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想像と歴史のポリティックス
人文主義とブリテン帝国
発行:風行社
四六判
318ページ
定価
3,800円+税
- 初版年月日
- 2020年7月
- 書店発売日
- 2020年7月31日
- 登録日
- 2020年6月26日
- 最終更新日
- 2020年6月26日
紹介
イタリア都市共和国などの市民的人文主義あるいは共和主義に対して、古典や歴史に育まれた人文主義は、初期近代の複合君主国ブリテンにおいてはむしろ、帝国や王権を語る言語を多く提供した。
目次
はじめに
第一章 帝国の思想史
はじめに
一 古典古代
二 中世
三 近代以降
四 現代の論争
おわりに
第二章 ブリテン帝国の劇場──「ユートピア」から「ビヒモス」へ
はじめに
一 人文主義と複合国家
二 ブリテン帝国の想像と歴史
三 統合──イングランドとスコットランド
四 征服と植民──イングランドとアイルランド
おわりに──「内乱」と「転回」
補論 ホッブズのローマ、もしくは人文主義と帝国
一 マキァヴェッリとホッブズの間
二 人文主義とホッブズ
三 思慮から科学へ?――「タキトゥス論」
四 統治の技術――古代ローマとアウグストゥスをめぐって
五 ブリテン帝国におけるホッブズ
第三章 君主制の思想史
はじめに
一 古典古代
二 中世
三 近代以降
四 現代の論争
おわりに
第四章 文明化された君主国──ベイコンからハリファックスまで
はじめに──「啓蒙」の光と影
一 「君主主義」の系譜
二 初期近代イングランドにおける「文明」と「政治」
三 顧問官の政治学
おわりに
第五章 征服とシヴィリティ──ルネサンス期のアイルランド統治論
はじめに
一 人文主義とアイルランド
二 アイルランドの征服と改革
三 帝国とシヴィリティ
四 ルネサンス期のアイルランド統治論
おわりに
第六章 「大ぶりたんや国」の統治術──ジェイムズ六世・一世と顧問官たち
はじめに
一 ジェイムズと人文主義
二 イングランド王位継承問題
三 ブリテン統合問題
おわりに
あとがき
事項索引
人名索引
上記内容は本書刊行時のものです。