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出版者情報
在庫ステータス
在庫あり
取引情報
取引取次:
JRC
直接取引:
あり
暴力とイスラーム
政治・女性・詩人
四六判
縦188mm
横127mm
厚さ14mm
252ページ
定価
2,400円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2017年6月
- 書店発売日
- 2017年6月1日
- 登録日
- 2021年4月18日
- 最終更新日
- 2022年4月19日
紹介
シリア詩人アドニスが精神分析学者を相手にイスラームとアラブを語る。宗教の暴力性と女性蔑視を問い、宗教と政治が結びつく危険性を糾弾し、信徒に深い思索を呼びかける。
《イスラームに内在する暴力がムスリムたちにどれほど影響を及ぼしているか。知性もさることながら、人間性そのものさえ損ないかねないほどなのです。》
《イスラームは男女両性の在り方を歪曲し、愛を否定し、女性的自我と男性的他者との関わりを、つまり、あらゆる人間関係を捻じ曲げてしまったのです。》
《彼らはただひと筋に信じる以外、ないのです。こうして暴力は神聖化され、公称の「歴史」もまた、神や預言者によって創造されたことになりました。》――本文より
目次
日本語版への序文
止むことなく破壊は続く
公称の「歴史」を読み直す
イスラームの成立とその精神
コーランには何が書かれているのか
女性、女性性、女性的なるもの
「イスラム国」を衝き動かすもの
アラブに執着し続けるヨーロッパ
芸術と宗教、神話と宗教
詩は言葉と戒律の狭間で
真正アラブ・イスラーム史の復権のために
「記憶」から人々を救うために
結語 本質主義に抗して
上記内容は本書刊行時のものです。