書店員向け情報 HELP
出版者情報
在庫ステータス
取引情報
薬に頼らず対話によって病気を治す本
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2024年1月9日
- 書店発売日
- 2023年12月18日
- 登録日
- 2023年11月6日
- 最終更新日
- 2024年4月3日
紹介
いつまでも治らないのはなぜ? ツライのに医者はわかってくれない・・・その不調は「心」の問題が原因だった?! 患者との「対話」によって、身体のみでなく「心」も診(み)る内科医が目指す減薬・脱薬漬け医療を本書で体験!本書は、内科医が治療の一環として実践する、患者の「心」に向き合うカウンセリング=「対話」の一端を読者に体験してもらい、気づきを促す内容となっています。「身体」という物理面のみを扱うだけですまされてきた医療も、それだけでは限界がある以上、患者の「心」の領域に踏み込む必要があります。本書は、内科臨床においても間違いなく心と心の「対話」が重視されるであろう今後を先取りするものといえるでしょう。本書は一見変わった本です。ジャンルでいうと「実用書」>「健康」「家庭の医学」になりますが、本書は西洋医学出身の内科医の手になりながら、医学的解説は必要最低限にとどめ、心理面に多くページを割いています。データ一辺倒のエビデンスのみではなく、患者の語りに耳を傾けてきた自身の臨床経験や実感もベースとなっています。「体質だから」「今までいろいろ試したけれど無理だったから」と諦めていたことに再び希望が持てるように本書をお届けします。この本でいう「対話」とは?実際の医療現場では、医師が患者に一方通行的に助言や知識を与えようとする「頭」と「頭」のやりとりが普通です。本書では、頭でわかっていても「心」がついていかない患者に共感し、「心」と「心」で一緒に治癒の道を探っていこうとする受容的態度を理念とし、患者の自律を促すものです。
目次
はじめに 医師はあなたの話を聞いてくれますか?
第1章 どうしていつまでも治らないの?
第2章 ようこそDr.笠木の診察室へ――症状別・病気別原因と回復へのヒント
第3章 答えは患者のなかにある
おわりに そして恒常性(ホメオスターシス)からの脱却へ
巻末 「感情分析表」「感情日記」
前書きなど
「はじめに」小見出しより
医師はあなたの話を聞いてくれますか?~私が薬に頼らず対話による医療を始めたわけ~医師主導型の治療では病気は治らない~薬を極力控えた患者の方がめざましい回復力をみせる~西洋医学出身の私が東洋医学を選ぶわけ~時間のない時はまず第1章だけでも――この本の見方
版元から一言
「対話」は今日の政治や外交、コミュニティにおけるキーワードです。
医療に対話を導入している例は、精神医学で一部の専門家が先駆的に取り入れているものの、精神医学以外の領域ではあまり見聞きすることはありません。
内科医が対話を診療の一部に取り入れている本書は、心の状態が病をつくり出すという故事を思い出させ、今後の医療全般のあり方を再考するうえでも大変意義のあるモデルケースとなりうるでしょう。
上記内容は本書刊行時のものです。