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読売新聞 よみうり抄 大正篇
巻次:第1巻
- 出版社在庫情報
- 不明
- 初版年月日
- 2025年2月15日
- 書店発売日
- 2025年2月14日
- 登録日
- 2025年1月18日
- 最終更新日
- 2025年2月8日
紹介
「よみうり抄」とは読売新聞が、明治31年10月6日から毎日掲載をはじめた、芸術家(作家・画家・演劇家)や学者などあらゆる文化人の短信・消息・ゴシツプを取り上げた小欄の名称。本書は大正期の「よみうり抄」をすべて翻刻した第1巻目。
現在では、この小欄の集積が、今となっては客観的な記録・情報となり、文化人がいつどこに出かけ、誰に会い、何をしたかという膨大な情報群となっているが、従来、この欄を通覧することが難しかったものを、全5冊に翻刻。
明かな誤植を訂正した他、印刷・マイクロ化・デジタル化の都合で不読となった文字を可能な限り補記し「よみうり抄」の全文を活字化。
目次
明治45年1月から、大正3年12月まで(担当:宗像和重)
解説
大正期・読売新聞「よみうり抄」にみる文藝彙報欄(滝上裕子)
前書きなど
凡例
一、本巻は『読売新聞「よみうり抄」大正期』第一巻として、明治四十五・大正元年(一九一二)~大正三年(一九一四)の『読売新聞』に掲載された彙報欄「よみうり抄」を収録した。
一、全体の体裁は「よみうり抄」に従い、項目ごとに見出しと記事本文を掲げたが、一行の字詰めや活字の大小などをそのまま踏襲したものではない。明治四十五・大正元年の「よみうり抄」は、見出し項目を◎印で掲げているが、『読売新聞「よみうり抄」大正期』全体の体裁に揃えて▲印とした。また大正三年の「よみうり抄」には、見出し項目と本文が一続きになっているものがあるが、全体の体裁に揃えて一字あきとした。見出しの圏点や本文の振り仮名も原則として省略し、必要と思われるもののみ残した。
一、漢字の字体は、原則として新字体(常用漢字)を用いた。ただし、人名・地名・団体名・作品名などの固有名については、現在でも旧字体・異体字表記が一般的と思われる場合に限り、旧字体・異体字を残したものがある。
一、仮名遣い、送り仮名、反復記号などについては、表記の混用や清濁の有無も含めて原文通りとしたが、明らかな誤りと判断される場合には訂正した。また、句読点「。」「、」や中点「・」、括弧「 」『 』などの符号類についても、原則として原文通りとしたが、脱落や、行末で省略されていると判断したものについては、適宜補った。
一、「よみうり抄」には、彙報欄の常として、誤記・誤植の類が少なくない。このうち、人名・地名・団体名・作品名などの固有名について、明らかな誤りは訂正した。ただし、作品名・題名・書名等については、成立過程における表記の揺れや構想の変化を反映している可能性があるので、そのままにした場合がある。
一、原文に疑義がある場合には「ママ」を付してそのままとした箇所がある。また、判読が困難な箇所や脱字箇所については□としたが、前後の文脈から推測が可能なもの、あるいは他の資料などから確定できたものについては適宜補った。
一、「よみうり抄」が掲載されなかった日は、日付の下に「休載」と記し、新聞の休刊日には同じく「休刊」と記した。
一、本巻には、「よみうり抄」の名を冠していないが、紙面構成上「よみうり抄」に相当すると判断される無題の消息記事(大正二年二月六日付)や雑誌要目(大正三年十二月二十六日付)も収録した。ただし、その他の新刊案内、新刊紹介の類は対象としていない。
一、作成に当たっては、マイクロフィルム版「読売新聞」(読売新聞社、一九七四年)、及び「読売新聞」オンラインデータベース「ヨミダス」を参照し、大妻女子大学、九州大学、立教大学の学生や関係者をはじめとする多くの方々のご協力を得た。作業に従事していただいた方々、及び使用を許諾された読売新聞社に感謝申し上げます。
版元から一言
よみうり抄の具体的な記事は、Xに「#今日のよみうり抄」としてほぼ毎日ポストしていますので、それを見ていただくと有り難く存じます。
一つ一つの記事は、何の変哲も無い新聞の短信で、基本「誰が何をした」ですが、読む人によっては、ピンッ、と来て、情報が無限に繫がり沼る情報の集積です。
上記内容は本書刊行時のものです。