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風疹をめぐる旅~消される「子ども」・「笑われる」国~
発行:読書日和
A5判
154ページ
定価
1,600円+税
- 書店発売日
- 2018年10月8日
- 登録日
- 2018年9月29日
- 最終更新日
- 2018年9月29日
紹介
ワクチンで防げる感染症だったにもかかわらず、21世紀になってからも患者が日本で相次いで発生してしまったのはなぜ?
青年は目が見えにくいことにくじけることなく、1年半にわたって医学論文を読み続けた。そうしてみえてきたのは、対策の不徹底により風疹患者が発生し諸外国から「笑われる」日本と、風疹感染を危惧した人をはじめあらゆる人の記憶から消されそして記録にも残らない「子ども」の存在だった……。
日本を誰も風疹で苦しまずに済む国にしたい! その一心で視覚障害をかかえるフリーライターが書き上げた、「奇跡」のデビュー作!
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が5類感染症になる今こそ多くの人に読んでほしい「関係ない人はいない」1冊!
<推薦の言葉>
なぜ先天性風疹症候群はなくならないのか……。
風疹の現状とワクチン接種について、ガラパゴス化した国・日本からの告発の書!
(りんくう総合医療センター産婦人科 荻田和秀)
目次
第1章 せめてこの章だけでも読んで!風疹に関する基礎知識
第2章 風疹をめぐる歴史
第3章 CRSを生きる
第4章 CRSと中絶
第5章 日本を風疹の患者が出ない国にするために
※CRS・・・先天性風疹症候群 母親が妊娠中に感染することで、胎児に生じる病気。出生後、子どもの視覚や聴覚・心臓に障害があらわれることがある。障害を抱えつつ懸命に生きる人がいる一方で、心臓の障害が命にかかわるケースもある。
上記内容は本書刊行時のものです。