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大田文学 第2号 大田文学編集部(編集) - 大田文学
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大田文学 第2号 (オオタブンガク ダイニゴウ)

文芸
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発行:大田文学
B5判
縦257mm 横182mm 厚さ6mm
100ページ
定価 909 円+税   999.9 円(税込)
ISBN
978-4-911644-01-0   COPY
ISBN 13
9784911644010   COPY
ISBN 10h
4-911644-01-X   COPY
ISBN 10
491164401X   COPY
出版者記号
911644   COPY
Cコード
C0090  
0:一般 0:単行本 90:文学総記
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2026年10月1日
書店発売日
登録日
2026年9月7日
最終更新日
2026年10月15日
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紹介

「馬込文士村」を抱え、三島由紀夫、坂口安吾、中原中也、茨木のり子も住んだ文学都市・東京都大田区。『大田文学』は、その大田区から全国に向け、文学の面白さを発信する文芸カルチャー誌です。いわゆる“文学”といった枠を超え、演劇、書、アート、漫画、音楽、街歩き、建築、グルメ、政治、宗教、環境、生き方、考現学、考古学など、さまざまな切り口から“文学”と出会っていただけたら幸いです。年2回、春夏号・秋冬号の刊行を予定しています。14歳からの幅広い世代に手に取っていただきたいです。

今号の特集は、「当地(東京都大田区)の宇野千代大研究」! 若き宇野千代が暮らした大田区での足掛け8年をたどり、その青春と文学にさまざまな角度から迫ります。

目次

6──■河口から遡る(内川2) 故郷の川、内川/椋 康雄

特集当地の宇野千代大研究
14──◦そもそも宇野千代とは何者か?
16──◦関東大震災の日、宇野千代はどこにいたか?/寺地日出雄
20──◦この時代の宇野千代を読む
22──◦『『色ざんげ』を囲んだ夜。/スマイル大森BOOKクラブ
24──◦宇野千代を巡る人々
26──◦宇野千代が見た風景
28──◦宇野千代を演じて/越谷真美
32──◦馬込の輝いた女性たち/梯久美子
36──◦宇野千代さんからの電話/関口直人
40──◦宇野千代をもっと知る
42──◦宇野千代の言葉

44──■読めない文字を読む(熊谷恒子のかな書2 『土佐日記』)
48──■ショート・ショート道場2 完全なるプロット/小野塚力
52──■蘇る古典(劇団 山の手事情社)
64──■AI実験室 『多摩川と飛行場』2
70──■勝手に姉妹都市1 小田原編/熊谷真理人
74──■M邸の来客簿2 山の彼方へ/保科みどり
76──■味で巡る世界文学2 パレスチナの料理と文学
78──■地域限定「怪?物語」1 貸本屋の怪/なりゆきわかこ
80──■Story Of Seiten 「三車火宅」(法華経より)
82──■この町で音楽を「ケメの独立とその後のPiPi&Cot」/金谷あつし
86──■考古小説『三千年前』/江見水蔭
90──■好古学漫遊1 『大森貝塚』第8刷由来/大森新一
92──■東京の南の端でマンガ風呂1 小4脳はオーバーヒート? それでも夢中になった『火の鳥』/山脇麻生
96──■傍聴文学『私を傍聴に連れてって』2 議員の見えない傍聴席/中也羊

前書きなど

なんと、2冊目です。

2冊目も出来上がりました。これは奇跡でしょうか?

予想を遥かに超える方々からのご理解を賜り、実にありがたいこと──漢字で書くと有難いこと、つまりは有ることが難しいこと、滅多にないこと、奇跡的なこと──が連続しました。思わぬところからお声がかかったり、思わぬところで取り上げていただいたり・・・、あとがきのページの「スペシャルサンクス。」にお名前を書き切れなくなる日を予感しています。

創刊号はともかく形にすることが目標でしたが、今や、いかに続けていくかが問題です。最近「3号の壁」というものがあるのを知りました。過去の文芸誌を見ても、確かに3~4号で潰えるものが少なくないようです。まずはその壁を突破すべく邁進します。ワクワク、ドキドキ、ヒイヒイが続きます……。どうぞ、今後ともご理解・ご協力のほどをよろしくお願いいたします。

さて、今号(第2号)は「当地の宇野千代大研究」です。宇野千代の98年の生涯を全部取り上げたら、到底ページが足りないと考え、「当地」(東京都大田区)に住んだ頃の宇野千代にスポットを当てることにしました。限られた取り上げ方ではありますが、『大田文学』ならではの特集に仕上がったと自負しております。

宇野の大田区時代は足掛け8年ほどですが、この期間にその後のアイコンとしての「宇野千代」の素地ができ、極論すれば、以後の彼女の人生の全ての萌芽がこの時期にあったとも感じています。

特集以外でも、新しい筆者をお迎えして、「勝手に姉妹都市」「好古学漫遊」「東京の南の端でマンガ風呂」「怪?物語」といった新連載を開始しました。どの連載も自信を持ってお勧めいたします。今号もゆっくりとお楽しみください。 中野

版元から一言

「馬込文士村」を抱え、三島由紀夫、坂口安吾、中原中也、茨木のり子も住んだ文学都市・東京都大田区。『大田文学』は、その大田区から全国に向け、文学の面白さを発信する文芸カルチャー誌です。いわゆる“文学”といった枠を超え、演劇、書、アート、漫画、音楽、街歩き、建築、グルメ、政治、宗教、環境、生き方、考現学、考古学など、さまざまな切り口から“文学”と出会っていただけたら幸いです。年2回、春夏号・秋冬号の刊行を予定しています。14歳からの幅広い世代に手に取っていただきたいです。

今号の特集は、「当地(東京都大田区)の宇野千代大研究」! 若き宇野千代が暮らした大田区での足掛け8年をたどり、その青春と文学にさまざまな角度から迫ります。

著者プロフィール

大田文学編集部  (オオタブンガクヘンシュウブ)  (編集)

文学都市・東京都大田区より全国へ発信。さまざまなものの中に「文学」を見出し、「文学」と共に生き、見て、行動し、感じ、楽しむあり方を提案する。

椋 康雄  (ムクノキ ヤスオ)  (著者)

町をテーマにした小説やエッセイを執筆。『内川逍遥』『関東子連れ狛犬の系譜』などの著作がある。システムエンジニア。合気道6段。ブログ「椋劄記」(むくのき・さっき)を運営。東京都大田区在住。

小野塚 力  (オノヅカ リキ)  (著者)

国文学研究者。2006年「星新一試論黄金律の探索者」で第1回日本SF評論賞最終候補。日本キリスト教文学会、サーチャーの会、日本古典SF研究会所属。

保科 みどり  (ホシナ ミドリ)  (著者)

書家として、作品発表や後進指導に携わりつつ、東京都大田区南馬込で「フミとショ」にまつわるモノやコトを集めた店(「みどりの」)を営む。

江見 水蔭  (エミ スイイン)  (著者)

探究心に富む、明治・大正期の作家。通俗小説、推理小説、冒険小説、探検記、考古小説、文壇史、翻案戯曲など多岐にわたる分野の著作がある。

中也 羊  (チュウヤ ヨウ)  (著者)

「政治・社会への無関心」が「政治・社会の腐敗」を生む、といった持論を持つ謎の作家。

寺地 日出雄  (テラチ ヒデオ)  (著者)

1958年、北海道生まれ。電気科の学生時代に文学に憧れ、就職で南馬込の山本周五郎邸の近くの寮に住み、近藤富枝の『馬込文学地図』に出会う。定年間際に馬込文士村ガイドの会に入会し、市井の文士村研究を続ける。

越谷 真美  (コシヤ マミ)  (著者)

東京都出身の俳優・演出家。日本女子大学卒業後、2006年に「劇団 山の手事情社」に所属し、国内外の舞台に出演。ワークショップ講師や演劇教育活動にも携わる。

梯 久美子  (カケハシ クミコ)  (著者)

北海道大学文学部国文科を卒業後、サンリオでの社長秘書を経て、やなせたかしの『詩とメルヘン』の編集に携わり、2001年より、ノンフィクションライター。『散るぞ悲しき』『狂うひと』『原民喜』など評価の高い作品を発表し続ける。

中野 健作  (ナカノ ケンサク)  (著者)

『大田文学』を編集・発行。デザインまでこなす、と言えば聞こえはいいが、青色吐息?。東京都大田区の極めて豊富な「文学資源」のスゴさ・面白さを伝えることに躍起になっている。「馬込文学マラソン」主宰。

熊谷 真理人  (クマガイ マリト)  (著者)

1996年「牧野信一生誕百年記念シンポジウム」を早稲田大学小野記念講堂で開催。以後東京・小田原で牧野信一作品を中心に多数の朗読会を開催。2024年より小田原文学研究会副会長。

なりゆき わかこ  (ナリユキ ワカコ)  (著者)

4コマ漫画家兼児童書作家。最新作「ぼくはクルルをまもりたい」(ポプラ社)。大田区在住。

金谷 あつし  (カナヤ アツシ)  (著者)

元・PiPi&Cotリーダー。現在も歌い続ける。フォーク酒場『風に吹かれて』のオーナー。70年代のフォーク全盛時代を回顧するだけでなく、当時の空気を共有できる場を提供。

大森 新一  (オオモリ シンイチ)  (著者)

謎の演歌師。「森進一ではありません。大森新一です」。彼が大森貝塚にやたら詳しい理由を、誰も知らない・・・。

山脇 麻生  (ヤマワキ マオ)  (著者)

ライター・編集者。京都精華大学マンガ学部新世代マンガコース非常勤講師。著書に『すぐ読める! 蔦屋重三郎と江戸の黄表紙』(時事通信社)がある。

関口 直人  (セキグチ ナオト)  (著者)

音楽プロデューサーとして長年にわたり活躍、CMソングをはじめ多様なジャンルの音楽制作に携わる。音楽と社会、地域文化をつなぐ仕事を数多く手がけ、音楽の持つ力を広く伝えている。東京都大田区で「カフェ 昔日の客」を経営。

追記

東京新聞の「大波小波」(2026年5月8日夕刊)で取り上げられました。

上記内容は本書刊行時のものです。