過多様式」
[三四]武満徹とキャバレー・ソング
[三五]「ミャス六」の謎
[三六]武満徹の無重力
[三七]クセナキス・確率論・戦争
[三八]核の時代のオルフェウス四五
[三九]ブランキスト、ライヒ?
[四〇]ヴァントと大聖堂
[四一]completeという難関
[四二]「国民詩曲」と社会主義リアリズム
[四三]シェーンベルクと編曲の夢
[四四]日本のハムレット
[四五]ヘラーが丸く収めます
[四六]チェンバロを持って来い!
[四七]齋藤秀雄の不幸
[四八]林光の含羞
[四九]鉄道の落魄
[五〇]幻の京都楽派を求めて
あとがき
索引

版元から一言

著者の片山さんは、驚異的な博識と独自の視点・文体で音楽、映画、演劇から政治、サブカルチャーまでをユニークな視点から論じて強い支持を集めており、かねてより各方面から著書の刊行が待望されていた書き手の一人です。2007年10月にようやく初の単行本『近代日本の右翼思想』(講談社選書メチエ)が上梓され、大きな話題となりました。いまや多くの出版社からオファーが相次ぎ引っ張りだことなっていますが、本書はそんな著者にとって初めての音楽書となります。

『レコード芸術』誌の連載を集成したこの本で片山さんの鋭い筆鋒の対象となるのは、国内外の現代音楽の作曲家や演奏家です。1枚のディスクを素材としながら縦横無尽に話題を展開していくスタイルは著者ならではのもので、20世紀の音楽文化のみならず思想潮流や現代史に関心のある方にも新鮮な刺激をもたらしてくれるはずです。

連載の前半50回分を収録した本書に続いて、後編『片山杜秀の本2 音盤博物誌』も2008年に刊行を予定していますので、どうぞご期待下さい。

著者プロフィール

片山杜秀  (かたやまもりひで)  (

音楽評論家、思想史研究者。1963年仙台生まれ。東京で育つ。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学。専攻は政治学。著書に『近代日本の右翼思想』(講談社選書メチエ)、共著書に『伊福部昭の宇宙』(音楽之友社)、『日本主義的教養の時代』(柏書房)など。朝日新聞、産経新聞、『レコード芸術』『CDジャーナル』等で音楽評を執筆。『週刊SPA!』に1994年から2003年までコラム「ヤブを睨む」を連載。200枚以上のCDのライナー・ノートを手がけ、またCDレーベル、ナクソスの「日本作曲家選輯」の企画構成を担当。2006年、日本近代音楽研究の業績により、京都大学人文科学研究所から人文科学研究協会賞を受ける。

上記内容は本書刊行時のものです。