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最北の国分寺と蝦夷社会――仙台平野からみた律令国家 斎野 裕彦(著/文) - 敬文舎
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最北の国分寺と蝦夷社会――仙台平野からみた律令国家 (サイホクノコクブンジトエミシシャカイセンダイヘイヤカラミタリツリョウコッカ)

歴史・地理
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発行:敬文舎
A5判
縦210mm 横148mm
512ページ
定価 12,000円+税
ISBN
978-4-911104-00-2   COPY
ISBN 13
9784911104002   COPY
ISBN 10h
4-911104-00-7   COPY
ISBN 10
4911104007   COPY
出版者記号
911104   COPY
Cコード
C3021  
3:専門 0:単行本 21:日本歴史
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2023年6月
書店発売日
登録日
2023年5月10日
最終更新日
2023年5月31日
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紹介

最北の陸奥国に造営された陸奥国分寺・陸奥国分尼寺が、蝦夷と呼ばれた人びとの住む社会とどのようなかかわりをもって成立したのか、そして存続したのか、文献史料とともに遺跡の調査成果に基づいて、その実態の解明を試みた画期的な書。
そして、陸奥国の国分二寺の造営が朝廷の辺境政策の一端でもあることから、その前後の施策をとおしてみえてくる律令国家の軌跡を、蝦夷社会の安定を優先した融和策と、武力を背景として支配領域を拡大する強硬策が交互に繰り返された地域史として、仙台平野の阿武隈川以北の人びとの視点から読み解いている。

目次

〔序章〕  辺境としての地域史とその主体
〔第一章〕 蝦夷像と蝦夷社会
〔第二章〕 陸奥国府と付属寺院の移転
〔第三章〕 国分寺・国分尼寺の構想
〔第四章〕 最北の国分寺
〔第五章〕 陸奥国分寺・陸奥国分尼寺の造営と創建瓦
〔第六章〕 東大寺盧舎那仏と黄金山産金遺跡
〔第七章〕 多賀城の修造と城柵の北進
〔第八章〕 桓武朝の征夷と徳政相論
〔第九章〕 平安仏教と陸奥国の産金
〔終章〕  貞観震災と夷俘社会

著者プロフィール

斎野 裕彦  (サイノ ヒロヒコ)  (著/文

1956年、宮城県岩沼市生まれ。東北学院大学文学部史学科卒業。1980年4月に仙台市に文化財主事として採用され、教育委員会で文化財行政を担当。2022年3月退職。現在は日本災害・防災考古学会副会長。専門は日本考古学で、仙台平野をフィールドとして汎列島的な視野から地域史研究に取り組む。第4回日本考古学協会奨励賞受賞。主な著書に、『富沢遺跡─東北の旧石器野営跡と湿地林環境』『津波災害痕跡の考古学的研究』『東日本大震災と遺跡に学ぶ津波防災』(いずれも同成社)、『考古資料大観9 石器・石製品・骨角器』(共著:小学館)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。