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乳児保育Ⅰ・Ⅱ 松本 園子(監修) - ななみ書房
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乳児保育Ⅰ・Ⅱ (ニュウジホイク イチ ニ) 実践にいかす乳児の生活と保育 (ジッセンニイカスニュウジノセイカツトホイク)

教育
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発行:ななみ書房
B5判
224ページ
並製
定価 2,400 円+税   2,640 円(税込)
ISBN
978-4-910973-35-7   COPY
ISBN 13
9784910973357   COPY
ISBN 10h
4-910973-35-4   COPY
ISBN 10
4910973354   COPY
出版者記号
910973   COPY
Cコード
C3037  
3:専門 0:単行本 37:教育
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2024年10月10日
書店発売日
登録日
2024年8月2日
最終更新日
2025年12月31日
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紹介

保育士養成機関の教科書として立ち上げた『NEW ERA シリーズ』の第一巻目として刊行。「保育への思い」を全巻を通じたキーワードを設定し、刻々変容する保育ニーズに対応すべく,書籍の形態では十分に記述できない内容を二次元コードを利用した電子媒体によって理解を深められるような斬新な工夫を随所に取り入れるなど,新しい時代の担い手となる学生の皆さんに自在に活用していただけることを第一の目標に掲げました。

はじめに
 第1部 講義編
第1章 乳児保育の基礎
第2章 乳児保育の現状
第3章 3歳未満児の発育・発達をふまえた保育
第4章 乳児保育における計画・記録・評価とその意義
第5章 乳児保育における連携・協働

 第2部 体験編
第6章 乳児保育の一日

 第3部 演習編
第7章 乳児保育における援助の基本
第8章 乳児保育における発育・発達をふまえた生活と遊びの実際
第9章 乳児保育における配慮の実際
第10章 乳児保育における計画の実際

目次

はじめに
 第1部 講義編
第1章 乳児保育の基礎
1.乳児保育の意義と目的
 1 乳児保育とは何か
  1 乳児保育の定義
  2 本書における「乳児保育」の範囲
 2 乳児保育の意義と目的
 3 乳児保育における養護と教育
2.乳児保育の役割と機能
 1 乳児保育の役割
 2 乳児保育の機能
3.乳児保育の歴史的変遷
 1 戦前までの歴史
 2 戦後からの歴史

第2章 乳児保育の現状
1.乳児保育をめぐる社会的状況
 1 家庭をとりまく状況の変容と乳児保育
  1 少子化の進行と家族関係の変容
  2 雇用の不安定化と働き方をめぐる状況の変容
  3 都市の人口集中に伴う地域の子育て状況の変容
 2 乳児保育需要と待機児童の実態
 3 子ども・子育て支援新制度と乳児保育
2.保育所・幼保連携型認定こども園における乳児保育
 1 保育所
 2 幼保連携型認定こども園
3.乳児院における乳児保育
 1 乳児院の現況
 2 乳児院の入所理由
 3 乳児院の職員構成及び勤務体制
 4 乳児院における養育
   1 担当養育制
   2 保育看護
   3 小グループの養育
4.家庭的保育における乳児保育
 1 家庭的保育事業
 2 小規模保育事業
 3 居宅訪問型保育事業
 4 事業所内保育事業
5.子育て支援における乳児保育
 1 地域子育て支援拠点事業
 2 一時預かり事業
 3 企業主導型保育事業
6.乳児保育の課題
 1 乳児保育における「保育の質」
 2 乳児保育における「子どもの健康」
  1 食物アレルギー
  2 乳幼児突然死症候群
 3 乳児保育における「子どもの虐待」

第3章 3歳未満児の発育・発達をふまえた保育
1.3歳未満児の生活と環境
 1 0歳児の生活と環境
  1 安心して落ち着いて過ごせる環境
  2 個々の生活リズムに対応できる環境
  3 衛生的な環境
 2 1・2歳児の生活と環境
  1 生活リズムがとりやすい環境
  2 清潔の習慣を身につける環境
  3 主体的に自らの生活を作り出す環境
  4 さまざまな体験のできる環境
2.3歳未満児の遊びと環境
 1 0歳児の遊びと環境
  1 遊びと環境の工夫
  2 玩具の選び方
 2 1・2歳児の遊びと環境
  1 1歳児の遊びと環境
  2 2歳児の遊びと環境
3.3歳以上児の保育に移行する時期の保育
 1 個別指導計画からクラスの集団生活での計画へ
 2 自我の育ちと自律の芽生えを支える
4.3歳未満児の発育・発達をふまえた保育者の関わり
 1 0歳児の発達と保育者の関わり
  1 0~4か月未満
  2 4か月~6か月未満
  3 6か月~1歳未満
 2 1・2歳児の発達と保育者の関わり
  1 1歳~1歳6か月未満
  2 1歳6か月~2歳未満
  3 2歳
5.3歳未満児の発育・発達をふまえた保育における配慮
 1 0歳児の保育における配慮
  1 事故予防
  2 適切な判断に基づく保健的対応
  3 受容的・応答的関わり
  4 職員の専門性を生かした対応
  5 保護者との連携と保護者への支援
  6 担当の保育士が替わる場合の留意点
 2 1・2歳児の保育における配慮
  1 日常状態の十分な観察と適切な判断に基づく保健的対応
  2 安全で活動しやすい環境整備
  3 情緒の安定と子どもの自発的な活動
  4 担当の保育士が替わる場合の留意点

第4章 乳児保育における計画・記録・評価とその意義
1.乳児保育における計画・記録・評価の流れ
 1 全体計画から評価までの流れ
 2 保育目標と保育計画
  1 一人一人の乳児の発達を理解し,発達課題をふまえる
  2 月齢や年齢に応じた生活リズムを考える
  3 家庭との連携を大切にする
  4 保育の場のチームワーク
2.乳児保育における記録の意義
 1 保育の記録
  1 忘れてしまう前にメモをとる
  2 保育の質の向上に役立てる
  3 指導計画のなかに生かす
 2 振り返りと自己評価
 3 家庭との連携
  1 登・降園時の連絡
  2 連絡帳
  3 アルバムやお便りの活用
3.全体計画と個別計画作成の留意点
 1 全体的な計画と指導計画の関係
  1 規則正しい生活リズム
  2 保育所の日課
  3 健康管理
 2 指導計画作成の留意点
  1 年間指導計画
  2 月間指導計画
  3 週案・日案

第5章 乳児保育における連携・協働
1.職員間の連携・協働
 ▢ 職員間で特に連携・協働が必要な場合の対応
  1 食物アレルギーのある子どもへの対応
  2 疾病や傷害発生時の対応
  3 虐待等が疑われる場合や気になるケースを発見した場合の対応
  4 災害発生時の対応
2.園内の他職種との連携・協働
 1 嘱託医との連携・協働
 2 栄養士・調理員との連携・協働
3.保護者との連携・協働
4.自治体や地域の関係機関との連携・協働
  ▢ 自治体や地域の関係機関との連携・協働が特に必要な場合の対応
   1 子どもに障がいや発達上の課題が見られる場合
   2 食中毒や感染症等の発生時
   3 災害発生時
   4 虐待等が疑われる場合や気になるケースを発見した場合の連携

 第2部 体験編
第6章 乳児保育の一日
 ▪ 乳児院の一日の生活の流れ (スライドショー)
 ▪ 保育園の一日の生活の流れ (スライドショー)
 ▪ 家庭的保育の一日の生活の流れ (スライドショー)

 第3部 演習編
第7章 乳児保育における援助の基本
1.乳児と保育者との関係
2.個々の子どもに応じた援助や受容的・応答的な関わり
3.乳児の主体性の尊重と自己の育ち
4.乳児の体験と学びの芽生え

第8章 乳児保育における発育・発達をふまえた生活と遊びの実際
1.身体機能の発達をふまえた生活と援助の実際
 1 運動機能の発達をふまえた生活と援助の実際
  1 生後6か月頃まで
  2 6か月頃から1歳6か月頃まで
  3 1歳6か月頃から2歳6か月頃まで
  4 2歳6か月頃から3歳6か月頃まで
 2 援助のための環境構成とさまざまな取り組み
  1 生活環境作りのための工夫
  2 援助のための遊び道具の準備
  3 援助のためのさまざまな取り組み
 3 手指操作の発達をふまえた生活と援助の実際
  1 手指操作の発達の概要
  2 手指操作の発達に関わる保育者の援助
2.基本的生活習慣の獲得をふまえた生活と援助の実際
 1 食 事
  1 乳幼児期の食事の援助
  2 乳幼児の食事をめぐる問題とその対応
  3 保育所における食事の援助
 2 睡 眠
  1 乳児期の睡眠の特徴
  2 保育所における午睡の援助
 3 排 泄
  1 排泄行動の発達の概要
  2 保育所における排泄の援助の実際
 4 着 脱
 5 清 潔
3.対人関係の発達をふまえた生活と援助の実際
 1 言葉の発達と援助の実際
  1 言葉で人とつながる
  2 言葉の発達の概要
  3 保育者の援助の実際
 2 対人関係の発達と援助の実際
  1 対人コミュニケーションについて
  2 対人関係の発達の概要
  3 保育者の援助の実際
4.乳児の発育・発達をふまえた遊びと援助の実際
 1 乳児の発達をふまえた遊びと援助
  1 遊びの定義と種類
  2 乳児にとって「遊び」とはなにか
  3 乳児の「遊び」と保育者の関わり
 2 乳児における遊びの実際
  1 模倣遊び
  2 絵本・お話
  3 「いないいないばあ」
  4 追いかけっこ
  5 ボール遊び
  6 歌・手遊び・歌遊び

第9章 乳児保育における配慮の実際
1.乳児の心身の健康・安全と情緒の安定を図るための配慮
 1 健康面への配慮
  1 健康状態の把握
  2 感染症と予防接種
  3 アレルギー疾患
  4 衛生管理
 2 安全面への配慮
  1 事故防止と安全対策の要点
  2 事故の発生要因からの安全対策
  3 乳児への安全教育
  4 危機管理への取り組み
  5 災害への備え
  6 不審者侵入などの対策
 3 情緒の安定に向けた配慮
2.集団での生活における配慮
 1 集団での生活のねらい
 2 集団での生活の留意点
 3 集団での生活に馴染めない子どもへの対応
3.環境の変化や移行に対する配慮
 1 入所(園)時・進級時における基本的配慮
  1 新年度の準備
  2 配慮のポイント
 2 子どもたちへの配慮
 3 保護者への配慮
 4 環境整備に関する配慮

第10章 乳児保育における計画の実際
1.全体的な計画と指導計画
2.長期的な指導計画・短期的な指導計画の作成
 1 指導計画の役割
 2 指導計画作成のポイント
 3 長期的な指導計画作成の実際
 4 短期的な指導計画
  1 月の指導計画(月案)作成の実際
  2 週の指導計画(週庵)作成の実際
3.個別指導計画と集団指導計画
  1 個別指導計画
  2 集団指導計画

前書きなど

NEW ERA 乳児保育 I・II 「はじめに」

ななみ書房の長渡晃氏から、保育者養成テキストの新機軸として「NEW ERA シリーズ」を立ち上げたいというお話がありました。そのため私(松本)が7人の著者と共に、出してきた『乳児の生活と保育』について、内容を活かしつつ、組み替え、補充し、新シリーズのもととなって、現代の課題に応える新しいテキストを作りたいということでした。この理由と趣旨をうかがい、納得し、新しい『乳児保育 I・II』の監修者の役割を引き受けました。

ここでは、私どもが『乳児保育』のテキストとして『乳児の生活と保育』という本をつくり出版してきた経緯を述べ、新しい時代に要請される新しい試みへの期待を表明したいと思います。

『乳児の生活と保育』は、1996年に樹村房から出版されました。保育者養成校の教員として『乳児保育』を担当していた私は、勉強しながら、毎週の講義をこなすうちに年齢立った学生たちばかりではなく、樹村房の編集者である長渡氏からも、乳児保育のテキストをつくりませんかと声をかけてくださったのです。

乳児保育のテキストは、すでにいくつも出版されていました。しかし、ぴったりとしたものがないと思っていました。そこで、キャリアもつたい私は、思いきっても“今までにあった、私たちに使いやすいものをつくる”という条件でお引き受けしたのです。長渡氏から紹介された方と、私の友人とさそい準備をはじめました。

それまでの多くのテキストは、心理、保健、栄養、保育、教育、福祉という学問のジャンルを章立ての柱とし、各章でそれぞれの分野の乳児に関する知見を概説する、というスタイルがとられていました。しかし、1 教室回帰の講義ではその内容を乳児保育として学生の中で結びつけるのは難しいと感じていました。私たちのねらいは、その構成を通し、乳児の生活の具体的内容を章立ての柱とし、それぞれの内容と関連を実践的に統一することを目指し、書名も『乳児の生活と保育』としました。

その後、長渡氏が独立して「ななみ書房」を立ち上げ、2006年より『乳児の生活と保育』はななみ書房から出版されるようになりました。いずれテキストを評価してくださる方も多く、保育者をめざる状況の変化や、保育者養成課程の改正などに応じて何回かの小さめの改訂を重ねつつ発行を続け、2019年に最後の改訂を行い、今日に至りました。これまで本書をご利用いただいた先生方、学生の皆さんに心より感謝申し上げます。

『NEW ERA 乳児保育 I・II』は、今日の要請にこたえるものとしてななみ書房編集部の責任で作成されました。『乳児の生活と保育』がベースになっていますが、元の本には無い内容も加えられています。ここに元の本の構成と執筆者を示し、新しい本との関係がわかるようにしました。

【今までご採用いただいている先生へ】
前作『乳児の生活と保育』構成から『NEW ERA 乳児保育 I・II』該当箇所の対応表
第1章 乳児保育の意義・目的と役割(松本園子)⇒ 第1章
第2章 乳児保育の現状と課題(松本園子)⇒ 第2章
第3章 乳児保育の実際
 1節 保育所における乳児保育(伊藤輝子)⇒ 第2章、第6章
 2節 乳児院における乳児保育(大村富子)⇒ 第7章
 3節 家庭的保育における乳児保育(伊藤輝子)⇒ 第7章
第4章 3歳未満児の発育・発達をふまえた保育(大村富子)⇒ 第3章
第5章 乳児保育における計画・記録・評価(伊藤輝子・立浪澄子)⇒ 第4章、第5章
第6章 乳児保育における連携・協働(大村富子)⇒ 第6章
第7章 身体機能の発達と保育
 1節 身体を動かす(立浪澄子)⇒ 第8章 1-1
 2節 手を使う(大場富子)⇒ 第8章 1-2
第8章 基本的生活習慣獲得と保育
 1節 食べる(林靖)⇒ 第8章 2-1
 2節 排泄する(荒賀直子・伊藤輝子)⇒ 第8章 2-2
 3節 眠る(伊藤輝子・松本園子)⇒ 第8章 2-3
第9章 対人関係の発達と保育
 1節 ことばで人とつながる(仲明子)⇒ 第8章 3-1
 2節 人とわかれる(大場富子)⇒ 第8章 3-2
巻末コメント

『NEW ERA 乳児保育 I・II』の26頁にあるように、今日、1・2歳児の半数以上が保育所等に通っています。出生児が減少していること、待機児童対策により保育所等の受け入れ児童が増加したという事情がありますが、乳児保育は以前のような一部の子どものみの保育ではなく、一般的なものになっています。乳児期の保育は将来を担う子どもたちの豊かな育ちを実現するものであり、新時代のテキストが活用され、学ばれることを願ってやみません。

2024年8月
松本園子(監修者)

版元から一言

ななみ書房では,幼児教育・保育関係テキストラインアップの新機軸として,幼稚園教諭・保育士を目指す学生の方々を主な対象とした新シリーズ『NEW ERA シリーズ』を立ち上げました。
小社創業以来20 年間にわたり取り組んでまいりました出版活動の経験をもとに,「保育への思い」を全巻を通じたキーワードとして設定するとともに,刻々変容する保育ニーズに対応すべく,書籍の形態では十分に記述できない内容を二次元コードを利用した電子媒体によって理解を深められるような斬新な工夫を随所に取り入れるなど,新しい時代の担い手となる学生の皆さんに自在に活用していただけることを第一の目標に掲げました。

著者プロフィール

松本 園子  (マツモト ソノコ)  (監修

白梅学園大学名誉教授

学生時代,女性の生き方を考える中で仕事と育児の両立を可能にするカギとして“ 乳児保育” に注目したのが,保育への関心の始まりでした。その後生活は豊かになり,保育の充実は進みましたが,環境と人間関係の悪化が子どもの新たな不幸を生み出しています。今は立ち止まり,暮らしの根本を考え直したいと思っています。

ななみ書房編集部  (ナナミショボウヘンシュウブ)  (

高等教育機関で保育士養成のための専門図書編集に携わる。
学生向け教科書のほかに、卒業後の多忙な実務の中でも研鑚可能なブックレットや、多様化する教育現場に対応する資料集など、独自の観点から幅広く保育学と向き合う編集専門家集団。

追記

2006年刊行のロングセラー『新乳児の生活と保育』を基に、令和時代の保育現場の課題や最新の知見を反映し、大幅に改訂された《NEW ERA》シリーズとして生まれ変わりました。

旧版ISBN
9784903355825

上記内容は本書刊行時のものです。