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本音力 武藤 清栄(共著) - ロゼッタストーン
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本音力 自分のホンネが上手に言える 相手のホンネが上手に聴ける

四六判
224ページ
並製
定価 1,300円+税
ISBN
978-4-947767-05-9
Cコード
C0036
一般 単行本 社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2006年6月
書店発売日
登録日
2015年8月22日
最終更新日
2015年8月22日
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紹介

職場でのストレスの一番の原因は「人間関係」だそうです。「思っていることが言えない」「言っても聞いてくれない」「相手が何を考えているかわからない」……、あなたも、こんな悩みがありませんか?

人は言いたい本音を我慢し、うっ積させてしまうと、頭が痛くなるなど心身に悪影響が出てきます。なかには、突然キレてしまったり、うつ状態に陥ってしまうことも! とはいえ、本音を感情的にぶつけると、相手が怒ってトラブルになってしまいます。「本音」は、伝え方が大事なのです。

この本の中には、自分の本音を相手を不快にさせずに伝える方法や、相手の本音を上手に聴く秘訣などが紹介されています。

筆者は、大手民間相談機関の所長であり、職場のメンタルヘルスの専門家。心理カウンセラーのノウハウを使った「本音力」をマスターすれば、なにより、自分自身が変わります。それにつれて、人間関係も変わってくることでしょう。

目次

はじめに 「本音力」とは

1章  あなたは「攻撃型」? それとも「萎縮型」?
◎あなたの「自己表現能力」チェックテスト
■本音をズバズバ言うのが「本音力」ではない

2章  今日からできる!本音を上手に伝える秘訣
◎相手を不快にしないで素直な気持ちを伝えるには?
■ あなたには「本音を言う権利」がある 
■ サスペンスドラマの「最後の5分」
■「思ったことが言える」とは 
◎自分の気持ちをうまく伝える5つのポイント
ポイント①相手に対する「自分の気持ちや感情」に気づく
ポイント②自分や相手への期待に気づく 
ポイント③「私は~」を主語にして話す
ポイント④素直に自分に言い聞かせるように伝える
ポイント⑤ボディランゲージから力を抜いて自然に
◎ビジネスの場での本音力活用例
〔ケース1〕 どんなに忙しくても仕事を断れない
〔ケース2〕 年上の部下の扱いに困っている
【練習問題】

3章  なぜ本当の思いを押し殺してしまうのか?
◎あなたの中に「本音」が言えない原因がある
■本音を隠す3つの理由
①「完璧主義」
②「イイコ」度が高い
③自己価値観が低い
■ 根底にあるのは「見捨てられ不安」と「傷つきたくない気持ち」
■ 建前が必要な時もある 
■ こんな口癖で心を「防衛」していないか 
◎大切なのは「心理的防衛」や心の奥の本音に気づくこと
■ 言いたいことを言えないとどうなるか
■ 自分の気持ちにいいも悪いもない
■ 相手の気持ちまで引き受けなくていい
■ 「すべての人に好かれる」「人に迷惑をかけない」なんて無理 
■ 本音力は問題解決テクニックではない 
■「言わない」という選択もある

4章  1人でできる本音力トレーニング
◎あなた自身を「キッチンにあるもの」にたとえると?
◎自分を好きになるトレーニング
ステップ① 「私」はどんな人か書き出してみる
ステップ② 過去のこと、未来のことを書いてみる
ステップ③ 自分の長所を書き出してみる
◎心の中を見つめるトレーニング
ステップ① 自分の感情の「処理の仕方」を振り返る
ステップ② 自分の気持ちを実況する
ステップ③ 1日1つ「自分の期待」をたどる
ステップ④ 素直な気持ちを1日1つ口に出す
◎気持ちや感情を伝えるトレーニング
ステップ① 自分自身で意思決定する
ステップ② 言いたかった本音を口に出してみる
ステップ③  「DESC法」を活用しよう

5章  あなたの気持ちは空回りしていないか?
◎本当の思いがちゃんと伝わらない理由
理由① 自分より上の人に萎縮してしまう
理由② 相手が格下の場合に感情をぶつけてしまう
理由③ 過去の経験による先入観から逃れられない
理由④ 伝えるタイミングが悪い 
理由⑤ 「飲みニケーション」に頼りすぎる 
理由⑥ 正論で追い詰めてしまう
◎こんな言い方は相手を不快にする
ポイント① 世間体を前提に話す
ポイント② 責任を相手に押しつける
ポイント③ 自己卑下する
ポイント④ 感情的になる
【本音が伝わらないNGワード】
◎言葉だけに頼ってはいけない
■ボディランゲージが成功と失敗を分けるカギ
■呼吸と心臓の鼓動を意識する
■ 相手を怒らせた時のフォローの仕方
■ 本音を言い合える環境づくりを
【練習問題】

6章  相手の本音を引き出す人・相手が心を閉ざす人
◎あなたの「聴き上手度」チェックテスト
◎聴く力が確実にアップする「リスニング」の基本
ポイント① 自分の気持ちに気づく(自己一致)
ポイント② ボディランゲージや非言語(受容的態度その1)
ポイント③ 言語レベルのオウム返し(受容的態度その2)
ポイント④ 相手の心を理解する(共感的理解その1)
ポイント⑤ 励ましには注意(共感的理解その2)
ポイント⑥ 自分自身で決断させる(自己決定の援助)
◎「聴く」という態度と「興味本位」の違い
【相手が心を閉ざすNGワード】

7章  リスニング力を身につける簡単なトレーニング
◎相手が本音を打ち明けやすい状況を作るには?
ステップ①   相手への先入観をとりのぞく
ステップ②  話しやすい雰囲気を研究する
ステップ③  周りの人の言葉の中に、気持ちが表れた言葉を探す
ステップ④   相手をリラックスさせる
【練習問題】

8章  「本音力」は人をどう変える?
◎「本音」で話ができるようになれば人間関係もスムーズに
〔ケース1〕 苦手な上司に自分の気持ちを言えるようになった
〔ケース2〕 夫とコミュニケーションがうまくいくように
〔ケース3〕 娘と向き合えるようになった
〔ケース4〕 全員が納得する遺産分配ができた

おわりに


前書きなど

今、日本人は、何か大切なものをどこかに置き忘れてきてしまったような気がしてなりません。だからといってその責任の所在を家庭や学校、地域社会などに押しつけることもできません。それは一体何なのでしょう。ストレス、モラルの喪失、無責任、自分勝手?でも、何かそれだけではないような気がしてなりません。それは、不信感であったり、見捨てられ感であったり、不安や孤立感からきているような気もするのです。つまり、お互いが信頼できなくなり、心の扉を開けないでいるのです。したがってコミュニケーションも建前だったり、他人行儀だったり黙ったり、極端にはしゃいだりして、防衛的になってしまうのです。もっと本音で語り合えば、親しみが生まれ、お互いを理解できるのに。そんな理由からこの本の内容が企画されました。

つまり、もっと本音でコミュニケーションできたらというものです。でも本音は、薬にも毒にもなります。本音を言って、自分がスッキリしたり、理解されたりすることはあるかもしれませんが、本音は相手を傷つける場合もあります。またせっかく言った本音が受け止められなかったり、歪曲されたりして、愕然とする場合もあります。中には、悪用されたり、名誉を傷つけられたりして、「もう二度と言わない」と鎧を着てしまう人もいます。

しかし、人は言いたいことや本音を我慢し、うっ積させてしまうと身体化したり心理化して身体や心に症状が現れます。また行動障害につながることもあります。さらに誰にも言えずうっ積させてしまった自分を情けなく思い、自己嫌悪や自己否定になってしまうこともあるのです。そうなると、うつ状態に陥ってしまいます。この本は、そんなことにならないように自分の気持ちや感情をしっかり伝えることを目的にまとめられたものです。

近年、働く人たちの間で、自分の気持ちや感情がどこにあるのかわからないという人が増えてきました。これがひどくなると、「失感情症」という病気になります。これは、自分の気持ちや感情を言葉で表現できなかったり、喜怒哀楽の感情が表出されなかったり、何を聞いても「大丈夫です」とか「頑張ります」とだけ答えてしまうのです。中には能面のような表情になり、一切反応のない人もいます。失感情症は1970年代のアメリカで多くなり、今それが日本にきているような気がするのです。
(著者あとがきより抜粋) 

版元から一言

「あなたの自己表現能力チェックテスト」「あなたの聴き上手度チェックテスト」といったテスト、実際に困った現場でどう言うかを考える練習問題、「本音が伝わらないNGワード」「相手が心を閉ざすNGワード」といった禁句、どんなふうに本音を伝えればいいかという実例、本音力を身に付けるトレーニング方法など、非常に具体的・実践的な内容です。

著者プロフィール

武藤 清栄  (ムトウ セイエイ)  (共著

1951年秋田県生まれ。国立公衆衛生院衛生教育学科卒業。心とからだの相談センター主任カウンセラー、サンシャイン医学教育研究所カウンセラー、医療法人梨香会・秋元病院精神科心理療法担当を経て、86年より東京メンタルヘルスアカデミー所長となる。臨床心理士。日本産業カウンセリング学会理事。関東心理相談員会会長。日本精神保健社会学会副会長。主な著書に『「聞く技術」が面白いほど身につく本』(ベストセラーズ)、『雑談力』(明日香出版社)など。

植村 和子  (ウエムラ カズコ)  (共著

TMAカウンセラー。カウンセラー養成・セミナーマネージャー。國學院大學卒業。日本精神技術研究所、山王教育研究所で学び、現職。東武カルチャー、読売文化センター講師。著書に『ひきこもり脱出ガイド』(分担執筆・明石書店)、『孤立する妻たち』(分担執筆・宝島社)、他。

上記内容は本書刊行時のものです。