版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
コロナパンデミックは、本当か? スチャリット・バクディ(原著者) - 日曜社
.
詳細画像 0
【利用可】

書店員向け情報 HELP

書店注文情報

注文サイト:

在庫ステータス

品切れ・重版未定

取引情報

取引取次:
トランスビュー     書店(直)
トランスビュー     八木     ト・日・他     書店
直接取引:あり(トランスビュー扱い)

出版社への相談

店頭での販促・拡材・イベントのご相談がありましたらお気軽にご連絡ください。

コロナパンデミックは、本当か? (コロナパンデミックハホントウカ) コロナ騒動の真相を探る (コロナソウドウ ノ シンソウ オ サグル)
原書: CORONA FEHLALARM?

新書
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:日曜社
新書判
縦175mm 横110mm 厚さ20mm
重さ 130g
300ページ
並製
価格 1,200円+税
ISBN
978-4-9909696-2-2   COPY
ISBN 13
9784990969622   COPY
ISBN 10h
4-9909696-2-6   COPY
ISBN 10
4990969626   COPY
出版者記号
9909696   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
品切れ・重版未定
書店発売日
登録日
2020年10月15日
最終更新日
2023年2月13日
このエントリーをはてなブックマークに追加

重版情報

2刷 出来予定日: 2021-02-01
MORE
LESS
初版完売のため。誤字などの訂正が数箇所あります。

紹介

 本書『コロナパンデミックは、本当か?―コロナ騒動の真相を探る』は、ウイルスと感染症に関する専門的立場から、科学的事実に基づいて、この現象の真相を解き明かしてくれる。その意味で、多くの人々が待ち望んでいた、まさに絶好の書物だ。ドイツ、シュピーゲル誌でベストセラー第一位。反ロックダウン運動のバイブルになっている啓発の書。
 本書は、「新型コロナ」にまつわる多くの科学的な疑問について、明解な答えを出している。そして、このコロナ騒ぎについて、「何か変だな……」と思いつつも、未だに釈然とした理解を得ることのできない人々に、一貫した論理の流れを示してくれている。主要な論旨は:①新型コロナウイルスは、強毒のキラーウイルスではない。②ヨーロッパでロックダウン措置が取られたとき、感染の波は終息していた。③信頼できないPCR検査が感染者を増やしている。④コロナよりも、ロックダウンなどによる市民生活の制限によって引き起こされる経済的・心理的被害の方がはるかに大きい。⑤ワクチンより自然の免疫システムの働きが重要。⑥政治もメディアも完全に機能不全に陥った。⑦子供たちの未来のために、生活を正常に戻すべきだ。
 本書の著者スチャリット・バクディは、疫学、感染症学の研究者として多くの重要な業績を残し、ドイツのみでなく世界の研究者から広く尊敬されている第一級の科学者である。ドイツでロックダウンという厳しい措置が決定されて以来、政府による一連の措置に強く反対する声を挙げ、他の多くの科学者とともに、科学的知見に基づいた冷静な主張と議論を展開し続けた。氏の主張を無視し続ける権力によるどのような誹謗中傷、どのような排斥行為にも怯むことなく、カリーナ夫人とともに科学者としての良心に忠実に発言し行動している。
 また、監修者の大橋眞による「補足:コロナ・プランデミックとオンデマンド感染症」は、PCR検査の問題点を詳述している。主要な論点は:①PCR検査は多くの偽陽性・偽陰性を作り出す、精度の低い装置だ。②RNAウイルスであるコロナウイルスは変異が激しいので、PCR検査キットは無数のタイプのコロナウイルスを正しく検出することはできない。氏はその上で、今回の騒動が、如何にして人々に恐怖心を与えるかということを目的として始まった、コロナ・プランデミックである、と結論づけている。

目次

はじめに
悪夢の始まり?  
第一章
新型《キラーウイルス》はどれほど《危険》なのか?  
第二章
ドイツにおけるコロナの状況  
第三章
トゥー・マッチ? トゥー・リトル? 何が起きたのか?  
第四章
副次的被害  
第五章
他国はどうしたか──模範としてのスウェーデン?  
第六章
COVID-19に対する免疫機構の問題──免疫学短訪  
第七章
公共メディアの機能不全  
第八章
善良なドイツ市民と政治の破綻  
第九章
我々はどこへ行くのか?  
結びの言葉  
付録 メルケル連邦首相への公開書簡  
監修者による補足 コロナ・プランデミックとオンデマンド感染症  大橋 眞  
訳者あとがき  
参考文献  

前書きなど

はじめに

悪夢の始まり?

 2020年、最初の数カ月間、未曾有の悪夢が世界を襲った。コロナだ。恐ろしい映像が、中国から、そしてイタリアその他の国々から送られてきた。今後予想される死亡者の数が、買いだめに走る人々や空っぽになったスーパーの棚の映像とともに伝えられる。メディアはコロナ一色だ。朝も、昼も、夜も―何週間にもわたって、ラジオ、テレビ、ネットを通じて、スマートフォンのお天気アプリにも、コロナ・ティッカー(感染者数・回復者数・死亡者数を逐次グラフにしたもの)が数字を刻んでいる。それに加えて、情け容赦のない隔離措置が世界中でとられる。家から外に一歩踏み出せば、そこはシュールな世界だ―どこにも人の影すらなく、代わりに見えるのは空っぽの道、人気のない街、行き交う人のいない岸辺。ドイツでは、第二次世界大戦終結後ドイツ連邦共和国建国以来、経験したことのない人権の制限が行われた。社会生活と経済の崩壊は覚悟の上だった。しかしそれは、国家が本当の危急存亡の時を迎えたときにのみ許されることなのだ。果たしてコロナ禍は、本当にそのような危機だったのだろうか?
 本書は、ドイツ国民のために書かれており、ドイツでの出来事が中心である。とはいえグローバルな展開を見れば、問題の本質はどの国や地域においても同じものである。本書では、ドイツにおける様々な出来事の他に、免疫の問題とウイルスに対するワクチンの開発にまつわる新しい問題を扱うつもりだ。本書の目的は、読者が自分なりの結論を得ることができるために、事実とその背景についての情報を提供することである。
 本書で述べる私たちの意見は、読者自身が精査し、自分の頭で考えるための材料に過ぎない。批判と異議申し立ては大いに歓迎したい。科学的な議論では、あらゆる仮説には反仮説があって然るべきであり、両者の統合により最終的には潜在的な不一致が解決され、結果として、人類の利益のために前進することが可能になる。私たちは、すべての読者が私たちの見解を共有してくれることを期待してはいない。しかし、私たちは、この深刻な問題を抱えた世界のすべての市民の利益のために、オープンで旺盛な議論に火をつけることができればと思っている。

結びの言葉
 
 呼吸器系のウイルスは、世界中で主要な致死性の感染症を引き起こしており、毎年2~3百万人が死亡していると推定される。A型インフルエンザウイルス、ライノウイルス、RSウイルス、パラインフルエンザウイルス、アデノウイルス、コロナウイルスなど多くのウイルスがその原因となっている。今、これに新しいメンバーが加わった。他のウイルスと同様に、SARS-CoV-2-ウイルスによる病気は、とりわけ既に他の病気を1つ以上抱えた高齢者にとっては危険である。国や地域によって違いはあるが、全体的には感染者のうちの0・02%~0・4%の人々が死亡する。これは季節性のインフルエンザとほぼ同じである。この感染症は全国的な広がりを持った感染は起こさなかった。
 SARS-CoV-2のアウトブレークは、国家レベルの流行になったことはない。感染者保護法の例外規定が適用されたことは、いまだに続いているが、保証はされていない。
 加えて、遅くとも2020年4月中旬には疫病は終息に向かっており、極端な制限措置があらゆる生活領域においてかつてないほどの副次的被害を引き起こしたことは明白であっ
た。それにもかかわらず、政府はお化けのようなウイルス対策として、多くの人々が自由で民主主義的な憲法と合致しないと考えるであろう、無知による不適切な方針に固執した。
 そして、この流れでいくと、想定外の危険性を秘めた遺伝子ワクチンの人体実験が数千人規模の、専門知識を持たないボランティアに対して行われるだろう。
私たちは今、人類の遺産の崩落と破壊、啓蒙の時代の終焉を目撃している。

版元から一言

「新型コロナウイルス」に関する書物が多くある中で、本書は、ドイツのみでなく世界でも第一人者である著者が、ウイルスと感染症に関する専門的立場から、科学的事実に基づいて、この現象の真相を解き明かした本格的で分かりやすい解説書です。ドイツ、シュピーゲル誌でベストセラー第一位。反ロックダウン運動のバイブルになっている啓発の書と言えます。著者たちと監修者の大橋氏に共通するのは、第一級の科学者としての良心と責任感、そして、コロナを「ペスト」に仕立て上げた背後の力、資本主義の矛盾と不条理という悪疫との戦いへの固い意志だと言えます。コロナについて、科学的な事実に基づいて判断するのではなく、煽られるままに自粛を続ける人々の覚醒を促し、心の平静を取り戻すためにも、読む価値がある本だと思います。不安と恐怖心は権力を強くし、正しい知識と覚醒によって、市民の頭と心は強くなり、自由な発言と行動への勇気を生み出すはずです。家族で一緒に、友達と一緒に読んでほしい本です。

著者プロフィール

スチャリット・バクディ  (スチャリット バクディ)  (原著者

微生物及び感染症・疫病学博士、22年間にわたり、ヨハネス・グーテンベルク・大学、マインツの病理微生物及び衛生学研究所主任教授として、医療、教鞭、研究に従事。免疫学、細菌学、ウイルス学及び心臓-循環器疾患の分野で、300以上の論文を執筆。数々の賞の他にライラント・ファルツ州から、長年の功績に対して功労賞が授与された。

カリーナ・ライス  (カリーナ ライス)  (原著者

細胞生物学博士、キール大学皮膚科学クリニック教授。15年来、生化学、感染症、細胞生物学、医学に従事。60以上の国際的専門誌への投稿があり、そのうちのいくつかで国際的賞を受賞している。

大橋眞  (オオハシ マコト)  (監修

京都大学薬学部卒、医学博士、徳島大学名誉教授、モンゴル国立医科大学客員教授
専門は感染症、免疫学。マラリア・住血吸虫症などの感染症をモデルとした免疫病理学や診断法開発、自己免疫疾患に対するワクチン研究を専門としながら、市民参加の対話型大学教養教育モデルを研究してきた。開発途上国における医療の課題解決にも取り組んでいる。

鄭基成  (チョン キソン)  (翻訳

翻訳家。上智大学外国語学部ドイツ語学科、同大学院博士課程単位取得退学、ドイツルール大学ボーフムにて言語学学術博士号取得、上智大学講師、茨城大学教授、同大学名誉教授。

上記内容は本書刊行時のものです。