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死刑制度論のいま――基礎理論と情勢の8つの洞察
発行:判例時報社
A5判
縦210mm
横148mm
厚さ95mm
200ページ
定価
2,400円+税
- 初版年月日
- 2022年10月15日
- 書店発売日
- 2022年10月5日
- 登録日
- 2022年9月15日
- 最終更新日
- 2022年10月4日
紹介
死刑制度論の、最高レベル執筆陣による到達点。いま、死刑制度を論じる上での必読の書。――その死刑廃止論に、説得力はありますか?
【本書の特徴】本書は、死刑廃止の主張の寄せ集めではない。水掛け論に陥らない、死刑廃止論の論拠を鍛えることを目的としている。
一方、わが国の死刑制度・運用に対する国際的な倫理的・人道的観点からの批判や世界的潮流があることを踏まえ、それでもなお変わらず重要であり続ける死刑制度正当化の根拠(価値)は何かに関する洞察も提供している。 全ての論考において、アカデミズムを重視しつつも、実務家読者に対する緊張感を持ち、実社会における制度設計、実務運用に示唆を与えうる記述を貫いている。
目次
第1章 巻頭言 大谷 實 …1
第2章 死刑制度の存廃をめぐって――議論の質を高めるために 井田 良 …13
第3章 刑罰の正当化根拠と死刑 松原 芳博…35
第4章 死刑執行と自由権規約6条4項の保障 福島 至 …53
第5章 エビデンスに基づく死刑制度論の模索 渡邊 一弘…69
第6章 死刑制度論における世論の意義 本庄 武 …91
第7章 再審請求中の死刑執行と再審請求手続 葛野 尋之…109
第8章 死刑の認定・量刑に必要な適正手続とは何か 椎橋 隆幸…139
事項索引・判例索引
上記内容は本書刊行時のものです。