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社会学的質的調査の挑戦 有末賢(編著) - 図書出版みぎわ
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社会学的質的調査の挑戦 (シャカイガクテキシツテキチョウサノチョウセン) 〈出会い〉と〈対話〉の社会調査論 (デアイトタイワノシャカイチョウサロン)

社会一般
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A5判
縦210mm 横148mm 厚さ20mm
240ページ
並製
定価 3,200 円+税   3,520 円(税込)
ISBN
978-4-911029-22-0   COPY
ISBN 13
9784911029220   COPY
ISBN 10h
4-911029-22-6   COPY
ISBN 10
4911029226   COPY
出版者記号
911029   COPY
Cコード
C1036  
1:教養 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2025年10月10日
書店発売日
登録日
2025年8月28日
最終更新日
2025年11月7日
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紹介

いままで経験したこともない、他者の経験や語りと出会うために――
原爆の被害者調査、災害の被災地調査、都市社会調査、障害者やアートの社会学、サバイバーの社会学、ピエール・ブルデューの社会学など、様々な分野による質的調査の実践を紹介。そこから、目の前の社会の役に立たなければならない、という近視眼的な要請のもとでのエビデンスに縛られた研究から脱却し、社会学が目指すべき、人と人の実存的な〈出会い〉と〈対話〉という、質的調査の本質を提示する。

目次

まえがき
序章 隔離された〈経験〉を取り戻す
   ――再帰的近代における社会学的質的調査の挑戦 小倉康嗣

第1部 質的調査「対象者」との〈出会い〉と〈対話〉
 第1章 調査が動き出す
 ――広島フィールドワークから考える〈出会い〉と〈対話〉の意味 根本雅也
 第2章 なぜ調査者は書くのか
 ――ある原爆被爆者調査の社会調査史 松尾浩一郎

第2部 質的「データ」との〈出会い〉と〈対話〉
 第3章 質的データのモダリティ分析
 ――その人ごとの体験はどのように語られるか 後藤 隆
 第4章 質的データのモノグラフ的構成
 ――経験を問う作業の意味と課題 井腰圭介

第3部 質的調査する「自己」との〈出会い〉と〈対話〉
 第5章 出会いと迷い
 ――質的な研究、というより、ただ人間的で主観的なものの探究 岡原正幸
 第6章 ブルデューの反省的社会学と質的調査
 ――故郷ベアルンのフィールドワークをめぐって 三浦直子

終章 質的社会調査と社会学 有末 賢

あとがき
索引

前書きなど

編者たちは、それぞれの分野で調査研究を積み重ねながら、人間と人間との実存的な〈出会い〉と〈対話〉こそが質的調査の本質であると感じ、考えてきました。社会調査の意味は、たしかに事実や実態を正確に把握し、科学的に解明する方法であるかもしれません。しかし、社会学徒が質的調査を通して出会うのは、いままで経験したこともない、他者の経験や語りであり、感情や非言語的な表出でもあります。そうであるならば質的調査は、まずその驚きを読者、他者に伝えようとする行為から出発するといえるでしょう。それが主観的であろうと相互行為であろうと、その情熱がなければ、質的調査は相手に伝わりません。反省的(再帰的)社会学という視点は、この質的調査の本質と重なっています。(中略)本書の執筆者たちは、それぞれ個別に原爆の被害者調査、災害の被災地調査、都市社会調査、障害者やアートの社会学、サバイバーの社会学、ピエール・ブルデューの社会学など様々な分野で社会学的質的調査を実践し、また理論、方法論や社会学史、社会調査史を研究してきました。今回、〈出会い〉と〈対話〉というキーワードに沿って、新しく執筆していただきました。読者の皆さんと、現代社会学や質的調査研究の原点と意味・意義について対話し、考えていきたいと思います。(本書「まえがき」より)

著者プロフィール

有末賢  (アリスエケン)  (編著

有末賢(ありすえ・けん)
慶應義塾大学名誉教授。1953年生まれ。慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程修了。博士(社会学)。専門は都市社会学、地域社会論、生活史研究。
主著に、『生活史宣言――ライフヒストリーの社会学』(慶應義塾大学出版会、2012年)、『現代大都市の重層的構造――都市化社会における伝統と変容』(ミネルヴァ書房、1999年)、『被爆者調査を読む――ヒロシマ・ナガサキの継承』(共編著、慶應義塾大学出版会、2013年)など。

小倉康嗣  (オグラヤスツグ)  (編著

小倉康嗣(おぐら・やすつぐ)
慶應義塾大学文学部教授。1968年生まれ。慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。博士(社会学)。立教大学社会学部准教授、同教授を経て現職。専門はライフストーリー研究、生の社会学、原爆体験の継承。
主著に、『高齢化社会と日本人の生き方――岐路に立つ現代中年のライフストーリー』(慶應義塾大学出版会、2006年)、『なぜ戦争体験を継承するのか――ポスト体験時代の歴史実践』(共編著、みずき書林、2021年)、『原爆をまなざす人びと――広島平和記念公園八月六日のビジュアル・エスノグラフィ』(共編著、新曜社、2018年)など。

松尾浩一郎  (マツオコウイチロウ)  (編著

松尾浩一郎(まつお・こういちろう)
帝京大学経済学部教授。1972年生まれ。慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学、博士(社会学)。専門は都市社会学、社会調査論。
主著に、『日本において都市社会学はどう形成されてきたか――社会調査史で読み解く学問の誕生』(ミネルヴァ書房、2015年)、『地域・都市の社会学――実感から問いを深める理論と方法』(共編著、有斐閣、2022年)、『原爆をまなざす人びと――広島平和記念公園八月六日のビジュアル・エスノグラフィ』(共編著、新曜社、2018年)など。

上記内容は本書刊行時のものです。