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広島 抗いの詩学 原爆文学と戦後文化運動 川口隆行(著/文) - 琥珀書房
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書店注文情報

9784910723273
鹿ヶ谷叢書巻次:001

広島 抗いの詩学 原爆文学と戦後文化運動

文芸
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発行:琥珀書房
A5判
288ページ
定価 4,500円+税
ISBN
978-4-910723-27-3   COPY
ISBN 13
9784910723273   COPY
ISBN 10h
4-910723-27-7   COPY
ISBN 10
4910723277   COPY
出版者記号
910723   COPY
Cコード
C3093  
3:専門 0:単行本 93:日本文学、小説・物語
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2022年2月28日
書店発売日
登録日
2021年11月12日
最終更新日
2021年12月5日
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紹介

蓄積の進んだ1950年代研究との対話を経て、著者が約10年をかけて編んだ研究書。
本書は、一九五〇年代広島における原爆文学と戦後文化運動という二つの領域の重なりに向き合い、そこに見出される表現と運動の歴史的経験を明らかにし、今日的な意義を問う。
本書の扱う時代や地域は限定的である。だが、朝鮮戦争という「熱戦」から文字通りの冷戦へと移行し、経済原理が浸透する高度経済成長期以降に忘却された歴史的経験の一端を明らかにするだろう。
そしてそれは、ポスト冷戦の時代を生きる「私たち」をいまだ拘束する力のありようを見定める作業にほかならない。様々な分断が生み出す固定概念やイメージを乗り越える越境的な想像力を思考すること。
「広島」が真に普遍的な意味での「ヒロシマ」になる道のりはそこにこそある。(「はじめに」より)

目次

第Ⅰ部 サークル運動論
第一章 『われらの詩』における詩作品 ――その詩学ポエティックと政治学ポリティクス

第二章 『われらの詩』から『われらのうた』へ――被爆地広島のサークル詩誌の軌跡

第三章 動物たちの原爆文学――『原爆詩集』試論

第四章 四國五郎と辻詩――シベリア収容所の民主運動と被爆地広島のサークル運動

第五章 『ヂンダレ』と『琉大文学』に見る広島・長崎・ビキニ――東アジア冷戦の狭間から

第Ⅱ部 復興批判論
第六章 朝鮮戦争と民衆の自画像――山代巴「或るとむらい」論

第七章 「声」を拾い集め、編み直す――被爆者支援運動と手記集『原爆に生きて』

第八章 カタストロフィと日常の交差――田中清子の手記(『原爆の子』)を読む

第九章 復興する街を書き直す――大田洋子『夕凪の街と人と』論

おわりに
あとがき
索引・年表

著者プロフィール

川口隆行  (カワグチタカユキ)  (著/文

一九七一年生まれ。広島大学大学院教育学研究科博士課程後期修了。
大葉大学(台湾)講師、東海大学(台湾)助理教授、広島大学大学院教育学研究科准教授を経て、
二〇二〇年より広島大学大学院人間社会科学研究科教授。
専攻は日本近現代文学・文化史。著書に『原爆文学という問題領域プロブレマティーク』
(創言社、二〇〇八年。増補版二〇一一年)、『台湾・韓国・沖縄で日本語は何をしたのか――言語支配のもたらすもの』(共編著、三元社、二〇〇七年)、『戦争を〈読む〉』(共編著、ひつじ書房、二〇一三年)、『「サークルの時代」を読む――戦後文化運動研
究への招待』(共編著、影書房、二〇一六年)、『〈原爆〉を読む文化事典』(編著、青弓社、二〇一七年)などがある

上記内容は本書刊行時のものです。