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アディクションからの回復支援 井上智恵(著/文) - 博論社
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アディクションからの回復支援 (アディクションカラノカイフクシエン) スペインと日本の取り組み (スペイントニホンノトリクミ)

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発行:博論社
A5判
縦210mm 横148mm 厚さ22mm
重さ 463g
360ページ
並製
価格 3,950円+税
ISBN
978-4-9910204-5-2   COPY
ISBN 13
9784991020452   COPY
ISBN 10h
4-9910204-5-X   COPY
ISBN 10
499102045X   COPY
出版者記号
9910204   COPY
Cコード
C3036  
3:専門 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2024年3月15日
書店発売日
登録日
2023年2月8日
最終更新日
2024年3月16日
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目次

はじめに
略 語 表

◎序  論
第1章 本書の位置づけ
 第1節 研究の背景
  (1)日本における依存症対策と取り組み
  (2)薬物依存治療に関する国際的基準を目指して
 第2節 研究目的と意義
 第3節 先行研究
 第4節 研究方法
 第5節 用語の使い方と解釈の仕方
 第6節 本書の構成
 第7節 倫理的配慮

◎第 Ⅰ 部 アディクションの視点
第2章 アディクションの捉え方と支援の視座
 第1節 研究目的と背景
 第2節 研究方法
 第3節 アディクションの捉え方
  (1)国際的なガイドライン
  (2)「アディクションは脳疾患である」に対する異論
  (3)アディクションの脳疾患モデル
  (4)REICAが示すアディクションの捉え方
 第4節 アディクション領域における支援の視座
  (1)物質使用の形態と過程
  (2)生物心理社会+実存レベルにおける症状と包括的支援
  (3)アディクションの行動を形成する要因 
 第5節 アディクション理論と行動変容システム
  (1)アディクション理論
  (2)行動変容システム「Behaviour Change Wheel」
 第6節 考  察

◎第 Ⅱ 部 スペインでの取り組み
第3章 「薬物に関する国家計画(PNsD)」の取り組み
 第1節 研究目的と背景
 第2節 研究方法
 第3節 スペインの行政組織と国家予算
  (1)行政組織
  (2)2016年度の国家予算
 第4節 「薬物に関する国家計画(PNsD)」
  (1)PNsDが策定された歴史的・社会的背景
  (2)PNsDの政策と仕組み
  (3)基本的活動指針に基づく目標と目的
  (4)活動の評価
  (5)年間の運用資金とその内訳
  (6)DGPNSDが配分した2016年の活動資金の予算
  (7)押収財産を原資とした事業活動
 第5節 考  察

第4章 Proyecto Hombreの取り組み―組織の共同体が持つ理念と体制に着目して
 第1節 研究目的と背景
 第2節 研究方法
 第3節 Proyecto Hombreの理念を巡って
  (1)治療共同体
  (2)Proyecto Hombreの「人間観」 
  (3)基本原理と活動指針
 第4節 組織体制と活動
  (1)組織の成長と発展の過程
  (2)組織体制と構造
  (3)国内外での連携とネットワーク
  (4)活動の状況:年次報告書2017年版から
 第5節 考  察

第5章 Proyecto Hombreグラナダ支部の取り組み―通所型の「夜間プログラム」による生活再建
 第1節 研究目的と背景
 第2節 研究方法
 第3節 PHグラナダ支部の概要
  (1)歴史と体制
  (2)活動状況
 第4節 通所型の「夜間プログラム」
  (1)利用者の特徴
  (2)プログラムの内容と一連の流れ
 第5節 生活再建を目指す上での支援の観点
  (1)価値と経験に基づく実践
  (2)未来志向型の支援
 第6節 考  察

◎第 Ⅲ 部 日本での取り組み
第6章 依存症対策と自助グループによる支援活動
 第1節 研究目的と背景
 第2節 研究方法
 第3節 依存症対策
  (1)依存症対策の成立と背景
  (2)依存症対策の概要
 第4節 自助グループ
  (1)自助グループの概要
  (2)自助グループの効果や有効性
  (3)自助グループの機能
  (4)専門職の関わり方
  (5)アルコール依存症に対する連携体制モデル
 第5節 考  察
第7章 A県において実施した調査研究
 第1節 研究目的と背景
 第2節 調査で扱うパーソナルリカバリー
 第3節 研究方法
 第4節 調査結果
  (1)研究協力者の特徴
  (2)インタビュー調査の結果
 第5節 考  察

◎結  論
第8章 日本におけるアディクション問題を抱える人達への回復支援
 第1節 スペインの取り組みから学ぶ回復支援
  (1)PNsDから参考にできること
  (2)PHから参考にできること
 第2節 日本の取り組みから考える回復支援
  (1)A県での活動と展望
 第3節 提  言
  (1)政策に関する提言
  (2)実践に関する提言
 第4節 本研究の限界と今後の課題
おわりに

謝  辞
引用文献・ウェブサイト
付  録

著者プロフィール

井上智恵  (イノウエ チエ)  (著/文

2023年、立命館大学大学院社会学研究科博士課程後期課程修了。博士(社会学)。現在、立命館大学人間科学研究所客員協力研究員。精神保健福祉士。博物館学芸員。

立命館大学大学院社会学研究科の修士課程に在籍中、2009年立命館大学交換留学制度にてスペインのグラナダ大学ソーシャルワーカー科に留学し、Proyecto Hombre(PH)グラナダ支部で実習。博士課程に在籍中、2014年9月から約3年間スペインに再度留学。2015年12月にはスペインにてPH協会認定セラピストとなる。

PHのプログラムの研究を続けながら、アディクション関連の自助グループの支援活動について調査し、地域で持続可能な支援活動のあり方を当事者の人達と共に模索している。また、ひきこもり問題に取り組むNPO法人エル・シティオで家族教室&家族会を実施中。

上記内容は本書刊行時のものです。