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アインが見た、碧い空。
あなたの知らないベトナム技能実習生の物語
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2022年11月1日
- 書店発売日
- 2022年11月5日
- 登録日
- 2022年5月19日
- 最終更新日
- 2023年11月29日
書評掲載情報
2024-03-20 | 読売新聞オンライン |
2023-05-31 |
共同通信グループ NNAカンパサール
100号 評者: 岡下貴寛 |
2022-12-14 | OTONA SALONE |
2022-12-14 | YAHOO!ニュース |
2022-12-07 | 日刊ゲンダイ デジタル |
2022-07-08 | YAHOO!ニュース |
2022-05-30 | YAHOO!ニュース |
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重版情報
2刷 | 出来予定日: 2023-07-12 |
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紹介
■定価 1,980円(本体1,800円+税)
■小説×解説で、技能実習制度の本質がわかる。
──夢やぶれた技能実習生が、未来を取り戻す物語。
ベトナム中部、フエ。現地の大学を卒業したアインは、金銭の魅力と日本への憧れから、技能実習生として日本で働く道を選んだ。いわれるままに学歴を詐称し、大卒者であることを隠して日本で働くアインは、単純労働の繰り返しの果てに、ひとつの事実に気づく。彼女の将来の可能性は、もうどうしようもないほどに行き詰まってしまっていた。
米国国務省によって、制度を悪用した強制労働の存在を指摘されるなど、さまざまな視点から問題が提起されている日本の技能実習制度。本書では、行き詰まる実習生たちの挫折と再起を描く「小説」と、ベトナムで教鞭をとる著者自身の手による「解説」という両面から、技能実習制度の本質が描かれる。
一時の金銭と引き替えに、技能実習生たちは何を失うのか。そして、日本という国の将来に、技能実習制度はどのような影響を及ぼしていくのか。ベトナムで元・実習生の再教育に携わってきた著者の紡ぐ物語と解説が、日本の「いま」を明らかにする。
■映画『縁の下のイミグレ』原案作品
実写映画『縁の下のイミグレ』(なるせゆうせい監督作品、2023年公開)原案作品。映像を通して、本書が提起する技能実習制度の問題をより深く理解できる。
■目次
はじめに
主な登場人物
第1部 碧い空の上。trên bầu trờixanh.
解説Ⅰ アインの決断──ベトナム技能実習生
解説Ⅱ 技能実習制度──「現実」の歪み
解説Ⅲ 「問い」から見えるもの
解説Ⅳ 呪縛
第2部 碧い空の中。trên đường đến bầu trờixanh.
解説Ⅴ 行政書士と在留資格制度
解説Ⅵ 「ベトナム人犯罪」
解説Ⅶ 評価されるキャリア
解説Ⅷ 技能実習制度の歪み、その正体。あるいは、文化資本のギャンブル的変容。
第3部 碧い空の下。dưới bầu trờixanh.
解説Ⅸ 在留資格制度における〈実務経験〉と〈上陸拒否期間〉
解説Ⅹ 評価されるキャリアと日本の実像
解説Ⅺ 日本の「簿外債務」=負の社会関係資本
エピローグ アインが見た、碧い空。
あとがき
目次
はじめに
主な登場人物
第1部 碧い空の上。trên bầu trờixanh.
解説Ⅰ アインの決断──ベトナム技能実習生
解説Ⅱ 技能実習制度──「現実」の歪み
解説Ⅲ 「問い」から見えるもの
解説Ⅳ 呪縛
第2部 碧い空の中。trên đường đến bầu trờixanh.
解説Ⅴ 行政書士と在留資格制度
解説Ⅵ 「ベトナム人犯罪」
解説Ⅶ 評価されるキャリア
解説Ⅷ 技能実習制度の歪み、その正体。あるいは、文化資本のギャンブル的変容。
第3部 碧い空の下。dưới bầu trờixanh.
解説Ⅸ 在留資格制度における〈実務経験〉と〈上陸拒否期間〉
解説Ⅹ 評価されるキャリアと日本の実像
解説Ⅺ 日本の「簿外債務」=負の社会関係資本
エピローグ アインが見た、碧い空。
あとがき
版元から一言
本書は、すでに社会問題として広く認知されつつある日本の技能実習制度について、誰にでも親しみやすい小説と、この問題の専門家である著者の解説を通して、高校生~大学生を含む多くの日本人の関心と理解を広げたいという願いのもと制作されています。
著者の近藤秀将氏は、ベトナム国立フエ科学大学の特任教授として、元・技能実習生たちが新たなキャリアを構築するための社会的活動に、精力的に取り組み続けてきた人物です。ただ制度を批判するのではなく、キャリア教育という新たな道筋をもってアジアの未来を切り拓こうとする著者の姿勢と熱意が、本書のあらゆる箇所へと反映されています。
上記内容は本書刊行時のものです。