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在庫ステータス
不明
取引情報
取引取次:
地方小
直接取引:あり(その他)
幻湯記
発行:花乱社
四六判
縦188mm
横128mm
厚さ18mm
重さ 310g
272ページ
並製
価格
2,000 円+税
2,200 円(税込)
- 出版社在庫情報
- 不明
- 初版年月日
- 2026年3月30日
- 書店発売日
- 2026年4月10日
- 登録日
- 2026年3月30日
- 最終更新日
- 2026年4月1日
紹介
生死の狭間には,得てして人ならぬものが混じり込む──
アイロニカルな極上ブラックユーモア作品集,表題作他7編収録
ブラックな笑いに疲れたら,
山の温泉宿(「幻湯記」)で心を癒してください。
老練な番頭が,手ぐすね引いてお待ちしております。
目次
死神の悲劇
笑うバイヤー
殺したような、殺されたような
よっ、千両役者!
BAR/KAMAKIRI
幻走特急
青き陽炎
幻湯記
あとがき
前書きなど
■「幻湯記」より
背後で雪が崩れ落ちる大きな音がしました。積もった雪が湯の中に落ちたのかと、振り返りました。目にしたのは今朝方蓮台岩で見た、あの銀毛輝く巨大なお猿でした。お湯に入る、正にその瞬間の姿でした。思わず目を疑いましたが、間違いなくお猿です。(略)
老猿は私に一瞥をくれましたが、後は瞑目してじっとお湯に浸かっております。不思議に怖くはありません。しかし、一体どこから来たのでしょうか。矢野様が仰ったように大明神のお使いなんでしょうか。
もう考えるのは全てよそうと、頭の奥で誰かが囁きました。そう、人は自分が思うほど大きな存在でもないし、これからもそれはあり得ないだろうと囁きました。
上記内容は本書刊行時のものです。
