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なんでかなの記 濱田 滋郎(著) - 言言句句
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なんでかなの記 (ナンデカナノキ)

芸術
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発行:言言句句
四六判
縦188mm 横127mm 厚さ17mm
重さ 375g
256ページ
並製
定価 2,273円+税
ISBN
978-4-9913214-0-5   COPY
ISBN 13
9784991321405   COPY
ISBN 10h
4-9913214-0-9   COPY
ISBN 10
4991321409   COPY
出版者記号
9913214   COPY
Cコード
C0073  
0:一般 0:単行本 73:音楽・舞踊
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2024年9月17日
書店発売日
登録日
2024年7月9日
最終更新日
2024年10月9日
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紹介

音楽評論家“濱田滋郎”は、こうして生まれた。

スペイン、音楽、本、家族――。
物心ついてから充実の壮年期までの半生を、優しさとユーモアあふれる語り口でふり返った自叙伝。

実父であり『泣いた赤おに』などの作者・浜田廣介に寄せた追悼文「父」も併録。

※本書はパセオ刊『パセオフラメンコ』誌上の連載「なんでかなの記」に追補を加え、単行本としてまとめたものです。

目次

第一章 音楽に熱中した日々

 第一話 優しい原風景
 第二話 西班牙と戦争
 第三話 ラジオの調べ
 第四話 真夏のスペイン語
 第五話 人生を定める出会い
 第六話 自分だけの生き方
 第七話 ラファエル・ロメーロとの出会い
 第八話 カルロス・モントーヤ来日のころ

第二章 音楽評論家への道

 第九話 私の「初仕事」①
 第十話 私の「初仕事」②
 第十一話 ユパンキと会えたこと
 第十二話 心と心の交流を通して
 第十三話 晩秋の風
 第十四話 初めての異国
 第十五話 実り多き一九七〇年代
 第十六話 ナマのフラメンコ
 第十七話 忘れえぬ音楽

第三章 最も大切な十年間

 第十八話 本になった『フラメンコの歴史』
 第十九話 フラメンコとの絆
 第二十話 スペインの想い出
 第二十一話 忘れえぬ清里
 第二十二話 「清里」とNHK出演と
 第二十三話 大切なスペイン人の友
 最終話 フラメンコ協会設立まで

追補

 清里のアーティストたち
 父

あとがきにかえて――父・濱田滋郎(濱田吾愛)

年譜
著書・訳書一覧

前書きなど

題をつけるなら「なんでかなの記」、すなわち、自分がとりわけスペインやラテンアメリカのことでも、とくに音楽に強く心惹かれ、やがてそれについて調べたり、いろいろ感じたりしたことを文章にして生きるにいたったのは、いったい「なんでかな?」という意味です。
――第一話「優しい原風景」より

版元から一言

「読むと濱田滋郎が(もっと)好きになる!」

フラメンコやクラシック音楽好きの間では知る人ぞ知る評論家、濱田滋郎。
膨大な知識に裏打ちされながらも温かい血の通った「濱田節」の評論は、世代を超えて親しまれてきました。
その音楽評論の源泉は、どこにあるのでしょうか。

本書では、物心ついてから好きな物事をとことん追いつづけ、やがて音楽評論家“濱田滋郎”にいたるまでの半生をふり返っています。
その半生は、現代を生きる私たちにとっても「こんな生き方ができるんだ!」と、心の奥底の「原点」をふたたび照らし出してくれるものでした。
多くの人々に愛されたその温かい人柄こそが、そんな実り多き生き方を支えていたのかもしれません。

音楽評論家“濱田滋郎”とその音楽評論を知る、すべての人へ。
そして、フラメンコやクラシックなどの音楽好きにはもちろん、心温まるエッセイや「ひろすけ童話」が好きな読者にもおすすめしたい1冊です。

著者プロフィール

濱田 滋郎  (ハマダ ジロウ)  (

1935年東京生まれ、2021年没。音楽評論家、スペイン文化研究家。東京藝術大学、東京外国語大学、立教大学などでの非常勤講師、日本フラメンコ協会会長をはじめ各音楽団体の会長・理事などを歴任。1984年第3回蘆原英了賞受賞。1985年からは「清里スペイン音楽祭」を企画、総監督をつとめた。父は『泣いた赤おに』などの作品で知られる童話作家の浜田廣介。

上記内容は本書刊行時のものです。