..
【利用不可】
書店員向け情報 HELP
福島原発集団訴訟の判決を巡って
民衆の視座から
発行:読書人
A5判
114ページ
定価
1,000円+税
- 書店発売日
- 2019年7月3日
- 登録日
- 2019年5月29日
- 最終更新日
- 2019年6月22日
紹介
3・11から8年の歳月が流れた―。あの日、大震災の驚愕と放射線被曝の恐怖にうち震えながら自宅を離れ、故郷を奪われ、家族がバラバラにされ、仕事も学校も友達も、地域社会さえも奪われた被災者、避難者は、どのような思いでこの年月を過ごしたことだろう。
事実を否定し、責任逃れを続ける電力会社の傲慢な姿勢や、避難者を切り捨てる日本政府の冷酷な棄民政策に直面するたび、避難者はいかに心を切り刻まれたか。それでも、ともに生きる社会を作り、人間らしい暮しを取り戻すため、汗を流し、涙を流しながら、事態を打開しようと懸命に闘う人々がいる!
2019年2月20日、横浜地方裁判所の「勝訴判決」を獲得した福島原発かながわ訴訟原告団、弁護団、支援する会は、人間の尊厳を賭け、命と暮らしを守り、この国に民主主義を復活させるための第一歩を踏み出した。次なる戦いを構築すべく、4月20日、決意を新たにするためのシンポジウムを開催。
本書はそのシンポジウムの全記録となります。
目次
■まえがき
■第1章 判決の法的問題点(黒澤 知弘)
■第2章 巨大な危険を内包した原発、それを安全だと言った嘘(小出 裕章)
■第3章 しきい値なし直線(LNT)モデルを社会通念に(崎山 比早子)
■第4章 原発訴訟をめぐって――民衆法廷を(村田 弘)
■第5章 なぜ原発裁判で否認が続くのか(佐藤 嘉幸)
■質疑応答
■あとがき
■巻末資料
上記内容は本書刊行時のものです。