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わたしはどこに
四六判
縦188mm
横125mm
厚さ14mm
重さ 300g
208ページ
価格
1,800 円+税
1,980 円(税込)
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2026年2月25日
- 書店発売日
- 2026年2月28日
- 登録日
- 2026年2月5日
- 最終更新日
- 2026年2月26日
書評掲載情報
| 2026-03-27 |
週刊読書人
2026年3月27日号 評者: 九螺ささら(歌人・絵本文作家) |
| 2026-03-26 |
毎日新聞
夕刊 2026年3月26日 評者: 大塚真祐子(文筆家・元書店員) |
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紹介
「明けない夜はない」という言葉は嘘である。わたしの目には夜はいつまでも明けない。わたしの目は太陽光線を忘れている――。
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闇のなかに灯る言葉。完全に視力を喪失した作者自身の不安な日常を描く最新作「わたしはどこに」のほか、代表作「ガーデナの家族」、出色の短篇「柿の木」を併録。「網膜色素変性症」という困難に翻弄されつつ、失明者として文字をつむぐ稀有な作品集。
定価1800円+悪税
目次
わたしはどこに
はじめに
花火
うつらない鏡
みるみる園
描写
米寿
しあわせ
寄り添う人とねずみ色の人
幼女
老年
おわりに
ガーデナの家族
柿の木
わたしの八十八歳――あとがきにかえて
前書きなど
《わたしは六十五歳ごろから約五年間にわたって失明への道を辿った。多くの検査の結果、網膜色素変性症と診断された。〔……〕こころの底では自分が全盲になることは想像していなかった。まして文字の読み書きが永久にできなくなることは。
片目は残るだろう、不便でも0.001の視力は残るだろう、と本気であれこれ考えていた。本当に二十四時間暗闇の中で、月も雲もすべての色も人間の顔も動物も本も、歴史のある美しい建物もカラフルな色たちも、すべて黒一色に上塗りされてしまうなんて想像できなかった。高齢の中途失明者の不便さや絶望感はなった人でなければわからないだろう》――本文より
上記内容は本書刊行時のものです。

