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摩擦のしわざ
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2015年1月
- 書店発売日
- 2015年1月23日
- 登録日
- 2014年11月20日
- 最終更新日
- 2015年1月26日
紹介
佐倉統氏(14/10/26朝日新聞)、竹内薫氏(14/9/10日経新聞夕刊)が激賞!
手元に置きたくなる、世界を描くあたらしい科学入門「ワンダー・ラボラトリ」の第3弾。
動こうとすると現れる、かけがえのない邪魔もの「摩擦」。
マッチで火がつくのも、バイオリンが鳴るのも、
人が歩けるのも、すべて摩擦のしわざ。
日常のいろんな場面に顔を出すこの現象に、
多くの人々が魅せられてきた。
その解明は科学の歴史そのもの。
あると困る、なくても困る、謎めく力「摩擦」の探求。
充実のコラムに豊富な「はみだし豆知識」、
本書内容を教科書ではいつ習うかのリスト、
おすすめ関連図書も収録。
目次
Ⅰ ものとものとがこすれると――あれもこれも、摩擦のしわざ
摩擦と火との長く深い関係
こすると熱くなるのは、なぜ?――原子や分子の世界から
「熱素」のせい?
摩擦熱の驚くべき利用法
バイオリンとギーギーゼミ
ワイングラスの妙なる調べ
古代人も引きつけた静電気
原子はスイカ型? それとも土星型?
原子の摩擦で電気が生まれる
電気を逃がしてパチパチ予防
摩耗がつくる海ガラス
玉磨かざれば光なし
歯磨き粉の歴史
こすれて削れて字が書ける
削れない筆記具、ボールペン
字を消すにも摩擦が必要
分子で「設計」する潤滑剤
[コラム]
流れつづける電気――カエルを救った電池の発明
役にも立つ静電気
Ⅱ 邪魔ものに魅せられて――摩擦力の追究
最初の研究者、レオナルド・ダ・ヴィンチ
動きだすまでと動いてから――アモントンとクーロン
「凹凸説」対「凝着説」論争ーークーロンとデザギュリエ
紅茶カップの科学――レイリー卿の発見
雨の日のスリップ――寺田寅彦の研究
滑車にも布地にも摩擦がある――オイラーのベルト理論
摩擦力を小さくするくふう――あの巨石を動かせ!
ころがして運ぶ、車輪の発明
摩擦力を大きくするくふう――すべり止めの役割
摩擦力がないと止まれない――ブレーキの活躍
宇宙の旅は、とってもスムーズ
すべらないヤモリがすべった話
歩くように進むヘビ
重心は摩擦でわかる
[コラム]
スキーやスケートがすべるのは?
バナナの皮は、なぜすべる?
運動エネルギーから熱エネルギーへ
――
教科書ではいつ習う?
おすすめ関連図書
上記内容は本書刊行時のものです。