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Flamenco al Aire ロマンティック・スペインと水玉の幻想 真城七子(著/文) - ジングシュピール
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Flamenco al Aire ロマンティック・スペインと水玉の幻想 (フラメンコアルアイレ ロマンティックスペイントミズタマノゲンソウ)

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長方形
60ページ
上製
価格 3,800円+税
ISBN
978-4-911192-00-9   COPY
ISBN 13
9784911192009   COPY
ISBN 10h
4-911192-00-3   COPY
ISBN 10
4911192003   COPY
出版者記号
911192   COPY
Cコード
C1873  
1:教養 8:磁性媒体など 73:音楽・舞踊
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2024年1月16日
最終更新日
2024年1月16日
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紹介

フラメンコ・アル・アイレ。
アイレとは、標準スペイン語で「空気」や「風」、「気分」のこと。
フラメンコの世界では、えもいわれぬフラメンコ特有の風情のこと。
このCD&BOOKのプロジェクトでは、スペインのグラナダ地方の伝統あるフラメンコの名家出身のギタリストと、まだ世界的にも演奏されることの少ない新しいジャンル、フラメンコフルートとのコラボレーションを実現しました。
19世紀より受け継がれてきた濃密なフラメンコの「アイレ」と新しい風の「アイレ」、二つの「アイレ」の織りなす綾をお楽しみください。

♣︎History
フラメンコといえば水玉模様なのはどうして?
情熱の国、挑発的で美しいジプシーの踊り子に野生味溢れる闘牛士、旅人を襲う危険な山賊、ギターにカスタネットにタンバリン…そしてもちろん、フラメンコ。
こうした古き良きスペインイメージは一体どこから生まれてきたのか?
実はこのスペインイメージとフラメンコ文化は、ほぼ時期を同じくして生まれ育ちました。
これまでも西洋の生活文化史について執筆を続けてきた作家、真城七子が、「ヨーロッパの中に起きた一つの魅力的な現象」としてフラメンコの歴史を描きます。

♣︎ Music
この付属CDでは、スペインのグラナダ地方の伝統あるフラメンコの名家出身のギタリストと、まだ世界的にも演奏されることの少ない新しいジャンル、フラメンコフルートとのコラボレーションを実現しました。
19世紀より受け継がれてきた濃密なフラメンコの「アイレ」と新しい風の「アイレ」、二つの「アイレ」の織りなす綾をお楽しみください。

【CD収録曲】
1.DE GRANÁ (TANGOS)  グラナダから(タンゴス)[04:44]

2.AIRE DEL SUR (ALEGRÍAS) アンダルシアに吹く風(アレグリアス)[07:23]

3.A LOS GENIOS (FARRUCA) 才ある者たちへ(ファルーカ)[11:07]

4.RETAMA (ABANDOLAO) レタマ(アバンドラオ)[04:25]

5.SALIDA DE LA MINA (TARANTO) 鉱山からの帰路(タラント)[06:16]

6.A TIEMPO (BULERÍAS) 時間通りに(ブレリアス)[06:08]

7.“MAROTE” (GRANAÍNA) “マローテ“(グラナイーナ)[04:31]

【Artist】
Mashiro(Flute), Pepe Maya “Marote”(Guitar), Keisuke Ametani(Cajón)

目次

Prologue. 水玉の幻想
-その時世界はポルカドットに沸いていた
-しかし、どうしてポルカが流行したのか
-ロマン主義と異国趣味
-スペインは黒い伝説に染まっていた

ロマンティック・スペイン

水玉の幻想1. 約束の地アンダルシア
-check! ガデスの娘たち
-Historia Ⅰ

水玉の幻想2. アラブの世界
-check! 黒い小鳥シルヤブ
-Historia Ⅱ
-アルハンブラ宮殿
-モーロの歌

水玉の幻想3. 流浪の民ジプシー
-CARMEN スペイン女性の典型
-Historia Ⅲ
-ジプシーの旅
-ジプシーの装い
-check! ジプシーと縞模様
-吟遊詩人とロマンセ
-check! ジプシーの生活
-Historia Ⅳ

【曲解説】スペインの「お国ぶり」の曲形式
-check! 【曲解説】フラメンコの曲形式Ⅰ

水玉の幻想4. スペイン音楽とジプシー音楽

水玉の幻想5. ロマンティック・バレエ

水玉の幻想6. マホとマハ

水玉の幻想7. カスタネットとタンバリン、そしてギター

水玉の幻想8. カフェ・カンタンテ
-ヨーロッパとカフェ文化
-Café Cantante カフェ・カンタンテ
-“フラメンコ”が誕生した日
-check!【曲解説】フラメンコの曲形式Ⅱ

水玉の幻想9. 闘牛とフラメンコ

水玉の幻想10. 世界の劇場を巡るフラメンコ
-check! 行き還りし歌
-check!【曲解説】フラメンコの曲形式Ⅲ

フラメンコの扉
-check! フラメンコ用語

付属CD『Flamenco al Aire』について

プロフィール

参考文献・図版出典一覧

♠︎付属CD『Flamenco al Aire』

前書きなど

フラメンコといえば水玉模様?
そんなこと、誰が決めたのだろうか。
でもフラメンコの衣装には昔から、男女共に水玉模様が多くあしらわれている。
それどころか、フラメンコの公演のフライヤーからグッズに至るまで、「フラメンコである」ということを素早く人々にお知らせするための効果的な手段として、水玉模様はよく使われる。
けれどそれがどうしてなのかは、おそらくそれを使っている本人を含め、誰も意識していない。

なるほど確かに、この模様はとてもジプシーらしいものとして、「歴史的に迫害を受け続けてきたジプシーたちの涙である」などという、もっともらしく、そしてロマンチックな理由を説明として付け加えられることがある。
そしてそのジプシーがフラメンコを創り出したがゆえに、フラメンコではこの模様を用いたジプシーの衣装を身にまとうのだと。

だがもともと、「各地を放浪し、現地で手に入れることのできたものを身につける」といった生活を長く続けてきたジプシーたちに、固有の民族衣装というものはないのだ。
そういう意味で、水玉模様=ジプシーの衣装というのは、事実に反している。
けれども人々はこのイメージを魅力的と感じ、神話や伝説のようにも見えるこの話を口伝えにして楽しみ、味わっているのである。

スペインやフラメンコにまつわるこのようなイメージは、他にも沢山あげられる。

スペインは異国情緒に溢れた、情熱と闘牛とフラメンコの国であるということ。
スペイン女性といえば黒髪に黒い瞳に浅黒い肌を持ち、エキゾチックな神秘性と官能性をたたえた、ちょっと挑発的な魅力を放つジプシーのような女性であるということ。
フラメンコはジプシーの血族たちの間で内密に創られ、口伝で引き継がれてきた秘教的なものであり、選ばれた地に生まれ、選ばれた血、選ばれた者たちによってしかその本質に触れることができないのだということ。

これらの数多くのイメージは、どこからやってきたのだろうか?

版元から一言

このCD&BOOKでは、フラメンコの歴史を知ることができる「本」の部分と、それを実際に耳で聴いて体験していただける「CD」の部分とを合わせてお楽しみいただけます。

CD部分には、フラメンコの本場、スペイングラナダのフラメンコの名家出身のギタリストと、まだ世界的には演奏されることの少ないフラメンコフルートというコラボレーションで、本格的なフラメンコ音楽を聴くことができます。

それに対して本の部分では、内容は「フラメンコの専門書」といったような読者を限定するものではなく、「闘牛士」「カルメン」「情熱的で官能的な女性のジプシーの踊り子」「エキゾチック」「アルハンブラ宮殿」といったような、私たちが「スペイン」と聞いたらすぐに思い浮かべるような古き良きスペインのイメージが歴史上どのようにして誕生し育っていったのかを、ヨーロッパの歴史的社会情勢と絡み合わせて語られます。

ですのでこの本は、「フラメンコに興味のある人」のみでなく、「スペインに興味のある人」「歴史に興味のある人」「クラシック音楽に興味のある人」などにも楽しんでいただける内容となっております。

また、本書内にはQRコード先で読める内容もついており、見た目以上のボリュームを有しております。

著者プロフィール

真城七子  (マシロナナコ)  (著/文

武蔵野音楽大学器楽学科フルート専攻卒
ドロッセルマイヤーズ創業メンバーの1人

フラメンコフルートを日本に伝える希少なフルーティストであり、様々なスペイン人アーティストのもとに弟子入りしギターやフラメンコを学んだ経歴を持つ。
その経験から編み出した特有のフルート奏法は、アルゼンチンタンゴ、特にアストル・ピアソラの曲を演奏する際に新しい解釈を生み出していると、音楽批評家からも評価が高い。
フルーティストの他、作家としての顔も持ち、自らの著作の他にも、池田理代子『ベルサイユのばら』や『奥様は魔女』といった著名な作品の関連書籍で、ヨーロッパ宮廷文化や魔女の文化を紹介するライターを勤めるなど、西洋の文化を研究し紹介する活動も行っている。
主な著作は、『宮廷マダムの作法』、『媚薬のレシピ』、『今夜はじめる人狼ゲーム』CD&BOOK『Noche de Tango』(ノチェ・デ・タンゴ)など。

2021年には、自らのコンセプトによるレーベル*Singspiel*を創設。
作品の制作・販売や、イベントの企画などを行っている。

音楽では、毎月定期的にライブに出演し、フラメンコやアルゼンチンタンゴの本場であるところのスペイン人やアルゼンチン人アーティストと数多く共演している。

上記内容は本書刊行時のものです。