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検証 党組織論 小西 誠(著) - 社会批評社
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検証 党組織論 (ケンショウ トウソシキロン) 抑圧型から解放型への組織原理の転換

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発行:社会批評社
四六判
263ページ
並製
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-916117-60-1   COPY
ISBN 13
9784916117601   COPY
ISBN 10h
4-916117-60-3   COPY
ISBN 10
4916117603   COPY
出版者記号
916117   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2004年3月
書店発売日
登録日
2010年2月18日
最終更新日
2015年8月22日
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紹介

すべての党の歴史は党員・大衆の抑圧の歴史だった―本書では、マルクス、レーニン、トロツキー、ローザ、スターリンなどの「20世紀社会主義」崩壊の根本的原因となった、党組織論が厳密に検証され、既存「党組織」の崩壊の必然性と21世紀の「解放型組織」への原理的転換が提唱される。

目次

まえがき 2
第1章 日本における左翼諸政党・諸党派の組織論  小西 誠  7
 はじめに 7
 1 抑圧的組織原理としての民主的中央集権制 10
 2 党員・大衆の抑圧システムと化した党 27
 3 二一世紀型の新しい党の組織原理 37

第2章 レーニン、トロツキー党組織論の批判的検討  吉留昭弘 47
 はじめに 47
 1 レーニン党組織論の特徴 49
 2 ローザ・ルクセンブルクのレーニン批判 53
 3 トロツキーのレーニン批判 55
 4 第一〇回党大会決議と党建設の二つの方向 60
 5 レーニン最後の闘争と党組織問題 64
 6 レーニン後の党内闘争とスターリン主義組織路線の形成過程 70

第3章 ローザ・ルクセンブルクの中央集権制批判と二一世紀の党論  生田あい 80
 はじめに 80
 1 「中央政治局の壁」の前で 83
 2 現代に継承すべきローザ組織論 91
 3 コミュニズムの理念(原理)と党観 103

第4章 マルクス『共産主義宣言』の党組織論の原点  いいだ もも 115
 1 『共産主義宣言』による初発の党観 115
 2 共同体ゲマインシャフトから契約社会ゲゼルシャフトへ 124
 3 プロレタリア革命の画する人類文明史の再構想 132
 4 一八四八年革命の帰趨とそのマルクスの組織論的総括 143
 5 意識革命の「三つの源泉」とライプニッツスピノザ哲学 151
 6 意識と実践、主体と客体のマルクス的弁証法の根底から 161

第5章 コミンテルンの加入条件二一カ条とスターリン主義組織論  来栖宗孝 173
 1 コミンテルンの創設について 173
 2 コミンテルン加入条件二一カ条の解題 177
 3 コミンテルン組織論の誤謬とはなにか 204

第6章 言語の政治におけるNAM・世界社会フォーラム組織論評註  木畑壽信 210
 1 問題の政治空間 《真理の政治》から《言語の政治》へ 210
 2 地層の移行 《言語の政治》 219
 3 《新しい型の党》組織論の生成 252

著者プロフィール

小西 誠  (コニシ マコト)  (

1949年宮崎県生まれ。航空自衛隊生徒隊(少年自衛官)卒業後、隊内で治安出動に反対して逮捕・起訴されるが、81年無罪確定。社会・軍事批評者。主な著書に『マルクス主義軍事論1・2巻』『自衛隊の周辺事態出動』『新左翼運動その再生への道』『検証 内ゲバ』など。

生田あい  (イクタアイ)  (

 大阪生まれ。1967年に立命館大学に入学し70年 安保闘争に参加。その後社会運動家として活躍。現在、共産主義協議会「コム・未来」事務局長。
 主な著書に編著『女たちのローザ・ルクセンブルグ』『共産主義者、奔走す』『誤謬―党と国家一体化の神話』など。

いいだもも  (イイダモモ)  (

1926年、東京生まれ。49年東京大学法学部卒業。作家・批評家。
主な著書に『エコロジーとマルクス主義』『20世紀の社会主義とは何であったか』『自民党大熔解の次は何か?』など。

吉留昭弘  (ヨイトメアキヒロ)  (

1937年鹿児島生まれ。著書に『ソ連崩壊とマルクス主義』など 

来栖宗孝  (クルスムネタカ)  (

 1920年生まれ。元東海大学文明研究所教授。
 『刑事政策の諸問題』などの刑事政策関係著作(共著を含む)論文多数。日本左翼運動史などの論文、紹介多数。  

上記内容は本書刊行時のものです。