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バプテスト教会史
初代から現代にいたる新約教会の歴史
- 初版年月日
- 2021年1月12日
- 書店発売日
- 2021年1月12日
- 登録日
- 2020年12月16日
- 最終更新日
- 2020年12月17日
紹介
イエス・キリストの命令をそのまま守り続ける新約教会の歴史書。世界の各地に起こった迫害の中、連綿と続いてきた新約教会の歴史書です。
<特徴>
初代教会から現代に至るまでのバプテスト教会の歴史を、聖書やカトリック・プロテスタントによる歴史的記録などを基に1つ1つ明らかにしています。教会史を専門的に学びたい方、神学生向けの専門書です。
はじめてバプテスト教会の歴史を学ぶ方、興味のある方には、書籍「バプテスト」(天利信司著、バプテスト文書刊行会)をおすすめします。
<オリジナル>
A History of the Baptists(Vol.I) written by John T. Christian (Published by Bogard Press)の翻訳本です。
1979年の初版本に対し誤字修正などを行い、この度第2版として発行します。
<概要>
イエス・キリストが教会を作られ、大宣教命令(マタイ28:19-20)として「世界宣教」「イエスの弟子へのバプテスマ(訳せば”沈め”。日本では一般に洗礼と呼ばれる。)」「イエスの教えの保守・教育」を命じられました。
しかし、その後教会の多くは堕落し、弟子(イエスを信じた信仰者)にではなく、信仰を持てない幼児にバプテスマを施すようになりました(さらに時代が進むと、イエスが定めたバプテスマ(沈め・浸礼)も人間の手により簡素化され、灌水礼や滴礼が行われるようになります)。
そして、幼児洗礼を施すカトリック教会が古代ローマの国教となって以来、幼児洗礼が法制化され、これに反する人々は処罰・処刑されるようになりました。この流れはカトリックから分かれ出たプロテスタント諸派が各国の国教となった後も続きました。
このため、イエスの命令に従い幼児に洗礼を施さない新約教会は、世界各地に逃れていきました。彼らは時代や地域によって様々な名前で呼ばれましたが、やがてアナ・バプテスト(再浸礼派)と呼ばれ、そしてバプテストと呼ばれるようになりました。
イエス・キリストは言われました。「そして、わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てよう。黄泉の力もそれに打ち勝つことはない。」(マタイ16章18節)
イエスの言葉通り、新約の諸教会は各地で迫害に遭いながらも絶滅することなくイエスの教えを守り続け、現代ではアメリカを中心に数多く存在します。
本書では、上述の事柄を、聖書やカトリック・プロテスタントによる歴史的記録などを基に1つ1つ明らかにしています。
目次
日本語版刊行のことば
序文
目次
第一章 新約の教会
一 主の大命令と教会の使命
二 教会の定義
三 新約教会の特質
1 自発的結合・自治独立
2 地方的会衆・諸教会の平等な協力関係
3 教会の二つの職務、牧師と執事
4 二つの礼典、バプテスマと主の晩餐
a 信仰者バプテスマ
b 幼児洗礼の誤り
c 浸礼のバプテスマのみ
d 記念としての主の晚餐・それにあずかる者の資格
5 象徴としての礼典
6 宣教的性格・真の教会の連続性
7 地方的・可視的教会
第二章 古代教会(一〇〇年~三二五年)
一 この時代の歴史文献
二 この時代のキリスト者の特質と役割
1 ディオグネトスへの手紙
2 テルトリアヌスの記録・迫害の中に輝く教会
三 世俗化と異端への傾向
1 「バプテスマによる再生」という誤った教理
2 自由と独立の教会の性格
3 中央集権化の傾向・法王制度の発達
四 主な教父たちのバプテスマに関する見解 ― 信仰者のバプテスマ ―
1 バルナバ
2 イグナチウス
3 ヘルマスの牧者
4 ユスティノス
5 イレナエウス
6 オリゲネス
7 テルトリアヌス、キプリアヌス
8 バシリウス
9 アウグスティヌス・幼児洗礼の有力な支持者
五 幼児洗礼の法制化と発展
六 この時代のバプテスマの様式 ―― 浸礼のみ
1 諸種の教会典礼書の事実
2 キリスト教遺跡及び記念物からの証拠
3 灌水礼及び滴礼の起源と歴史
七 良心の自由の問題
1 キリスト教寛容令
2 コンスタンティヌス以後
第三章 背教に対する戦い
一 背教の時代と教会
二 モンタヌス派教会(一七二~二五一年)
1 この世との妥協を拒む霊的教会生活の主張
2 再浸礼主義
3 この運動の発展
三 ノヴァティアヌス派教会(二五一~四五〇年あるいは十六世紀頃まで)
1 その起源と存続
2 「清い人」、アナ・バプテスト主義
四 ドナトゥス派(ドナチスト派)教会(三一一~七〇〇年)
1 教会の性格
2 良心の自由、国家と教会の分離の主張
第四章 パウロ派およびボゴミル派教会
一 パウロ派教会(六五三~一〇五〇年)
1 その歴史資料の出所
2 パウロ派教会の性格
3 パウロ派教会の有力な指導者コンスタンティヌス
4 パウロ派とモハメッド教徒との関係
5 パウロ派に対する迫害と自由自治領
6 パウロ派とアルビ派との関係
7 パウロ派はマニ教的異端ではない
8 パウロ派教会の教理と実践
9 パウロ派とバプテスマの様式
二 ボゴミル派教会
第五章 アルビ派、ペテロ・ブルイス派、ヘンリー派、アーノルド派、ベレンガリウス派教会
一 アルビ派 (Albigenses) 教会
1 アルビ派の名称と起源
3 アルビ派の教理と生活
3 アルビ派教会への迫害と終焉
4 アルビ派と幼児洗礼
二 ペテロ・ブルイス派教会(Petrobrusians)
三 ヘンリー派教会(Henrisian)
四 アーノルド派教会(Arnoldist)
五 ベレンガリウス派教会(Berengarian)
第六章 ワルド派教会
一 ワルド派の隠れ家 ― アルプスの谷
二 この派の顕著な指導者、ペテロ・ワルド
三 ワルド派の名称と起源
四 ワルド派の性格
五 ワルド派の生活原理と信仰
六 ワルド派と幼児洗礼の問題
七 ワルド派と、バプテスマの様式
第七章 アナ・バプテスト教会の起源
一 アナ・バプテストの起源
1 モスハイムの証言
2 アイザック・ニュートンの証言
3 アレキサンダー・キャンベルの証言
4 ロバート・バークレーの証言
5 カトリック教会史家達の証言
6 宗教改革者達の証言
7 他の教会史家達の証言
二 ワルド派とアナ・バプテストの関係―――同一の人々
1 両者は同一地域に見出される
2 バプテスト説教者とワルド派の説教者
3 ワルド派とアナ・バプテスト派の外的類似性及び聖書の使用
三 スイスのアナ・バプテストの起源
四 モラビア、ボへミヤ地方のアナ・バプテストの起源
五 オランダ・バプテストの起源
1 シン、アブラハムツォン、その他の証言
2 改革派のユペイ博士とJ・J・ダーモートの研究調査結果
第八章 アナ・バプテストの性格
一 アナ・バプテストの名称について
二 アナ・バプテスト運動の広がり
三 アナ・バプテストの性格 ― 自由と平和の旗手
四 徹底した聖書主義
五 バプテスマを受けた信仰者の教会
六 聖書的バプテスマの主張
第九章 バプテスマの見解に対する 宗教改革者達の証言
一 幼児洗礼に関して
二 バプテスマの様式に関して
三 ルターの見解
四 カタバプテストとツヴィングリの見解
五 エラスムス、メランヒトン、ウィリアム・ファーレル 及び他の改革者達の証言
六 カルヴィンの見解
第十章 バプテストと浸礼の実践
一 フルリの証言
二 『聖書の概要』の供述
三 コンラッド・グレーベルとスイス・アナバプテスト達の浸礼の実践
1 スイスのアナ・バプテストが滴礼を行っていたとする「モラビア年代記」の信憑性の問題
2 ライン川での浸礼、ウリマン、ケスラーなどの働き
3 バプテストの中心地セント・ゴール・浸礼槽の使用
四 ツヴィングリによるアナ・バプテスト迫害、リマト川での溺殺刑、
1 セント・ゴールの勅令
2 チューリッヒの勅令
3 フェリックス・マンツの殉教
4 ヴィエンナにおける迫害
五 イタリアのバプテスト
第十一章 ドイツとモラビアのバプテスト
一 アウグスブルクのバプテスト教会とハンス・デンク
1 浸礼の実践
a シャフの証言
b クレメンス・センダーの証言―浸礼のための大きなおけ
c ルター派レギウスの証言と浸礼の絵
d カイムとヒースの証言
二 ストラスブルグとエムデンのバプテスト教会
1 ストラスブルグにおけるデンクの働き
2 メルコワール・ホフマンと水槽での浸礼
a ウィンクラーの調査
b オベ・フィリップスの証言
c ジャスタス・メニアスとF・マイコニアスの証言
d ホフマン自身の証言
三 モラビア地方のバプテスト
1 バルタザール・フープマイヤー
a 幼児洗礼から信仰者バプテスマへの移行
b 滴礼(一五二五年)から浸礼(一五二七年)へ
c ツヴィングリの証言
d カトリック史家ファブリキウスの証言
e フープマイヤー自身の証言
第十二章 ネーデルランド、ポーランド、
一 オランダと宗教の自由
1 ワルド派とメノナイト
2 オランダのバプテストとオレンジ公
二 オランダのバプテストと文芸復興
1 画家レンブラント
2 オランダ医学・文学・科学の諸分野
三 メンノ・シモンと浸礼の実践
四 メノナイト派の浸礼から滴礼への変更
五 ポーランドのバプテストと浸礼の実践
1 その指導者ソキヌス
2 ポーランド最初のバプテスト、ペーター・ゴネシウス
3 パウラス、ファルノヴィウス、チェコヴィクス、ロネンベルグ、ケイパーなど
4 ラコヴィアン信仰問答書
第十三章 農民戦争とミュンスター事件
一 事件の背景 ― 農民と貴族の対立
1 その指導者ト丨マス・ミュンツァー
a 十二ヶ条の農民宣言
b ミュンツァーはバプテストではない
c 農民戦争の真の責任者 ―― ルター
d ミュンツァーとグレーベル、マンツとの関係
2 ミュンツァーは幼児洗礼主義者であった
3 アナ・バプテストが騒乱の責任者であると非難された理由
二 ミュンスター事件の真の性格と評価
1 政治的問題
2 自由を目指す戦い
3 一夫多妻主義の非難
4 それはアナ・バプテスト運動とは無関係
a 真のアナ・バプテスト主義との相異点
b ベルンハルト・ロートマン
c 歴史家ケラーの見解
d 歴史家アウビネの見解
e ユペイとダーモントの見解
f ゴットフリード・アーノルドの見解
g アナ・バプテスト大会決議
三 ミュンスターにおけるバプテスマの方法
1 「両礼典に関する信仰告白」
2 コルネリウス、ヒース、レギアス、フィッシャーなどの歴史家の証言
第十四章 イギリスのバプテスト教会
一 その起源についての歴史家たちの見解
1 トマス・クロスビー
2 B・エヴァンズ
3 アダム・テイラー
4 ロバート・バ丨クレー丨
5 デヴィッド・マッソン
二 イギリスの最初の教会
1 宣教の働き
2 迫害の経験
3 プリトン時代のバプテスト
a クロスビーの意見
b デイヴィスの意見
三 彼らのバプテスマ
1 その一例
2 聖パトリックの場合
四 サクソン人へのオースチンの伝道
五 ブリトン人をローマ・カトリックに引き入れようとする試み
1 両者の間の相違点 ―― バプテスマ
2 最初の幼児洗礼の実例とその強要
六 パウロ派の出現
七 ヒル・クリフの教会 ――― ロラード派の教会か
1 イギリスで最も古いバプテスト教会の一つ
2 ウォルター・ロラード
3 ジョン・ウィクリフ
4 ロラード派
5 ウィリアム・ティンダル
第十五章 イギリス宗教改革時代のバプテスト
一 ヘンリー八世とバプテスト
1 バプテストの迫害
2 外国にまでのびた迫害の手
3 その死のもたらしたもの
4 増え続けるバプテスト
二 彼らの信仰
1 浸礼の実践
2 オランダ人バプテストの流入
三 各地のバプテスト
1 エドワード治下のバプテスト
2 ロンドンで数をます
3 ケントのバプテスト
4 エセックスの諸教会
四 迫害の様子
五 バプテスマ問題について
1 成人のバプテスマ
2 ベールズの見解
3 ギルス・ファン・ベランの見解
4 ロバート・クークとターナー博士
六 メアリー治下のバプテスト
1 ローマ・カトリック復興の努力
2 それを助けた人々
七 増しつづけるバプテスト
1 彼らの浸礼
2 エリザベス女王時代
a バプテストの名前
b 数の増加
c その原因
d エリザベスの圧迫
e 迫害の血が教会を生む
八 アナ・バプテスト的源流の流入
1 アナバプティズムの影響
2 確信となっていった浸礼
3 バプテストの間での浸礼
九 戦いの道
1 ジェームス一世の時代
2 上院への請願
3 王への嘆願―良心の自由のための訴え
4 市民の声
第十六章 ジョン・スミスのエピソード
一 スミスの生涯のなぞ
1 彼の教育と牧会背景
2 その時代の資料 ー クロウル文書
二 スミスとバプテスマ問題
1 自分のバプテスマへの疑い
2 彼の再浸礼とオランダ・アナバプテスト
3 スミスの自己バプテスマ
三 イギリス・バプテストへの影響
四 スミスは灌水礼でなく、浸礼を受けた
1 三人の著者たちの証言
2 バプテスト史家たちの証言
3 マッソン教授の証言
4 敵側からの証言
5 その他の証言
a クリフトン
b ベイリー
ⅽ I・H
6 スミスの仲間たちの証言
a ブッシャー
b ヘルウィズ
c ノーコット
d モートン
7 スミス自身の証言
五 スミスとメノナイトの相違点
第十七章 パティキュラー(特別)・バプテスト 教会の起源
一 バプテスト教会の源流
1 バプテストの区分
2 ジェーコブ教会から出たもの
3 クロスビーの誤り
二 正当なバプテスマ執行者
1 誰からバプテスマを受けるのか
2 バプテスマの創設
3 バプテスマの伝承性の主張
4 いつの時代にもバプテストはいたという主張
a ダンバースの証言
b グランサムの証言
c フークの証言
d ステネットの証言
e 「バプテスト・マガジン」
f ポッテンガーの証言
g カルロスの証言
三 バプテスマはオランダを経由したか
1 その資料(キフィン文書)の信頼性
2 問題は浸礼でなく、その執行者
3 二つのキフィン文書
4 ハンサ丨ド・ノ丨リスの証言
四 ジェーコブの独立教会
1 スピルスベリー
2 イートン
3 キフィン
4 ジェッシー
五 ハバードの独立教会
1 ジョン・ケイン
2 サムエル・ハウ
六 その他のバプテスト
1 ポール・ホブソン
2 ト丨マス・キルコップ
七 浸礼は「新奇な」ものか
1 リチャードソンの証言
2 アレンの証言
3 コリアーの証言
4 ノーリスの証言
5 トウムズの証言
6 ワッツの証言
7 グッドウィンの証言
八 「信仰告白」(一六四三年)に表現された彼らの信仰
第十八章 イギリスにおけるバプテスマ論争
一 論争の背景
1 チャールズ一世の統治とウィリアム・ロード
2 この時代におけるバプテストの勢力
3 ロードによるバプテスト迫害
4 ロードの処刑とバプテストの自由復権
二 一六四一年に始まるバプテスマ大論争の発端
1 イギリスにおける浸礼の歴史
2 長老派の人々による滴礼の導入
三 バプテスマの様式に関して大激論となったウェストミンスター会議
四 滴礼の法制化と浸礼の罰則、バプテストへの迫害
五 バプテストはイギリスにおけるその歴史の中で一度も浸礼以外の様式を用いたことがない
1 W・H・キング博士の証言
2 ジョセフ・アンガス博士の証言
3 バプテストの敵、ダニエル・フィートレイの証言
4 組合派ウィリアム・エイムズの証言
5 バプテスト派トーマス・コリアーの証言
6 レウス・へウスの証言
7 バプテストのトーマス・ラムの証言
8 エドワード・バーバーの証言
9 ウィリアム・ジェフェリー丨
⒑ バプテスト、クレム・ライターの働き
六 イギリス十七世紀のバプテスマ論争
1 フィートレイ ー キフィン論争
2 バックスター ー トゥームズ論争
3 ポーツマスでの大論争
第十九章 バプテストの制度と慣習の興隆と発展
一 バプテスト連合の形態の発達
1 その当初の様子
2 連合誕生の日
3 ジェネラル・バプテストによる連合の組織
4 連合(アソシェーション)の運営
a その力
b 組織
c 仕事
d アソシエーションの数
e 全国大会
f アピールの習慣
g メッセンジャーという職務
二 パティキュラー・バプテストの連合
1 その発端
2 連合の開催
3 連合の目的
4 全国大会
三 ジェネラル・バプテストの教職者問題
1 その教育について
2 サポートの問題
四 パティキュラー・バプテストの場合
1 生活の支援
2 教育への関心
五 バプテストの教職者養成
六 教会の様子
1 その役員たち
2 複数教職者の習慣とその教会との関係
3 規律の厳格さ
4 結婚問題、その他の訓練
5 按手と讚美
第二十章 イギリス・バプテストの業績
一 成長の絶好期 ― 革命時代
1 そのいくつかの証言
2 時代的概観
3 バプテストに対する高い評価
二 人間の自由の代償
1 バプテストに対する敵意と憎悪
2 国家的な迫害
3 幼児洗礼論者と迫害との関係
三 バプテストの主張
1 良心の自由
2 「信仰告白」に見る良心の自由
3 この主張を封じようとする迫害
a ミルトンの場合
b バニヤンの場合
c キフィンの場合
d ウィリアムとメアリーの時代
四 自由獲得のために果したバプテストの役割
1 プライスの証言
2 バットラーの証言
3 スキーツの証言
4 シャフの証言
五 反動の時代とバプテストの業績
1 世俗化と無力化
2 ジョン・ギルの貢献
3 ジョン・リッポンと出版事業
4 ハワードの刑務所改革
5 超カルヴィニズ厶への挑戦者、アンドリュー・フラー
6 ウィリアム・ケアリと海外宣教
7 ジョセフ・ヒューズと聖書協会
8 ロバート・レイクス、W・フォックスと日曜学校
9 バプテストの未成年対策
⒑ 教育への関心
⒒ 有能な文筆家たち
第二十一章 アメリカ・バプテスト諸教会の起源
一 アメリカ最初のバプテスト教会
1 起源については不明
2 ロジャー・ウィリアムズをめぐって
3 浸礼問題論争
a ウィンスロップの証言
b ブラッドフォードの証言
4 チャウンシーとプロヴィデンスの教会
5 アナ・バプテストに対する集中攻擎
6 ヘンリー・ダンスター
7 ハンサード・ノーリス
二 マサチューセッツ州議会の圧迫
1 ウェイマスの例
2 レディ・ムーディの拘引
3 ペインターという男
4 バプテストの増加と迫害
三 ロジャー・ウィリアムズ
1 その人物
2 プロヴィデンスの入植
3 彼のバプテスマの様式は浸礼であった
a スコットの証言
b コディントンの証言
c 彼自身の証言
d フェルトの証言
e フィッシャーの証言
f シャフの証言
4 バプテストよりの分離
5 バプテストの歴史は彼から発していない
四 最初のテモクラシー
1 ロード・アイランド憲章の起草
2 宗教の自由へのバプテストの貢献
五 バプテストへの迫害
六 自由のための戦場――ヴァージニア
1 苛酷な法律
2 公立宗教の壊滅
a ホークスの証言
b マディソンの証言
c ジェファ丨ソンの証言
d ホークスの証言
e ミード監督の証言
f フィッシャーによる総括的説明
七 アメリカ独立戦争と英・米のバプテストの態度
八 大陸会議の開催
1 各地からの参加
2 その目的―――良心の自由
3 戦争参加
a 兵籍編入
b 従軍牧師
c その他の支援者たち
4 ジェファーソンの賛辞
九 合衆国憲法制定に果した役割
あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。