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検証 党組織論
抑圧型から解放型への組織原理の転換
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2004年3月
- 書店発売日
- 2004年3月5日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2015年8月22日
紹介
すべての党の歴史は党員・大衆の抑圧の歴史だった―本書では、マルクス、レーニン、トロツキー、ローザ、スターリンなどの「20世紀社会主義」崩壊の根本的原因となった、党組織論が厳密に検証され、既存「党組織」の崩壊の必然性と21世紀の「解放型組織」への原理的転換が提唱される。
目次
まえがき 2
第1章 日本における左翼諸政党・諸党派の組織論 小西 誠 7
はじめに 7
1 抑圧的組織原理としての民主的中央集権制 10
2 党員・大衆の抑圧システムと化した党 27
3 二一世紀型の新しい党の組織原理 37
第2章 レーニン、トロツキー党組織論の批判的検討 吉留昭弘 47
はじめに 47
1 レーニン党組織論の特徴 49
2 ローザ・ルクセンブルクのレーニン批判 53
3 トロツキーのレーニン批判 55
4 第一〇回党大会決議と党建設の二つの方向 60
5 レーニン最後の闘争と党組織問題 64
6 レーニン後の党内闘争とスターリン主義組織路線の形成過程 70
第3章 ローザ・ルクセンブルクの中央集権制批判と二一世紀の党論 生田あい 80
はじめに 80
1 「中央政治局の壁」の前で 83
2 現代に継承すべきローザ組織論 91
3 コミュニズムの理念(原理)と党観 103
第4章 マルクス『共産主義宣言』の党組織論の原点 いいだ もも 115
1 『共産主義宣言』による初発の党観 115
2 共同体ゲマインシャフトから契約社会ゲゼルシャフトへ 124
3 プロレタリア革命の画する人類文明史の再構想 132
4 一八四八年革命の帰趨とそのマルクスの組織論的総括 143
5 意識革命の「三つの源泉」とライプニッツスピノザ哲学 151
6 意識と実践、主体と客体のマルクス的弁証法の根底から 161
第5章 コミンテルンの加入条件二一カ条とスターリン主義組織論 来栖宗孝 173
1 コミンテルンの創設について 173
2 コミンテルン加入条件二一カ条の解題 177
3 コミンテルン組織論の誤謬とはなにか 204
第6章 言語の政治におけるNAM・世界社会フォーラム組織論評註 木畑壽信 210
1 問題の政治空間 《真理の政治》から《言語の政治》へ 210
2 地層の移行 《言語の政治》 219
3 《新しい型の党》組織論の生成 252
関連リンク
上記内容は本書刊行時のものです。