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越境の在日朝鮮人作家 尹紫遠の日記が伝えること 国籍なき日々の記録から難民の時代の生をたどって
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2022年12月12日
- 書店発売日
- 2022年12月12日
- 登録日
- 2022年9月26日
- 最終更新日
- 2024年2月21日
紹介
金素雲訳編『朝鮮詩集』(岩波文庫)の解説者として世に知られる、朝鮮人作家、尹紫遠(ユンジャウォン、1911-1964)。1942年、朝鮮人初の短歌集を刊行した人物でありながら、戦後の歩みはこれまで注目されたこともなく、その存在は今ではほとんど忘れ去られている。
日本出身の妻と暮らした尹紫遠の戦後の日記には、「密航」・親族離散・朝鮮人差別・生活苦・文化交流、そして戦後日本で在日朝鮮人が「書く」営みの困難さを伝える断片的記述に満ちていた。様々な在日朝鮮の人たちの声を拾ってきた研究者の解読とともに、日記は豊かに「在日」の経験を現代に語りだす。
世紀をこえるグローバル移動の物語 西川祐子
在日朝鮮人文学史の〝失われた環〟 平田由美
体験と虚構の中に探る戦後史の共有の(不)可能性 日比嘉高
日記がつむぎだす「もう一つの戦後史」 板垣竜太
尹紫遠日記を読む 解説 宋恵媛
序. 宛先不明の手紙
一.在日朝鮮人と日記
二.一九四六年、戦後作家の誕生
三.蔚山での幼年時代、東京での孤独な青春
四.桃の花、あいりすの花―内なる朝鮮を詠む
五.東京はけふ雨が降ってゐる―戦後日本で朝鮮人が書くということ
六.文学者たちとの交流録
七.在日朝鮮人文学史の一隅で
八.謎解き
九.とし子
父と母の思い出 尹泰玄
尹紫遠日記(1946.9-1964.8) 尹紫遠
『月陰山』巻末記 尹徳祚
あとがき
尹紫遠作品一覧
尹紫遠が鑑賞した映画一覧
人名索引
目次
世紀をこえるグローバル移動の物語 西川祐子
在日朝鮮人文学史の〝失われた環〟 平田由美
体験と虚構の中に探る戦後史の共有の(不)可能性 日比嘉高
日記がつむぎだす「もう一つの戦後史」 板垣竜太
尹紫遠日記を読む 解説 宋恵媛
序. 宛先不明の手紙
一.在日朝鮮人と日記
二.一九四六年、戦後作家の誕生
三.蔚山での幼年時代、東京での孤独な青春
四.桃の花、あいりすの花―内なる朝鮮を詠む
五.東京はけふ雨が降ってゐる―戦後日本で朝鮮人が書くということ
六.文学者たちとの交流録
七.在日朝鮮人文学史の一隅で
八.謎解き
九.とし子
父と母の思い出 尹泰玄
尹紫遠日記(1946.9-1964.8) 尹紫遠
『月陰山』巻末記 尹徳祚
あとがき
尹紫遠作品一覧
尹紫遠が鑑賞した映画一覧
人名索引
上記内容は本書刊行時のものです。