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日中関係の管見と見証 張 香山(著者) - 三和書籍
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日中関係の管見と見証 (ニッチュウカンケイノカンケントケンショウ) 国交正常化30年の歩み (コッコウセイジョウカサンジュウネンノアユミ)

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発行:三和書籍
A5判
283ページ
上製
価格 3,200円+税
ISBN
978-4-916037-47-3   COPY
ISBN 13
9784916037473   COPY
ISBN 10h
4-916037-47-2   COPY
ISBN 10
4916037472   COPY
出版者記号
916037   COPY
Cコード
C3031  
3:専門 0:単行本 31:政治-含む国防軍事
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2002年9月
書店発売日
登録日
2018年10月23日
最終更新日
2023年12月27日
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紹介

著者が20年間に書いた日本に関する文章、談話、講演など63篇を選択しこの文集を編纂した。選択された大多数の著作は中日両国の関係について述べたものであるため、書名を、『中日関係の管見と見証』とした。また文章は創作した年月の順序によって配列したのではなく、内容が大体同じである文章をひとつにまとめて編纂した。たとえば「中日共同声明」に関するもの、「中日平和友好条約」に関するもの、両国指導者の相互訪間に関すること、そして第二次世界大戦勝利五〇周年記念に関するもの、日本の大衆運動に関するものなどである。また文章の形式によってたとえば講演、もしくは会議における基調報告をそれぞれひとつにし、残りは全部一緒にした。文集中における各著作はほとんどがすでに発表されたものである。大部分はもとの内容のまま一部文字の訂正だけを行ったが、なかには内容について補充と修正を行った文章もある。

目次

日本語版の刊行にあたって
序 章 中日国交正常化への道
一、中日国交正常化以前の情勢
二、一九五〇年代以降における対日政策の決定
三、中日国交正常化の国際的背景
四、田中首相訪中の道を開く
第1章 中日国交正常化
一、中日国交正常化前後
―― 「共同声明」調印によって開かれた新しい友好の歴史――
二、中日国交正常化一〇周年にあたって
――中日両国は一衣帯水の隣邦であり友好関係の後退はあり得ない――
三、中日国交正常化一五周年で培われたもの
―― 「声明」と「条約」を厳格に守り、両国の世々代々にわたる友好を実現しよう――
四、中日国交正常化後二〇周年で確認するべき課題
――国交回復後の中日関係における発展の経験と教訓――
五、中日国交正常化後二五周年の回顧と展望
――新世紀への中日関係・中日国交正常化の二五周年を記念する――
第二章 中日平和友好条約
一、「中日平和友好条約」の正式発効を祝う
二、条約締結一〇周年=相互理解を深め中日友好を発展させよう
三、条約締結二〇周年=祝賀と期待
一第三章 戦後の中日関係と対日政策
一、新中国成立初期における党中央が策定した対日政策と活動方針
二、日本に対する戦争賠償請求権の放棄に関する経過
三、日本人民の闘争と日本共産党
四、中日両国の友好協力関係を引き続き推し進めよう
五、中日の相互理解のために直言する
――中日関係面面観によせて――
六、歴史を鏡に将来に目を向けよう
――抗日戦争勝利五〇周年を記念して――
第四章 両国指導者と中日関係
一、 周恩来と中日国交正常化
二、郡小平と「中日平和友好条約」
三、中日国交正常化の総仕上げと華国鋒訪日
四、胡耀邦の訪日とその成果
第五章 中日友好二一世紀委員会における基調報告
一、中日友好二一世紀委員会第五回会議において
二、中日友好二一世紀委員会第六回会議において
三、中日友好二一世紀委員会第七回会議において
四、中日友好二一世紀委員会第八回会議において
五、中日友好二一世紀委員会第九回会議において
六、中日友好二一世紀委員会第一〇回会議において
第六章 集会における講話
一、二一世紀の中日関係を展望する
二、中国の対外政策に関するいくつかの問題に答える
――日中倶楽部における講演――
三、周恩来先生逝去一〇周年記念集会において
四、中日友協代表団指導者への講話
五、中国における日本学の構築について
――中華日本学会成立大会において――
六、日本人反戦同盟記念碑開幕式において
結章 中日国交正常化三〇周年を記念して
――友好と協力関係のさらなる発展を希求する――
一、中日民間団体責任者会議での挨拶
二、中日国交正常化三〇周年にあたって
――中日関係を巡るいくつかの質問に答える――
あとがき
訳者あとがき

前書きなど

一九九八年に「中日関係管窺与見証」が出版されてから、もうすぐ四年になる。今年は中日間の国交が正常化して三〇周年にあたる。両国人民にとってきわめて重要な年である。この度、これを記念するため、日本の友人鈴木英司先生の熱心なご支援により、本書が日本語に翻訳され、日本で刊行することになった。
書名が示すとおり、本書は主に中日両国の関係、そして筆者と日本の各界の人々との交流を記述したものである。これは主に両国の国交が回復した一九七二年から一九九七年までのものだが、日本語版には、私が二〇〇二年一月に開催された中日民間友好団体責任者会議において行った発言等を追加したため、本書では二〇〇二年までのものを記載することとなった。この論集の中には、国交回復前の両国関係に触れた文章もいくつかある。

版元から一言

日中国交正常化交渉の生き証人、張香山氏による対日政策理論のすべてをここに凝縮。日中関係の超一級資料を初公開。

著者プロフィール

張 香山  (チョウ コウザン)  (著者

現職 中国国際交流協会顧間、中日友好協会顧間。
経歴 1914年浙江省寧波市に生まれる。天津中日学院で学び33年天津左翼作家連盟書記を務める。34年東京高等師範に学び、左翼作家連盟東京分会に参加。37年に帰国し、延安において八路軍に参加。38年中国共産党入党。41年八路軍129師団敵工作部副部長、43年大行軍区敵工作部長、45年晋翼魯檸稼軍区敵工作部長、46年北平軍事調停処中共側新聞処副処長、中共中央外事グループ副処長を歴任。建国後は51年中共中央マルクスレーニン学院第一分校教務処長。55年中共中央対外連絡部秘書長(~ 73年)、73年同部副部長(~ 77年)、中国アジア・アフリカ団結委員会副主任、中日友好協会副会長、外交部顧間、中央広播(放送)事業局長、77年中共中央宣伝部副部長(~ 82年)、中国新聞工作者協会主席、82年中共中央対外連絡部顧間、日中友好21世紀委員会中国側委員、中国国際交流協会副会長を歴任。88年日中友好21世紀委員会中国側首席委員、第5~7期中国人民政治協商会議常務委員。筑波大学名誉博±。1992年日本政府より勲一等端宝賞受賞。

上記内容は本書刊行時のものです。