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自由の国 平等の国 小川仁志(著/文) - ロゼッタストーン
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自由の国 平等の国

A5判
縦210mm 横148mm 厚さ10mm
重さ 342g
176ページ
並製
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-947767-13-4
Cコード
C0093
一般 単行本 日本文学、小説・物語
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2014年10月
書店発売日
登録日
2014年9月24日
最終更新日
2014年10月8日
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紹介

高い壁によって隔てられた「自由の国」と「平等の国」。それぞれが自分たちの価値観が正しいと信じて暮らしていた。ある日、偶然「自由の国」の少女ベルと、「平等の国」の少女クゥが出会い、お互いの顔がそっくりであることに驚く。少女たちは服を交換し、入れ替わって相手の国を見てみることに…。新しい価値観に触れ、成長した少女ベルとクゥはやがて「理想の国」をめざして動き始める。

目次

プロローグ 境界線
第1章 自由の国
第2章 平等の国
第3章 カクメイ
第4章 理想の国
エピローグ 永遠の物語
少し大人になった君へ
 ◆「自由」と「平等」について考えるためのヒント
小説をより楽しみたい人のために
 ◆隠された秘密

前書きなど

(あとがき)
皆さん、『自由の国、平等の国』はいかがでしたか? 私はこれまでたくさんの哲学入門を書いてきたのですが、今回初めて小説という形で表現してみました。物語にすることで、メッセージはより印象的に伝わるのではないかと思ったからです。とりわけ子どもたちにとっては、そのほうが効果的といえるでしょう。
本書のテーマは、自由と平等という概念をめぐって理想の国のあり方について考えるという抽象的なものです。そこで、なんとか子どもたちに具体的なイメージを沸かせてもらおうと、物語の中でも色々と工夫しました。それが成功しているかどうかは、子どもたちのシビアな反応に委ねたいと思います。実は、冒頭の献辞にあるMIRAIとHINATOというのは、私の二人の子どもの名前です。つまり、本書は自分の子どもに思いを伝えるつもりで一生懸命書いた作品なのです。
したがって、小説部分は、子どもたち(小学校4年生以上くらい)でも読めるようできるだけ優しい言葉で表現し、漢字にも仮名を振っています。未来を担うすべての子どもたちに呼んでもらえるといいのですが……。
これに対して、解説部分では少し難しい話が出てきます。その意味では、大人向けの第二部といった感じです。実際、自分の子どもが大人になってからまたこの部分を読んでくれることを想定しています。解説をしっかりと読んでもらえると、私が小説で伝えたかったメッセージがより明確になるのではないかと思います。
小説の世界と違って、理想の国を実現するのはそう簡単ではありません。でも、大切なのはそれを求め続けることだと思います。クゥの絵本が頑なな人々の心を変えたように、本書が少しでも現実のこの社会を変えるのに役立てば望外の幸せです。

版元から一言

これまでこんなに面白く「自由」と「平等」について書かれた本があったでしょうか!? 子どもでも楽しめる哲学ファンタジー小説。しかし、解説部分を読めば、自由と平等についての哲学の基礎知識が身に付き、知的好奇心も満たされます。哲学者が我が子を念頭に書いているので、とにかくわかりやすいのが特徴。先行き不透明な世の中で、「格差社会」といわれる今だからこそ、この小説が身にしみます。オールカラー。君野可代子氏の美しい挿絵も魅力的です!

著者プロフィール

小川仁志  (オガワヒトシ)  (著/文

1970年、京都府生まれ。哲学者・徳山工業高等専門学校准教授。京都大学法学部卒、名古屋市立大学大学院博士後期課程修了。博士(人間文化)。米プリンストン大学客員研究員(2011年度)。商店街で「哲学カフェ」を主宰するなど、市民のための哲学を実践している。専門は公共哲学・政治哲学。著書に『はじめての政治哲学―「正しさ」をめぐる23の問い』(講談社)、『7日間で突然頭がよくなる本』(PHP)等多数。

上記内容は本書刊行時のものです。