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ただし、うつ病ではある。―日常の精神療法―
- 初版年月日
- 2026年8月31日
- 書店発売日
- 2026年9月2日
- 登録日
- 2026年7月19日
- 最終更新日
- 2026年7月19日
紹介
ある若い精神科医が、平凡なうつ病患者になった――。
うつ病の治療には休養が必要である。しかし、生活と仕事への焦り、回復しなければならないという圧力は、医学の言葉だけでは捉えきれない日常の問題でもある。
本書では著者の幼少期の体験、仕事との関わり、家族との生活、診察室でのやり取りがありありと描かれる。そこに精神科医としての知識が重なり、うつ病を病気としてだけでなく、人が生きてきた時間や価値観、生活の中で起こる出来事として捉え直していく。
うつを抱えた人は、日常のなかでどのように自分と向き合い、生きていくのか。
うつ病を生きる精神科医が知識と無力さのあいだから見出す、学術エッセイ。
目次
第1章 うつ病と出会う
1.平凡な医者が平凡な患者になった
2.今ここの私から始める
3.医師と患者の秘密の真実
4.私というカルテ
5.ジャンヌ・ダルクの生活歴―診察室という法廷
6.処方薬という物語
7.約束ごととしてのうつ病
8.地図にない出口
第2章 病人役割
1.休めと言われましても
2.わからないものに降伏せよ
3.ハンドメイド病人生活
4.喫茶店論―迂回路と物
5.公園論―何もしない場所と時間
第3章 価値観に踏み込む
1.うつ病の地図を描く
2.できないからダメなんだ
3.信念に触れる
4.うつ病患者からみた家族
5.ふつうの生活、家族のケア
6.主治医交代問題
第4章 変化を待つ
1.時間と部分のマッサージ
2.せっかく病気になったんだから
3.上手な絶望
4.変化の精神療法
5.待合室問題
第5章 日常の精神療法
1.うつ病はわからない
2.子どものことと、子どもの頃のこと
3.すいません禁止令
4.今ここから始める精神療法
5.身体反応への気づき
6.反芻思考から没頭体験へ―日記と創作
7.感情とぬいぐるみ
8.その後のうつ病
上記内容は本書刊行時のものです。

