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土民生活流動体書簡集(一) よしのももこ(著) - 虹霓社
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土民生活流動体書簡集(一) (ドミンセイカツリュウドウタイショカンシュウ イチ) バックレ可(笑) (バックレカ)

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発行:虹霓社
B6判
180ページ
並製
価格 1,600 円+税   1,760 円(税込)
ISBN
978-4-911626-00-9   COPY
ISBN 13
9784911626009   COPY
ISBN 10h
4-911626-00-3   COPY
ISBN 10
4911626003   COPY
出版者記号
911626   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2023年9月16日
書店発売日
登録日
2025年8月19日
最終更新日
2025年8月22日
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紹介

芥川賞作家・山下澄人さんに「この本おもしろい」とコメントいただいたほか、
「今後の私の人生の参考書にしたい一冊」
「言語化できない自分に寄り添ってくれる文章」
「大きな消費相撲から距離を取って《生きている》のチューニングを手元に置くための1つの実践例」
「現代社会が生きづらい人のエッセイかと思って読み進めていくうちにそれどころの話ではないと惹き込まれていく。社会の<直線のかたち>から逃れた3人の生活ルポ」

などとSNSで少なくない反響があり、小野寺伝助さんの「続・クソみたいな世界を生き抜くためのパンク的読書」では「パンクのエッセンスが詰まりまくった名著」と評された一冊です。

首都から〝バックレ〟て家族とともに離れ小島へ流れ着いた「わたし」は、トモエ学園、大杉栄「鎖工場」、中島正の自給農業、石川三四郎の土民生活などを日々の生活に織り込み、都会では起こりようもない出来事に振り回されながら、徐々に<生きている>を取り戻していく。

装画はmoineau。

「積極的にバックレたい。できてるフリをするよりできなさを体感したい。できないならできない者としての生活をガチでやりたい。都会がダメで田舎がすばらしいとかじゃない。自給自足がどうのこうのとかでもない。ただ、毎日の生活に読めなさを取り戻して、《生きている》のままならなさに日々驚いていたい!」(本文より)

*本書は当初、虹霓社の「虹ブックスレーベル」として自主刊行されましたが、このほどISBNを取得し、改めての販売となりますので、本体は同じものです。

目次

・長く空き家だったというこの家を借りて、
・1通目 バックレ可(笑)
・2通目 閉所恐怖
・3通目 脱出口
・4通目 エスカレーター
・5通目 ミショーさんの本屋
・6通目 設定が違う
・7通目 気がついたら出てた
・「手紙」を読みはじめたのは遅めの昼食を済ませたあとだった
・8通目 悪夢と胃の腑の鍵
・9通目 セルフ島流し
・10通目 土民生活流動体
・11通目 あやとり
・12通目 糞尿博士
・13通目 アウト・オブ・眼中
・今から五十年後百年後の誰かがこれを偶然読む、

前書きなど

「『トットちゃん』を読んで以降、わたしはこの世にトモエがあるほうの《生きている》をやることになって、それはじっさいにトモエのような学校を探してそこに転校するとかそういうことじゃなくて、いる場所は同じでも、そこにはいつも別の可能性が折りたたまれて含まれてることがわかった。わかったというか、含まれてるほうに賭けることにした。折りたたまれたものたちのこの凸凹した感触を知っていれば、どこにいたってわたしはきっと大丈夫だと思えて、それで、というほど劇的でもなく、だんだんと何となくわたしは気にせず学校に行けるようになりました。学校が好きになったのでも楽しくなったのでもなかったけれど、《直線のかたち》に飲まれなくなった。」

「人間のエゴがこんな酷い状況をつくり出してしまった、私たちはもうそこから逃れられない、どうしてこんなことになってしまったんだ、あいつらが投票に行かないからだ、あいつらが声をあげないからだ、とか、希望のありかはたぶんそこじゃない。人間がやってるんだもん、どんな状況にも必ずバグは生じる。小さい穴はどっかに開く。へんなものがぽこっ、と生まれちゃったり、必ずする。《あやとり》をする指が異なっていればいるだけすき間ができる。そこに希望の芽があるとわたしも思うし、なによりそのほうがおもしろい。」

著者プロフィール

よしのももこ  (ヨシノモモコ)  (

1974(昭和49)年生まれ。離れ小島で暮らしている。好きなことは言葉に節をつけて歌うことと動きを中から言葉にして書くこと。空間把握がヘタで注意力が驚くほどないので、よく食パンや鍋を焦がしている。
これまでに書いたものに「《わたし》は土に還れるか?─離れ小島 でメンドリと暮らす」(『スペクテイター』47号所収・2020年)、「ナーンチャッテ家族」(『季刊黒猫』連載・2020-2023年)、小説 『ジドウケシゴム』(冊子のヨベル・2023年)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。