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女が獣になるとき
1930年代のジョルジュ・バタイユ
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2026年7月31日
- 書店発売日
- 2026年7月31日
- 登録日
- 2026年7月3日
- 最終更新日
- 2026年7月31日
紹介
反撃、蕩尽、マダム・エドワルダ。
マルクス主義、精神分析、ファシズムが交錯する20世紀最大の思想的混乱期を、稀代の表現者はいかに乗り越えたのか? その足跡をシモーヌ・ヴェイユ、ロジェ・カイヨワ、アンドレ・ブルトンらとの関係を通して微細に検証し、謎に満ちたバタイユ像の一端を表出する。
目次
序
I 倒錯は正しい──『社会批評』誌のジョルジュ・バタイユ
1 クラフト゠エビング『性の精神病理学』騒動
2 もう一つの「フロイト゠マルクス主義」
3 ファシズム(および民主主義)の心理構造
II 二つの「D・A・F・ド・サドの使用価値」
──「民主的共産主義サークル」から「コントル゠アタック」へ
1 ヴェイユからバタイユへ
2 二つの「D・A・F・ド・サドの使用価値」
3 ピヴェールと「革命的左派」
4 「革命的左派」と「コントル゠アタック」
5 バタイユからブルトンへ
III 「社会学コレージュ」の世俗的アプローチ
1 カイヨワの「コントル゠アタック」
2 ブルトンを「審問」する「人間現象学研究グループ」
3 なぜ「コレージュ」なのか
4 「マルクス主義」でなく「フランス社会学」
5 「中間集団」としての「社会学コレージュ」
IV 全体主義なき全体性、あるいは秘密結社およびその陰謀結社との差異
1 バタイユと実存哲学事始め
2 「アセファル」と全体性の問い
3 カイヨワは(超)ファシストか
4 権力の科学としての「聖社会学」
──カイヨワの「社会学コレージュ」
5 「魔法使いの弟子」とは誰か
V 女が獣になるとき
──シモーヌ・ヴェイユ、コレット・ペニョ、そしてマダム・エドワルダ
1 モデル小説としての『空の青』
2 喪の作業としてのエクリチュール
3 明かしえぬコレット
4 (偽りの)犠牲と聖なるコミュニケーション
5 マダム・エドワルダ、あるいは獣になること
註
読書案内
初出一覧
前書きなど
「本書はフランスの作家ジョルジュ・バタイユ(1897-1962年)の、主に1930年代における活動の軌跡を辿ったものである。より具体的にいえば、「民主的共産主義サークル」「反撃」、そして「無頭人」および「社会学コレージュ」での活動がその中心に置かれる。/とくにこの30年代のバタイユは、共同署名に名を連ねたりデモや集会に参加したりと、ある意味わかりやすいかたちで政治に巻き込まれているように見える。だからこそ魅力的に映るというのは、否定しえない事実だろう。〔……〕しかしその一方で、それらの活動には、常識を信奉する立場からすればなかなか理解しにくいバタイユ独自の(倒錯的)論理が、基調としてあるように思える。私たちはそのわかりにくさを、できるだけ常識人の立場から解きほぐしてみたい」
――序文より
上記内容は本書刊行時のものです。
