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鳥の歌 El Cant dels Ocells 高橋 宣之(著、写真) - TEMPORARY CONTEMPORARY
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鳥の歌 El Cant dels Ocells (トリノウタ オル カン ドルゾセルス)

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B6変形判
縦172mm 横128mm 厚さ31mm
重さ 530g
384ページ
並製
価格 3,500 円+税   3,850 円(税込)
ISBN
978-4-9913178-0-4   COPY
ISBN 13
9784991317804   COPY
ISBN 10h
4-9913178-0-0   COPY
ISBN 10
4991317800   COPY
出版者記号
9913178   COPY
Cコード
C0072  
0:一般 0:単行本 72:写真・工芸
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2023年7月20日
書店発売日
登録日
2023年7月17日
最終更新日
2023年7月31日
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紹介

長い眠りから醒めたスペインの遠い記憶、
人々が織りなす名もなく尊き物語の数々

 仁淀川をはじめとする作品から「水系の写真家」と称される高橋宣之。その原点を垣間見る未発表作品を一冊に収めました。フォトグラファーとしてキャリアを歩みはじめる以前、同氏がスペインの大学に3年間の名誉留学中だった1969年から1972年、再訪した1977年に、サラゴサ、バルセロナ、パンプロナ、ソリアなどで撮影されたモノクロ作品群です。

 記憶の彼方にあった数百ものカットは、長い眠りから醒め、まるで一編の映画のようにスペインの在りし日のさまを私たちの眼前に繰り広げ、人びとが織りなす名もなく尊き物語の数々を伝えます。

 舞台は激しい内戦から30年を経た独裁政権下のスペイン。経済は大きく後退し、社会は疲弊、国民に対する厳しい言論統制が敷かれ、地方自治は否定され、カタルーニャやバスクなどでは公の場で民族固有の言語を使うことすら禁じられていました。翳りをたたえた時代の空気、一方で決して色褪せることのない青春の喜び、人びとの素朴なたたずまい、生気に満ち溢れた子どもたちの表情、あるいは街角の何気ない光景――高橋宣之はそれらを伸びやかに活写しています。

 スペインでの撮影から50年余り。世界が大きく混乱する今、本書は、飽和した情報の渦に飲まれて見失われがちなかけがえのない日常、深い生の実感を私たちに届けてくれることでしょう。

目次

はじめに       3
Vol.1 夢のつばさ   5
Vol.2 幸福の地点   131
Vol.3 メセタの光   263
記憶の風景 高橋宣之  372
略歴          382
スペイン王国      383

前書きなど

はじめに

 仁淀川をはじめとする作品から「水系の写真家」と称される高橋宣之。その原点を垣間見る未発表作品を一冊に収めました。フォトグラファーとしてキャリアを歩みはじめる以前、同氏がスペインの大学に3年間の名誉留学中だった1969年から1972年、再訪した1977年に、サラゴサ、バルセロナ、パンプロナ、ソリアなどで撮影されたモノクロ作品群です。

 記憶の彼方にあった数百ものカットは、長い眠りから醒め、まるで一編の映画のようにスペインの在りし日のさまを私たちの眼前に繰り広げ、人びとが織りなす名もなく尊き物語の数々を伝えます。

 舞台は激しい内戦から30年を経た独裁政権下のスペイン。経済は大きく後退し、社会は疲弊、国民に対する厳しい言論統制が敷かれ、地方自治は否定され、カタルーニャやバスクなどでは公の場で民族固有の言語を使うことすら禁じられていました。翳りをたたえた時代の空気、一方で決して色褪せることのない青春の喜び、人びとの素朴なたたずまい、生気に満ち溢れた子どもたちの表情、あるいは街角の何気ない光景――高橋宣之はそれらを伸びやかに活写しています。

 スペインでの撮影から50年余り。世界が大きく混乱する今、本書は、飽和した情報の渦に飲まれて見失われがちなかけがえのない日常、深い生の実感を私たちに届けてくれることでしょう。

版元から一言

長い眠りから醒めたスペインの遠い記憶、
人々が織りなす名もなく尊き物語の数々

 仁淀川をはじめとする作品から「水系の写真家」と称される高橋宣之。その原点を垣間見る未発表作品を一冊に収めました。フォトグラファーとしてキャリアを歩みはじめる以前、同氏がスペインの大学に3年間の名誉留学中だった1969年から1972年、再訪した1977年に、サラゴサ、バルセロナ、パンプロナ、ソリアなどで撮影されたモノクロ作品群です。

 記憶の彼方にあった数百ものカットは、長い眠りから醒め、まるで一編の映画のようにスペインの在りし日のさまを私たちの眼前に繰り広げ、人びとが織りなす名もなく尊き物語の数々を伝えます。

 舞台は激しい内戦から30年を経た独裁政権下のスペイン。経済は大きく後退し、社会は疲弊、国民に対する厳しい言論統制が敷かれ、地方自治は否定され、カタルーニャやバスクなどでは公の場で民族固有の言語を使うことすら禁じられていました。翳りをたたえた時代の空気、一方で決して色褪せることのない青春の喜び、人びとの素朴なたたずまい、生気に満ち溢れた子どもたちの表情、あるいは街角の何気ない光景――高橋宣之はそれらを伸びやかに活写しています。

 スペインでの撮影から50年余り。世界が大きく混乱する今、本書は、飽和した情報の渦に飲まれて見失われがちなかけがえのない日常、深い生の実感を私たちに届けてくれることでしょう。

*出版に合わせ下記写真展が開催されています。

2023年6月29日(木)~9月27日(水)
高橋宣之写真展 「鳥の歌 El Cant dels Ocells」
フジフイルム スクエア 写真歴史博物館

https://fujifilmsquare.jp/exhibition/230629_05.html

著者プロフィール

高橋 宣之  (タカハシ ノブユキ)  (著、写真

高橋宣之 Takahashi Nobuyuki

1947年 高知市に生まれる。

1969年 スペイン政府名誉留学でサラゴサに3年間学ぶ。

1972年 帰国後、フリーランスとなる。以後、コマーシャル撮影のかたわら「海」「土佐の風景」などをテーマに写真作品を制作、カメラ雑誌などに発表する。

1978年 ドイツのフォトキナ展に招待出品。翌年、その作品がドイツのハンブルク美術工芸博物館に永久保存となる。

1987年 チリ・マゼラン海峡の町プンタ・アレナスに移り住む。

1988年 チリ海軍の協力で大陸最南端のホーン岬、チリ空軍の協力で冬の南極大陸に立つ。

1989年 「花鳥風月」「仁淀川」などをテーマに作品を制作。

2010年 NHK高知放送局の制作チームに加わり、NHK「仁淀川」―知られざる青の神秘―などで動画および写真を発表する。


高橋宣之写真展「鳥の歌 El Cant dels Ocells」
2023年6月29日~9月27日
フジフイルム スクエア 写真歴史博物館
https://fujifilmsquare.jp/exhibition/230629_05.html

上記内容は本書刊行時のものです。