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シャドーイング:影を追う旅
B5変型判
縦257mm
横178mm
厚さ10mm
重さ 300g
128ページ
定価
3,200 円+税
3,520 円(税込)
- 初版年月日
- 2025年5月12日
- 書店発売日
- 2025年5月12日
- 登録日
- 2025年4月15日
- 最終更新日
- 2025年4月21日
紹介
周防大島、ハワイ、台湾――かつて海をわたった人々とデジタルヒューマンが交差するとき、時空を超える旅がはじまる
山口県周防大島町の日本ハワイ移民資料館で開催された「原田裕規 個展 やっぱり世の中で一ばんえらいのが人間のようでごいす」(2023年)の展示記録および、映像作品「シャドーイング」シリーズ(2022年~)台本、著者と企画者および寄稿者によるテキストで構成するモノグラフ。
アーティスト・原田裕規による「シャドーイング」シリーズは、⽇系アメリカ⼈が読み上げる台本を原⽥が「シャドーイング(復唱)」して追いかけ、移⺠たちの⾜跡を⺠俗学者・宮本常⼀の視点を交えながら、現代を⽣きるアーティストが新たな物語として描き出す映像作品です。
その台本5篇をピジン英語を含む日英表記で掲載。著者が参照し共鳴したテキストとして、宮本常一のエッセイ「海ゆかば」を再録します。
芸術作品への葛藤と批評、歴史と海をめぐるエッセイは、ひとつの展覧会を起点に過去と未来を往還しながら、わたしたちを海上の旅へと誘います。
目次
・図版:作品「シャドーイング」シリーズ / 展示風景
・原田裕規「シャドーイング:影を追う旅」
・「シャドーイング」シリーズ台本(ピジン英語含む日英表記)
・塚本麻莉(高知県立美術館学芸員)「帰る場所を探す旅―原田裕規個展、伴走者の記録」
・木元眞琴(日本ハワイ移民資料館館長)インタビュー「瀬戸内のハワイから」
・高嶋慈(美術・舞台芸術批評)「記憶の継承のためのバーチャルな器―原田裕規《シャドーイング》の航跡を辿って」
・栖来ひかり(文筆家)「海をつうじて生きるまじわる物語」
・宮本常一(民俗学者)「海ゆかば」
・資料
・あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。