版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
映画技術入門 高良 和秀(編著) - 明幸堂
.
詳細画像 0
【利用可】

書店員向け情報 HELP

書店注文情報

注文サイト:

在庫ステータス

在庫あり

取引情報

取引取次:
トランスビュー     書店(直)
トランスビュー     八木     ト・日・他     書店
直接取引:なし

出版社への相談

店頭での販促・拡材・イベントのご相談がありましたらお気軽にご連絡ください。

映画技術入門 (エイガギジュツニュウモン)

このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:明幸堂
A5判
縦210mm 横148mm 厚さ25mm
重さ 600g
408ページ
並製
価格 3,600円+税
ISBN
978-4-9910348-4-8   COPY
ISBN 13
9784991034848   COPY
ISBN 10h
4-9910348-4-1   COPY
ISBN 10
4991034841   COPY
出版者記号
9910348   COPY
Cコード
C0074  
0:一般 0:単行本 74:演劇・映画
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2024年2月20日
書店発売日
登録日
2023年12月13日
最終更新日
2024年10月17日
このエントリーをはてなブックマークに追加

書評掲載情報

2024-04-30 映画芸術(エイガゲイジュツ)  487号
評者: 千浦僚
MORE
LESS

紹介

「映画技術を具体的な作品にリンクさせているところに脱帽した。
これからの教科書になるだろう。」
岡田秀則(国立映画アーカイブ主任研究員)

「恥ずかしながら知らないことが多く(そんなにスクリーンサイズってあるのか!)、とても勉強になった。漫画部分をはじめ全体が非常に見やすく、本気で誰かを「入門」させたいならここまでやるべし。入門書の新スタンダード。」
濱口竜介(『他なる映画と』刊行記念リーフレット「映画と、からだと、あと何か:濱口竜介が選ぶ20冊」より)

リュミエールからクリストファー・ノーランまで
技術で読み解く120年の映画史

映画の歴史を支えてきた様々な技術を、関連する700作品とともに[漫画] + [図解]で紹介していく、まったく新しい映画ガイド。
IMAX、テクニカラー、シネマスコープ、70mm、ドルビーデジタル、パナビジョン、5.1ch、DCP、銀残し、スーパー35、4Kデジタルリマスターなど、各時代の技術によって変わっていった映画の姿を、名画座で働く主人公が映写室や現像所を舞台に学んでいく。

目次

前書き

第1回 映写機と35㎜フィルム

3つのスクリーンサイズ
映写技師の仕事
今なお魅力的なスタンダード
帰ってきたヨーロピアンビスタ
スピルバーグ作品のスクリーンサイズ
スクリーンサイズが変わる作品❶『グランド・ブダペスト・ホテル』 
スクリーンサイズが変わる作品❷ 『ダークナイト』
スーパー35/レンズで圧縮しないシネスコ  
スーパー35を採用した作品 『トップガン』
「ジュラシック」シリーズの選択/恐竜にふさわしいのはシネスコ? ビスタ?
スクリーンサイズ一覧

第2回 サイレントからトーキー、そしてカラーへ

リュミエールとメリエスが開けた扉
ハリウッドに現れたグリフィス
サイレント映画の傑作群
ドイツ表現主義
トーキーとジャンル映画の誕生 
スクリューボールコメディ   
日本映画の黄金時代 
戦時下の光と影
テクニカラーで時代を描き分けた作品 『アビエイター』
戦後の風景(白黒)とテクニカラー
イタリア・ネオレアリズモ 
フィルム・ノワール
白黒スタンダードの終わり/時代はカラーのワイドへ
あえて白黒で撮られた作品❶35㎜
あえて白黒で撮られた作品❷デジタル
デジタル時代の35㎜白黒作品

第3回 フィルム上映とデジタル上映

デジタルになった映画/2Kか4Kか? キセノンかレーザーか?
デジタルとアナログの劇場体験
タランティーノのフィルム愛

第4回 70㎜フィルム

シネラマ
シネマスコープ
ビスタビジョンと70㎜
ブローアップ70㎜
特殊効果/70㎜とビスタビジョンのその後
70㎜を蘇らせた二人

第5回 ナイトレートフィルム

消えるかもしれない過去の映像
3つのフィルム/ナイトレート、アセテート、PET
デジタルの問題

第6回 現像とプリント

16㎜で撮られた主な作品 
カラー現像とプリント
さまざまな銀残しの手法
デヴィッド・フィンチャーと銀残し
スティーヴン・スピルバーグとヤヌス・カミンスキーの銀残し
白黒フィルム×カラーフィルムの作品

第7回 4Kデジタルリマスター

デジタルリマスター/ピクセルの量(4K)と質(HDR)
デジタルを使わなかった作品 /『2001年宇宙の旅』70㎜上映
フィルムが生み出す映画の色/鈴木美康氏インタビュー

第8回 テクニカラープリントの時代/1954~1974年の作品

テクニカラーのダイ・トランスファー・プリントとは?
シネマスコープ ビスタビジョン フラットレンズのビスタ
ワイドの白黒
ニコラス・レイ
ダグラス・サーク
エリア・カザン
ビリー・ワイルダーとワイドの白黒
イングマール・ベルイマン
ルイス・ブニュエル
アルフレッド・ヒッチコックとビスタビジョン
パナビジョンと007のスクリーンサイズ
テクニラマ
70㎜
ウィリアム・ワイラー
最後の白黒/60年代前半
シドニー・ルメットとワイドの白黒
デヴィッド・リーン
ハワード・ホークス
スタンリー・キューブリック
ジョン・フォード
最後の白黒/60年代後半
フェデリコ・フェリーニ
ルキノ・ヴィスコンティ
ヌーヴェル・ヴァーグ
フランソワ・トリュフォー
ジャン=リュック・ゴダールとラウール・クタール
ミケランジェロ・アントニオーニ
ピエル・パオロ・パゾリーニ
ロベール・ブレッソン
ルイ・マル
テクニスコープ
セルジオ・レオーネとテクニスコープ
ベルナルド・ベルトルッチ
ニュー・ハリウッドと若い才能
フランシス・フォード・コッポラ
スティーヴン・スピルバーグ
ジョージ・ルーカス
ダイ・トランスファー・プリントの終焉とブロックバスターの始まり

第9回 音響の歴史

ワイドになった音/疑似ステレオ(1ch)と70㎜磁気トラック(6ch)
ドルビーが実現したクリアな音/ドルビーステレオ(4ch)と70㎜スプリット・サラウンド(6ch)
作り手を悩ませた劇場の品質/ノイズまみれの映像と音
フィルム上映のデジタルサウンド/ドルビーデジタル(5.1 ch)、DTS(5.1 ch)、CDS(5.1 ch)、SDDS(7.1 ch)
デジタル上映のデジタルサウンド/圧縮から解放された音
現代のモノラル

第10回 デジタル撮影とフィルム撮影

スーパー8とビデオカメラ
デジタルビデオカメラ(DV)
映画のデジタル化❶CG、編集
映画のデジタル化❷タイミング、絵コンテ、上映、撮影
デジタルシネマカメラの誕生
デジタルシネマカメラの進化と主な作品
場面によってカメラを使い分けている作品
「スター・ウォーズ」のフィルムとデジタル
フィルム撮影を続ける監督
クリストファー・ノーランとIMAXフィルム撮影
IMAX上映のフィルムとデジタル
IMAXデジタル撮影❶1:1.90の作品
IMAXデジタル撮影❷1:1.43の作品

第11回 映画館

アカデミー科学技術賞(功労賞)の歴史
後書き
索引・出典

著者プロフィール

高良 和秀  (コウラ カズヒデ)  (編著

高良和秀(こうら・かずひで):1976年生まれ。イースト・プレスで10年書籍の編集に携わった後、2018年に明幸堂を設立。主な担当書籍に『映画術 その演出はなぜ心をつかむのか』(塩田明彦著 イースト・プレス)、『核兵器』『弾道弾<兵器の科学1>』(いずれも明幸堂)などがある。

ゆめの  (ユメノ)  (漫画

ゆめの:漫画家・イラストレーター。著書に『ゆめののひび』(集英社)、『心を病んだ父、神さまを信じる母』(イースト・プレス)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。