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アサヒ・ブルース
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2015年10月30日
- 書店発売日
- 2015年10月30日
- 登録日
- 2016年9月7日
- 最終更新日
- 2023年11月10日
紹介
記憶のアクロバット、穎異のユーモア。現代ドイツ文学界を牽引する作家、マティアス・ポリティキ本邦初訳作品集。
目次
[所収作品]
アサヒ・ブルース その町の南のはずれを詠んだ詩 ☆
短歌 ☆
詩 ☆
散文 ☆
エッセイ
☆=ドイツ語原文付き
[他]
序奏─友情への マティアス・ポリティキの魅力
あとがき
出典・翻訳者一覧
前書きなど
本書はドイツ人作家、マティアス・ポリティキ(Matthias Politycki)の作品集の翻訳である。現代ドイツ文学を牽引し、小説、詩、エッセイなどの分野で幅広く活躍するポリティキを日本で初めて紹介することができ、たいへん大きな名誉だと喜んでいる。
この本の成立のきっかけとなったのは、すでにまえがきで触れたように、昨年9月に大阪市とハンブルク市の友好都市提携25周年記念事業の一環で、ポリティキが来日し、大阪に1ヶ月あまり滞在したことだ。その間、彼は多くの友人を得て、大阪の多くの場所を訪れ、その様子をメモに書きとめていた。彼は日本の文化にも大きな興味を示し、短歌・俳句などの日本の伝統文芸を彼の文学に取り入れようとしてきた。滞在の成果は本書の冒頭に収められた詞華集「アサヒ・ブルース」となって結実している。
(…)
本書の構成は、1.2014年の大阪滞在で生まれた詞華集「アサヒ・ブルース」(これは本書のタイトルにもなっている)、2.『台風京都上陸』を出典とする短歌九首、3.ソネットなどを多く含む十四篇の詩、4.「マグロの死」「ある作家の一日」「名刺」の三つの短編からなる散文、5.先にあげた講演原稿と新聞記事を収めたエッセイ、以上の五章立てになっている。なお冒頭のまえがきでは、ポリティキの魅力について市川が書いている。合わせて読んでもらいたい。
(…)
ハンブルクと大阪という二都市の友好をきっかけに生まれた本書が、日本とドイツの文化交流の一助となるよう願っている。ポリティキ文学の深い森にいざなうことができ、そのすばらしさや言葉の力を少しでも示すことができれば、われわれ翻訳者・翻案者にとっては大きな喜びである。みなさんが短歌や俳句など日本の伝統文芸を再発見し、ドイツ語にも興味を持って、いつか日本語とドイツ語の二言語で短歌や俳句を作るようになってほしい。そんな期待も抱いている。
(市川明「あとがき」より)
上記内容は本書刊行時のものです。
