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徳川斉昭-栄光と失意の幕末-
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2023年2月14日
- 登録日
- 2023年2月22日
- 最終更新日
- 2023年2月22日
紹介
・「烈公」と称された幕末の水戸藩主徳川斉昭。その半生を史料を元に丹念に追跡。
・藩主就任、幕府からの褒賞と直後の謹慎。苛烈を極める藩内抗争と復権に至る道のり。
・半生復帰後、異国船到来という未曾有の国難に周囲の期待を背負い表舞台に登場する。
・しかし天の時、地の利はすでに望めず、「開国やむなし」に傾いていく大勢。
・追い詰められていくなか、斉昭が施した朝廷工作はさらなる騒乱の火種となっていく。
・国論を主導し幕末の魁となった英傑は、なぜ失意の晩年に沈まねばならなかったのか。
・大坂城代を勤めた20歳年下の従兄弟・土屋寅直(土浦藩主)との書簡から読む斉昭の心。
・これは私達の数世代前が直面した、辛苦の物語。
目次
序 章 貧しい水戸藩に斉昭は何をもたらしたか
第一章 斉昭の登場と、それ以前の藩内抗争
一 徳川斉昭の略歴
二 土屋寅直の略歴
三 斉昭登場前の藩内抗争のあらまし
第二章 暗転、追い落とされた斉昭
一 二人の藩主候補
二 改革派の進出
三 結城寅寿が門閥派の総帥へ
四 斉昭の失脚
五 斉昭は失脚理由をどう捉えたか
第三章 斉昭の復讐
一 斉昭の復権と結城派の抵抗
二 藤田東湖と戸田忠敞の死
三 谷田部籐七郎兄弟の処刑
四 結城寅寿の処刑
第四章 斉昭を栄光の舞台へ引き出した異国船
一 ペリーの浦賀沖来航とプチャーチンの長崎来航
二 毀鐘鋳砲
三 幕閣から遠ざけられる斉昭
四 斉昭の京都手入れ
第五章 追い詰められる斉昭
一 ハリスの来日
二 日米修好通商条約の締結へ向けて
三 日米修好通商条約の違勅調印
四 戊午の密勅
第六章 崩れ行く水戸藩
一 「英傑」去りてのち
二 天狗党始末
『徳川斉昭書簡集』釈文(口語・全文)
参考資料
前書きなど
往復書簡から読み解く、英傑・徳川斉昭の光と影。
一次史料が活写する、知られざる斉昭の苦悩。
版元から一言
新たな史実が加えられた、徳川斉昭に関する初めての一般書です。
後段には鮮明な書簡の写真も掲載、幕末・維新史ファン必読の一冊です。
上記内容は本書刊行時のものです。