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非常本 山村 武彦(著) - アニカ
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非常本 (ヒジョウボン)

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発行:アニカ
四六判
160ページ
並製
定価 1,200円+税
ISBN
978-4-901964-10-4   COPY
ISBN 13
9784901964104   COPY
ISBN 10h
4-901964-10-0   COPY
ISBN 10
4901964100   COPY
出版者記号
901964   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2007年4月
書店発売日
登録日
2010年2月18日
最終更新日
2014年7月22日
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紹介

災害直後のサバイバル方法、避難生活情報、そして生活再建のための国や自治体による支援の受け方など、被災後に読んでも役立つ、生き残りマニュアルの決定版です。ケガの手当てはどうするか、どこへ避難すればいいのか、瓦礫はどうするか、義援金はどうしたらもらえるか、当面の生活費はどうするか、壊れた自宅はどうするか。被災後に待っているのは、日常生活に戻るためのサバイバルです。非常持ち出し袋の中、車の中、会社のロッカーの中、あるいは靴箱の片隅でも、どこかに1冊備えておけば、そのとき必ず役立ちます。防災は日頃の備えとわかっていても、ついつい後回しにしてしまう人も多いのではないでしょうか。本書は、備えている人にはもうワンランク上の安心を、備えていない人にも被災後にためになる知識を提供します。大地震の後、「今さら言われても遅い!」と思うようなアドバイスは無駄でむなしいもの。生き残ったあなたを助けるのは、被災後に読んでも間に合う情報です。

目次

第1章  揺れが収まったら、靴を履いて
1.まず、周囲で何が起こっているか冷静に確認しよう
2.火が出たら、「知らせる」「消す」「助ける」「逃げる」
3.危地から脱出しよう
4.エレベーターに閉じこめられたら、外部の助けを呼ぼう
5.ケガ人の応急手当てをしよう
6.火災が発生しているときは?(緊急脱出法)

第2章 さあ、避難!
1.必要最小限の持ち出す物をチェックしよう
2.避難する前に確認しよう
3.家族や隣人の安否確認が済んだら、いったん避難しよう
4.要援護者とその家族は、避難所を選んで避難しよう
5.避難ルートを選び、徒歩で避難しよう
6.情報を集めよう
7.避難所が適切か、確認しよう
8.避難所の規定、マナーを守ろう
9.健康な入所者は、避難所運営に参画しよう
10.ペットの避難は?・
11.応急トイレの作り方
12.孤立してしまったらどうする?
13.緊急連絡・安否確認をしよう

第3章 生活再建アプローチ
1.様々な、被災者支援があります
2.家屋などが損壊した場合は、罹災証明をもらおう
3.災害ゴミの処理は?
4.カードや現金などのトラブルは?
5.災害弔慰金・災害障害見舞金をもらえるケースは?
6.サラリーマンに対する補償を確認しよう
7.PTSD(心的外傷性ストレス障害)について知ろう
8.当面の生活費や生活再建の資金をもらえるケースは?
9.生活の立て直しのための資金を借りられるケースは?
10.他にもいろんな支援があります
11.応急仮設住宅が建設されます
12.半壊の被害には、住宅の応急修理制度があります
13.不必要な解体や危険な修理などを避けましょう
14.住まいの再建支援制度は、いろいろあります
15.住宅を確保するときの課題を理解しましょう
16.地震保険金の受け取り
17.中小企業・自営業のための支援があります

第4章 やっぱり日頃の備え!
1.緊急連絡先一覧
2.避難所の情報
3.帰宅ルートの確保
4.公的支援が来るまでの非常用品備蓄表
5.我が家の覚え書き
6.防災関係機関の連絡先
7.緊急行動マニュアル

版元から一言

発行人は、地元の消防団員です。阪神・淡路大震災で被災した知人も多く、日頃から高い防災意識を持っています。防災アドバイスの多くは、前もって備えておかないと意味がないものです。しかし、何も備えていない人にも、大災害は同じように襲ってきます。災害用伝言ダイヤルがあることは知っていても、番号がわからなければどうしようもないのです。被災した後にサバイバル行動のリファレンスになる、マニュアルのようなものが必要だと思いました。非常持ち出し袋に入れておいてもらおう。辞書のように必要なときに開いてもらえば、知りたいことが載っている。そういう本を作りました。安全と安心のために、ぜひ一家に一冊!

著者プロフィール

山村 武彦  (ヤマムラ タケヒコ)  (

防災アドバイザー。64年の新潟地震でのボランティアをきっかけに防災システム研究所を設立。世界中の災害、事故、テロなどの現地調査は120回を超える。防災・危機管理意識啓発の講演多数。95年、科学技術振興功績者として、科学技術庁長官賞を受賞。消防庁・防災訓練活性化研究会委員、防災対策評価委員会幹事、大手企業の防災顧問など。『大震災!これなら生き残れる』(朝日新聞社)、『大震災発生!公的支援がくるまでの200時間を生き延びる知識と知恵』(小学館)など、著書多数。

上記内容は本書刊行時のものです。