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鍬谷 ト・日・他 書店
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四六判
価格
2,300円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2022年7月22日
- 登録日
- 2022年5月4日
- 最終更新日
- 2024年1月16日
書評掲載情報
2023-02-06 |
朝日新聞DIGITAL
評者: 八木寧子 |
2023-01-23 |
Forbes Japan
評者: Forbes JAPAN 編集部 |
2022-12-18 |
神奈川新聞
28840号 評者: 太田有紀 |
2022-12-13 |
本の雑誌
2023年1月特大号 評者: 佐久間文子 |
2022-10-02 |
産經新聞
評者: 中川和彦 |
2022-09-28 |
毎日新聞
夕刊 東京夕刊 評者: 渡辺祐真 |
2022-09-09 |
Forbes Japan
評者: 三橋 曉 |
2022-08-24 |
週刊新潮
9月1日秋初月増大号 評者: 佐久間文子 |
2022-07-25 |
TAP the POP
評者: 中野充浩 |
2022-07-15 |
Coyote
No.77 評者: 新井敏記 |
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紹介
「I’m here.」「I’m glad you are there.」
私はここにいる。
あなたがそこにいてよかった……。
世界の本質を鮮やかに描いた慧眼の作家 駒沢敏器が遺した幻の長編小説が、没後10年を経てついに刊行。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
「人が遠い旅を求めるのは、自分のいる場所を知りたいからじゃないだろうか。どこまでも遠くへ行くと、 最後には自分の内面にまで戻ってくるような気がするんだよ」
「死を、いま生きている対極に置くんじゃなくて、いのちをいのちたらしめているものとして、 自分のなかに親密に取りこんで、その死との関係性のなかで生きることが、 人生を充実させるように思ったんだ」
(本文より)
世界の自然音を録音しながら音の向こうの世界を見出そうとする公平と、レコーディングスタジオで働く恭子。
セント・ギガ(実在したフィールドレコーディングを中心にしたラジオ局)に感銘を受けて自然音を採取し録音作品を作り始めた公平は、見えない音の向こう側にある世界を見出そうと日本を旅し、沖縄にたどり着く。その旅路を見守る恭子。2人は、お互いの存在を通してそれぞれ自分自身のあり方について真摯に模索し続けていく。
世界中を巡りながら紀行文を書いてきた駒沢氏の抱えていたテーマや思想が、フィクションという形で展開された作品。
上記内容は本書刊行時のものです。